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2022年09月23日
日本人はどこから来たか
要約
アフリカで誕生した人間は、どのルートで日本に来たか。
道ルート 歩いてメソポタミア(イラク)→北インド→中国→朝鮮半島→日本
海ルート 船でインド→マレーシア→インドネシア→フィリピン→日本→千島列島→シベリア・アメリカ
日本人はアフリカと同じ古い遺伝子を持っている。中国人は新しい遺伝子しか持たない。
日本には古い遺跡が多く、中国寄りの日本海側ではなく、太平洋側から多く発掘されている。
以上の理由から、かつては道ルートだと考えられていたが、現在は海ルートが有力になりつつある。
本文
日本人はどこから、いつ頃来たか。起源は東アフリカのあたりですね。これはかなり学説が定説になっている。
問題なのはアフリカからユーラシア大陸に渡った時に、だいたいアラビアあたりから経由してた来たというふうに思われるんですが、大きく言って、陸を歩いて来たか、海を渡って来たか。従来は全部陸だと思ってたんです。なんで陸だとは何も考えないで、おそらく歩いてきたんだろうっていうのが最初の考えです。
そうしますと、シナイ半島のところに出ましてね。それから西のヨーロッパの方に行く人たちと、東に行く人たちがいて、東に行く人たちは、インドの北方ぐらいまで来て、そこから中国の方に、少し北を回って行くということが行われたというふうに言われていたんですが、これはね、ちょっと気候とか、それから人間が歩くということの困難さ、道はなくて猛獣とか色々いますんでね、そういう点では海の方がうまくいったかも知れないんですね。最近は遺伝子の研究が進んで、どうもアフリカからインドの南を通って、インドネシアあたりまで来て、そこから北に登ってきたんじゃないかという説も有力なんですね。
それで、中国より日本の方に早く来たんじゃないか。実はこんなこと言うと怒られちゃうんですよ。何故怒る人がいるかと言うと、頑強な先入観のある人がいるんですね。日本より中国の方が早いはずであると言う。まったく根拠ないんですけど、そういう概念を持っている人がいるんですね。日本には、とにかく中国から来たに決まってるんだということを言うんですね。なんでですかって聞いても、いやそれはもう決まってるじゃないかって、こういう風に言われましてね。
僕は科学が好きで探究心が旺盛でですね、別段先入観をあまり重要視しないんで。
今の遺伝子の研究から言うと、まず海岸線を来たみたいですね。アフリカから出てインドの南に一部上陸して、スリランカですね。その頃は海の状態が今と違うんで、今のシンガポールのところは海峡じゃなくて陸だったと思うんですが、そこに1回上陸して、それからさらに太平洋があまり広いんで、陸地沿いに上に上がりましてね。フィリピンから、台湾、日本と来て、そのまままっすぐ千島列島の方まで行った。あんまり寒いんで、西の方に引き返したのが中国の方に行ったと。それからこんな寒いのぐらい平気だって言うんで行ったのが、アメリカに入ったという、そんな風なのが今の感じとしては正しいんじゃないかと思うんですね。先入観があると、中国が先と思っていると、それはもう冗談じゃないよって言うんでしょうけど、やっぱり海のほうがはるかに移動しやすいんですよね。
遺跡の関係でも、日本はいわゆる石器時代の遺跡の数だけ言うとですね、日本が一番今多いんじゃないかと思うんですね。だいたい17,000箇所ぐらいで遺跡が見つかってるんですよ。どうして日本だけ石器時代の遺跡が多いのか。日本は研究が進んでるからっていう答えもあるんで、何とも言えないんですけども。秋田県から群馬、埼玉、東京あたりですね。静岡それから広島、島根あたりですね。それから沖縄まで、3万5千年前くらいの石器時代の遺跡が山ほどあるんです。総計で17,000とか見つかっている。ものすごい数が多い。それでこのくらい多いという事になるとですね、我々が勉強で習った中国の歴史なんかより飛び離れて古いんですよ。でこれは中国を渡ってきたということに反論するわけじゃなくて、私はもう全然プレーンで、先入観とか損得とかないんでまったく学問的に考えればですね、中国まで来たのがだいたい古くても4万年くらいなんですよ。ですから日本にですね、同じ年代の遺跡がこれほど1万何全個も見つかるってことはですね、どうも日本のほうが早いかなと思うんです。しかも太平洋側と日本海側の遺跡の数を見ますとね、太平洋側とか瀬戸内海のところがものすごく多い。関東平野で山ほど見つかってましてね。それから静岡県だとか今の三重県ですね。それから瀬戸内海ですと、大阪とか岡山あたり山ほど遺跡が見つかっているんですね。私は思うにはですね、大陸の方から来たなら、北九州とかそれから山陰とかですね、それから新潟とか富山あたりに遺跡が多いはずなのに、全然違うんですよ。
中国から来たって堅く信じてる人とか、中国から来たという理屈にしないと、文部省からお金が出ないというのがあってですね、だいたいそういう文献が多いんですけれども、どうもフラットに見るとそういう感じがしますね。
例えば昔は骨なんかでやってたわけですね。人骨で。今は遺伝子がどんどんどんどん解析されていますので、それから見ると海を渡って日本が先だと。だからどこから日本に人が来たのっていう問いかけ自身が間違ってて、どうも日本はかなり早いと。マレーシア、インドの南部、マレーシアあたり、インドネシアですね。次日本と、そういう順序で来たっていう風に思うんですね。今まで民族学とかいろんな先生の話を、僕は好きなんで色々聞くとですね、必ず先入観があって、とにかくメソポタミア、それからインド北部、中国、日本というですね、もう決まりきった何かあったんですね。
道がないじゃないかとか、寒いじゃないか、とちょっと昔からそういう疑問があったんですけど、そういう点では現在言われているような海ルートの方がちょっと可能性が高いかなぁと思いますね。インド洋を船で渡るというのはそれほど難しくはないんですよ。それからインドネシアまで到達したら、フィリピン、台湾とあって、島伝いに日本にくるっていうのは、それは大陸を歩いてくるよりかなり楽だろうと思いますね。それで遺伝子的には、日本人の遺伝子と朝鮮、中国人の遺伝子と全然違うんです。ですからね、たぶん日本に来た人たちはむしろ北の方にさらに行って、シベリアに行ったりですね、アメリカの方に行ったりして、それから全然別系統で中国に入ってきたかですね。それとも日本人とあのチベットとちょっと似たところがあるので、そういう点で、チベットから中国を経て日本に来たんだけども中国に住んだ人は全部皆殺しされたという解釈もできます。中国っていうのはほとんど皆殺しが多いんですよね。
日本人は非常に古い遺伝子を持ってるんです。アフリカから出てきたばかりの遺伝子を持ってる。中国人はまったくもってません。新しい遺伝子なんですね。ですから遺伝子が全然違うんですよ。そういう点からいうとですね、やはりあの日本人は全然別と。この日本人が全然別のルートでインドネシアあたりを通って日本に来たというとものすごく理屈に合う研究結果がいっぱいあるんですね。ですから多分私はですね、今のところですよ、日本人は中国とか大陸から来たんではないと。全く独自の民族だと。独自の民族だがゆえに、日本人だけ独立の宗教とか、独立の全然違う考え方を持ってて奴隷なんかできなかったとか、階級制ができなかったとか、こういう後の日本の社会構造っていうのは、日本人がアフリカ、インドの南部インドネシア、フィリピンと通ってきたから全く別なんだというふうに今は考えています。
学問っていうのは、時代によってどんどん変わるんですよ。変わるにしても、現在の学問を先入観なく考えるっていうのが重要で、学問は政治とか思想とは違いますので、そこも考えなきゃいけないと思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
【武田邦彦のブログ】2022年7月18日 シリーズ「日本」日本のルーツA
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2022年09月22日
地学×歴史で日本を見てみる
学校で日本列島の成り立ちを習う。地学の先生、理科の先生が、大陸から日本が少しずつ少しずつ移動してきたとか、プレートのマグマの動きと、日本列島の動きはどうだとか、それからフォッサマグナとか。日本の南の方、九州南部、四国南部、紀伊半島みたいのはちょっと地層が違う。で、北九州、中国地方。それから北陸、山陰の方っていうのは、かなり違うという説明を受ける。
そういうのを習って眠くなってくると、何か僕らの人生に関係があるのか。岩石なんか一所懸命調べたって、何もおもしろくないというような印象がありますよね。それからしばらく経って、実世界に出ていろいろ旅行なんか行きます。伊勢神宮とか、諏訪大社とか、鹿島神宮なんて行きまして。そうすると日本史の常識として、伊勢神宮は奈良に近いし、天照大神が祭られている神社ですから、それは古いだろうなぁと思うわけです。少し飛び離れて、長野県の山奥の諏訪大社。ものすごくでかいお寺さん。荘厳な感じ。あそこは諏訪湖が凍りますと、御神渡り(おみわたり)とか色んなのがあって、随分歴史が古いみたいだけど、こんな長野県の山奥に、なんでこんなのがあるのかな、いつの時代からあったんだろうなと思いますよね。
そのうち石油化学コンビナートとかの仕事の関係で茨城県の九十九里の北の方に行くと、鹿島神宮っていうのがある。またこれがでかくて。その近くに香取神宮っていうのがあってこれもでかい。
日本史なんか習うと、大体九州に日本人の文化ができたとか。それから神武統制なんかがあって、瀬戸内海近辺から紀伊半島に入って、大阪から奈良とか伊勢とかそこらへんに大きな神社があったり古い話があったりするのは納得できるけど、茨城県の海岸淵に、なんでこんなでかい古いやつがあるんだろうかと、頭の中が混乱してきます。
飛鳥時代とか古墳時代とか言うと、ほとんどが京都まで行かない。摂津とか、大阪の海沿いとか、奈良の中とか。神武天皇っていうと瀬戸内海と、せいぜい紀伊半島。神武天皇が出港されたのは、宮崎県の海岸の美々津。そういう話ばかり聞くのに、なんでこんな飛び離れた山の中とか海のそばに、諏訪大社とか鹿島神宮なんて、でっかいものがあるのかなと思いますでしょ?
(画像をクリックすると拡大します)
ところがこの地図をよく見てもらいますと、この地図の九州からずっとこう行ってるこの赤い線、これは日本の大きな断層なんです。断層って、現場に行ってみると面白い。なんか変な谷みたいのがドカーンと出て来て、向こうの山は砂、こっちの山は、岩石だったりする。この赤い道路は、ややどっちかというと、大陸の方から離れて、こっちからこう来たと。これは砂の堆積岩みたいのがあるんですね。ここが日本列島の谷間だったり、つなぎ目だったりしてる。
で、その断層っていうのは、地下深ーくから、なんか地層がむきだしたりしているところもあるんです。中央構造線っていう地質学の名前が付いている。日本列島が横にも縦に割れてるんです。それは日本列島だけじゃなくて、どの大陸でも、どっかに割れ目があったり、つなぎ目があったりするんですけどね。日本列島の場合には、移動してきたこともあるし、砂地が隆起して、プレートが沈み込んだために、隆起したりしてるってとこもあるので、こういう構造をしてる訳です。
青い薄黄緑のところが砂地です、どっちかというと。ピンクのところが、流れて来たまあまあ古い岩石です。それから断層帯みたいなところもある。それでまた北半分は、ちょっと構造が違う。
それで、見ると変なことに気がつく訳です。大雑把に言うと、神武天皇は、話によると宮崎県の九州の東から船出をして、瀬戸内海か四国の北の方か、それとも中国地方の岡山とかそこらへんにお寄りになりながら、近畿地方に到達して、大阪辺りで一戦を交えて負けちゃうので、ぐるっと紀伊半島を回って、もう1回奈良に上陸して来るというお話がありますよね。神武東征の話。それで奈良に都を定めて、それからもうちょっと東に行ってみようかと思って東に行ったら、伊勢湾が出て太平洋があった。これは海だと思ったら、そこがどうも神聖な土地らしいと言うんで、伊勢神宮を作る。それから海を渡って愛知県の方に行くと、ここに熱田神宮っていうのがありまして、これは日本武尊の根拠地みたいなところなんです。まぁだいたいそこらへんの枠の中ですね。それからずうっと行きまして、なぜか山の方に入っていく。なぜ昔の人が山の方に入って行ったか考えますと、この赤い線上なんですよ。つまり大和に来て、伊勢神宮に来て、熱田神宮に来るまでは、だいたい分かるんですけど、それからこういう風に、山の中に入って来るんですね。それで諏訪湖に至る訳ですよ。それで、諏訪大社なんか作る訳ですよ。それから不思議なことに、そのまま真っすぐ行かずに、今度は曲がって、茨城県の鹿島の海岸に出る。で、鹿島神宮を作る。
そうすると、自分の頭の中では何だろうなおかしいと。諏訪大社に行くと、おかしいな、こんな山の中に古い神社があって、伊勢神宮みたいな神社だなぁと。それから鹿島神宮って言ったら、こんな所、なんか野蛮人しかいなくて、鹿島の人には失礼しますよ、それはまあ古い時代ですから。今から約2000年から2500年、下手したら3000年くらい前だったでしょう。そうするとこの線の、日本人はねぇ、これで頭の中が洗脳されてますから、西の方から人が来たと思ってますからね。九州から来て瀬戸内海を通って、近畿地方を通って山の中に入って諏訪に達して、ちょっと道を間違って鹿島まで行ったのかと。
後からよく調べてくると、これは中央構造線の上だ。なんか取れたのか。岩石と岩石がぶつかったり、地殻と地殻がぶつかるところは、色んな金属が出る。典型的には水銀です。日本は非常に水銀と親しいんです。もともと土地柄が火山と、岩石移動みたいのがありますので、どうしても地殻に割れ目が入って、そこから金、銀、銅、鉛、ヒ素、水銀、こういうものが出る。だいたい銅族元素、10円玉の銅です。山陰の方には石見(いわみ)銅山とか、金山とか(注:石見銀山?)、この辺で取れる。
神武天皇、東征奈良の都、伊勢神宮、熱田神宮、諏訪大社、鹿島神宮ってなるほどそうか。昔の日本人って、この断層を沿って生きてたんだなそう思うと、興味が湧きます。男女のコツなんか興味ある人は、こういった沿線上の男女の話なんていうのもいっぱいありますから、まあそういうのに興味を持ってもいいでしょう。
それから宗教に興味ある人は、宗教っていうのは、こういうところで、宗教的な考えが生まれるんだなあと思ってもいいし、僕なんかものの因果関係なんかが好きですからね。
なるほど昔の人は金属が必要だったんだなあ。水銀なんかないと、金箔が塗れませんからね。
金アマルガムっていうので、ハケで仏像の上かなんか塗って、松明で乾かすと金だけが残って、金箔が残る。昔は金を叩いて伸ばすっていうことは、あまりうまく出来なかったもんですから。特に水銀が取れるところでは、金アマルガムを塗って金箔を貼るという技術がありました。
こうなってんだなあ。あそうか、諏訪大社とか鹿島神宮っていうのはやっぱり古い歴史があるんだなあと思いますとね、次に、はたして日本って九州半島の方から来たのかなと、中国の方から来たっていうけども違うかもしれないな、もしかした逆で、鹿島神宮が最初で、それから諏訪大社に行って、ずーっと近畿の方に移動して来たんじゃないかとかいう話に、ついついなる。それで西から来たのは本当かなと思って、最近研究されているDNAをベースとした民族の関係というと、もう全然中国人と日本人と違うじゃないですか。あれっ、こんな風にはならないなと思う。
言語はもっとそう。中国から漢字が移って来たっていう。漢字が来れば当然言語にも影響するだろう。例えばいろんなものに共通点があるとか、発音が共通点があるとか。まあ文法は全然違っても、なんかそういうのがあるかというと、ない。日本語と中国語って本当に一番離れているって言ってもいいんです。どうしてそうなっちゃったんだとそういう疑問が湧いて、それからだんだん夢が膨らんで、ネットを見るのも楽しくなる。日本列島の構造つまり、地学の問題と歴史の問題と、日本の分布がどこに来たかっていうこととは、密接に関係あるって事ですね。
日本だけなんですね、先進国で文科系、理科系って分けてるのが。そろそろもう分けないで、文科系、理科系が一緒に勉強するようになると、こういった問題もかなりクリアーに、判明してくるんじゃないかという風に思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
地学×歴史を掛け合わせて日本を見てみよう【武田邦彦の科学教室P】 から編集
2022年9月15日
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女性のお肌のトラブルや悩みを解消するには、角質ケアと、肌のターンオーバーを正常な状態へ導くこと。
すべてはこの2つが基本。
それは医療においてもホームケアにおいても同じこと。
お肌は手間暇かけて育てていくと、必ず結果がついてきます。
鏡を見るのが愉しみになるお肌のために。
皮膚科医監修、1分でできるお肌の診断サイト https://jullants.jp/lp/trial/
美容のヒントが詰まったコラム https://jullants.jp/info/column/
そういうのを習って眠くなってくると、何か僕らの人生に関係があるのか。岩石なんか一所懸命調べたって、何もおもしろくないというような印象がありますよね。それからしばらく経って、実世界に出ていろいろ旅行なんか行きます。伊勢神宮とか、諏訪大社とか、鹿島神宮なんて行きまして。そうすると日本史の常識として、伊勢神宮は奈良に近いし、天照大神が祭られている神社ですから、それは古いだろうなぁと思うわけです。少し飛び離れて、長野県の山奥の諏訪大社。ものすごくでかいお寺さん。荘厳な感じ。あそこは諏訪湖が凍りますと、御神渡り(おみわたり)とか色んなのがあって、随分歴史が古いみたいだけど、こんな長野県の山奥に、なんでこんなのがあるのかな、いつの時代からあったんだろうなと思いますよね。
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日本史なんか習うと、大体九州に日本人の文化ができたとか。それから神武統制なんかがあって、瀬戸内海近辺から紀伊半島に入って、大阪から奈良とか伊勢とかそこらへんに大きな神社があったり古い話があったりするのは納得できるけど、茨城県の海岸淵に、なんでこんなでかい古いやつがあるんだろうかと、頭の中が混乱してきます。
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で、その断層っていうのは、地下深ーくから、なんか地層がむきだしたりしているところもあるんです。中央構造線っていう地質学の名前が付いている。日本列島が横にも縦に割れてるんです。それは日本列島だけじゃなくて、どの大陸でも、どっかに割れ目があったり、つなぎ目があったりするんですけどね。日本列島の場合には、移動してきたこともあるし、砂地が隆起して、プレートが沈み込んだために、隆起したりしてるってとこもあるので、こういう構造をしてる訳です。
青い薄黄緑のところが砂地です、どっちかというと。ピンクのところが、流れて来たまあまあ古い岩石です。それから断層帯みたいなところもある。それでまた北半分は、ちょっと構造が違う。
それで、見ると変なことに気がつく訳です。大雑把に言うと、神武天皇は、話によると宮崎県の九州の東から船出をして、瀬戸内海か四国の北の方か、それとも中国地方の岡山とかそこらへんにお寄りになりながら、近畿地方に到達して、大阪辺りで一戦を交えて負けちゃうので、ぐるっと紀伊半島を回って、もう1回奈良に上陸して来るというお話がありますよね。神武東征の話。それで奈良に都を定めて、それからもうちょっと東に行ってみようかと思って東に行ったら、伊勢湾が出て太平洋があった。これは海だと思ったら、そこがどうも神聖な土地らしいと言うんで、伊勢神宮を作る。それから海を渡って愛知県の方に行くと、ここに熱田神宮っていうのがありまして、これは日本武尊の根拠地みたいなところなんです。まぁだいたいそこらへんの枠の中ですね。それからずうっと行きまして、なぜか山の方に入っていく。なぜ昔の人が山の方に入って行ったか考えますと、この赤い線上なんですよ。つまり大和に来て、伊勢神宮に来て、熱田神宮に来るまでは、だいたい分かるんですけど、それからこういう風に、山の中に入って来るんですね。それで諏訪湖に至る訳ですよ。それで、諏訪大社なんか作る訳ですよ。それから不思議なことに、そのまま真っすぐ行かずに、今度は曲がって、茨城県の鹿島の海岸に出る。で、鹿島神宮を作る。
そうすると、自分の頭の中では何だろうなおかしいと。諏訪大社に行くと、おかしいな、こんな山の中に古い神社があって、伊勢神宮みたいな神社だなぁと。それから鹿島神宮って言ったら、こんな所、なんか野蛮人しかいなくて、鹿島の人には失礼しますよ、それはまあ古い時代ですから。今から約2000年から2500年、下手したら3000年くらい前だったでしょう。そうするとこの線の、日本人はねぇ、これで頭の中が洗脳されてますから、西の方から人が来たと思ってますからね。九州から来て瀬戸内海を通って、近畿地方を通って山の中に入って諏訪に達して、ちょっと道を間違って鹿島まで行ったのかと。
後からよく調べてくると、これは中央構造線の上だ。なんか取れたのか。岩石と岩石がぶつかったり、地殻と地殻がぶつかるところは、色んな金属が出る。典型的には水銀です。日本は非常に水銀と親しいんです。もともと土地柄が火山と、岩石移動みたいのがありますので、どうしても地殻に割れ目が入って、そこから金、銀、銅、鉛、ヒ素、水銀、こういうものが出る。だいたい銅族元素、10円玉の銅です。山陰の方には石見(いわみ)銅山とか、金山とか(注:石見銀山?)、この辺で取れる。
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それから宗教に興味ある人は、宗教っていうのは、こういうところで、宗教的な考えが生まれるんだなあと思ってもいいし、僕なんかものの因果関係なんかが好きですからね。
なるほど昔の人は金属が必要だったんだなあ。水銀なんかないと、金箔が塗れませんからね。
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こうなってんだなあ。あそうか、諏訪大社とか鹿島神宮っていうのはやっぱり古い歴史があるんだなあと思いますとね、次に、はたして日本って九州半島の方から来たのかなと、中国の方から来たっていうけども違うかもしれないな、もしかした逆で、鹿島神宮が最初で、それから諏訪大社に行って、ずーっと近畿の方に移動して来たんじゃないかとかいう話に、ついついなる。それで西から来たのは本当かなと思って、最近研究されているDNAをベースとした民族の関係というと、もう全然中国人と日本人と違うじゃないですか。あれっ、こんな風にはならないなと思う。
言語はもっとそう。中国から漢字が移って来たっていう。漢字が来れば当然言語にも影響するだろう。例えばいろんなものに共通点があるとか、発音が共通点があるとか。まあ文法は全然違っても、なんかそういうのがあるかというと、ない。日本語と中国語って本当に一番離れているって言ってもいいんです。どうしてそうなっちゃったんだとそういう疑問が湧いて、それからだんだん夢が膨らんで、ネットを見るのも楽しくなる。日本列島の構造つまり、地学の問題と歴史の問題と、日本の分布がどこに来たかっていうこととは、密接に関係あるって事ですね。
日本だけなんですね、先進国で文科系、理科系って分けてるのが。そろそろもう分けないで、文科系、理科系が一緒に勉強するようになると、こういった問題もかなりクリアーに、判明してくるんじゃないかという風に思います。
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2022年09月20日
文化人の罪
最近いろんな人と話してたら、本当に日本の文化人っていうか、知識のある人っていうのは、こんなに悪いのかと思うことが多い。人々を恐怖に陥れる。
例えば一番典型的なのは、環境問題。1972年に、石油がもう30年でなくなるってみんな大慌てで、トイレットペーパーを買いあさるというようなことまで起こった。それが間違っていたという事が、もうはっきりしてるにも関わらず、文化人もあまり訂正せず。放送局も訂正せず。
放送とか新聞というのは、だいたい文化人とか知識のある人たちがやってる。
専門家というか文化人が、地球温暖化と言ってる。地球が温暖化するには、炭素がいっぱいなければダメなわけだが、石油、化石燃料があと30年とか40年とかでなくなるというのであれば、値段も高くなるし使用量も減って使われなくなるから、地球が温暖化するためのCO2、温暖化ガスが増えるはずがない。
それは割合簡単なことだが、こんな簡単なトリックも見破れない。それで牛のゲップがどうのこうのってごまかしている。量をちょっと計算したら、もう話にならないってことはすぐ分かるのに、そういうことを言い続ける。
砂漠化だとか、酸性雨による森林の破壊だとか、ダイオキシンが猛毒だとか、それから男性が女性化してるとか、環境ホルモンとか、今はもう、それはうそだと分かっているけど、それを否定しない。
リサイクルは文化人というか知識のある人がポンコツだったっていうだけ。エントロピー計算ができない文化人が多いから、自分が知識がないっていうのを言うのは恥ずかしいので、そのまましているということ。それでみなさんまだリサイクルなんかしてたり、分別なんかしてたりしてる。かわいそうというかひどいっていうか。
そうすると日本人の意識の中に、暗いイメージがものすごくある。大気が汚れるとか、水道が悪くなるとか。それからゴミがたまるとか。この頃プラスチックごみなんつって、それで環境大臣が国民の環境意識を向上させるためなんて、レジ袋有料化する。本人は3億円以上の財産を持ってですね、到底環境に対する概念ができていると思えないけど。そういうこと事があってもう本当に真っ暗。
主婦とかそういう人たちは、生活は忙しいし、なんか恐怖が訪れるんじゃないか、地震が来るんじゃないか。地震なんか予知できない。予知じゃなくて、自分の家の中は地震が来ても大丈夫なように、ちゃんとしておくということを指導すれば、それで全部終わり。
気楽な生活ができるにもかかわらず、それをできないできないって言って怯えさせる。なんでかって言ったら、税金を使える先が出来るので、自分たちがその税金で儲けることができるっていうのが、今の知識人。知識があるので知識を悪く使って、日本人の気持ちを暗くして活力をなくしている。
最近ひどいことがあって、私が愛知県知事のリコールの発起人になったら、私の大学に、多分、愛知県の県庁じゃないけど、そういった方向の人じゃないかと思う、武田を辞めさせろと。知事のリコールをやるような人間を、教授にしておくなっていう電話があった。
リコールというのは国民の権利。大学教授であれ、なんであれ、リコールはできる。それでリコールしたからペナルティーが来るって、どうにもならない。
それと同じように私、参政党っていうところで今度立候補予定です。立候補予定の時に、私の職業の多くが奪われる。これも、考えられません。被選挙権ですから。これも日本国民の基本的な権利。そういう権利、日本国民の基本的な原理を阻害するような行為は、憲法違反です。
今度のコロナの問題もそうなんですが、どうもいろいろ皆さんと話してをしていると、県庁とか、官僚とかそういう人達がやってるらしい、裏で。だから、僕は今、講演とかそういうのしかやってませんが、実質上、減ってると思います。
そういう国民の権利を発揮させないように締め上げるという、「江戸の敵は長崎」みたいなことをやるのが平気になってきた。それが知識人。だからこれは、やっぱり現在の日本の教育が悪い。僕は東大を潰せってのはそれなんです。学問を教えるその学問の一番のもとは、立派な人っていうこと。ですから、やってはいけないことをするような人が学問を学ぶと酷い事になる。
学問を学ぶと、皆に間違ったことを教えたり、自分だけズルをしたり、色んなことができるようになる。国立大学なんかで税金を使って勉強して、さらにその自分の学力を使って大学出てから悪さをするっていうんじゃ、どうにもならない。名古屋大学の教授の時に、名古屋大学の総経費を、学生の一時間あたりの授業に直しましたら、学生が払うのが3万円、税金で払うのが13万円、合計16万円かかってる。だから国立大学の学生を教育するのは大変なんです。直接的な教育でなくても、先生方の研究費とかそういうのがあるからこそ、先生方のレベルが高くて、その先生に習うのがいいわけです。そのいい教育を受けた国立大学の学生が、その知恵を使って悪さをするっていうんじゃあ、どうにもなりません。
テレビや報道はもちろん、事実を伝えない。過去にサダム・フセイン・イラク大統領が絞首刑になった。あの頃、欧米の資本で成立せた石油の巨大資本に対して敢然と、アラブの国が自国から出る石油のお金は自分の国が受け取ろうという運動をした、一番の中心がフセイン大統領だったから。大量破壊兵器を作ってるって言っていたが、うそだった。しかし、それに対し日本人のほとんどがサダム・フセインが悪いと思ったのは、テレビ、新聞だけでなく、あらゆる知識人が自分に得になるようにやったから。
今のウクライナも本当にそういう色が強い。環境問題で暗くし、税金を取り、国民の給料が上がらずという、この状態が長く続くというのは、現在の日本の知識人が、本当にタチが悪くなったと最近つくづく感じます。今度のコロナの流行についても、非常にひどい話がある。お子さんを持っている人が心配している。持続性のなんとかSDG'sとか。SDG'sといい、男女同権といい、結局それは女性が苦しむことになってる。ちょっと信じられないですけど。この話だけ聞いた人は、どういうことが行われているのか信じられないと思う。
それほど日本はひどくなったと言えます。
『武田邦彦 ヒバリクラブ』からの要約
【武田邦彦のブログ】2022年3月20日【炉端の話】文化人の罪
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例えば一番典型的なのは、環境問題。1972年に、石油がもう30年でなくなるってみんな大慌てで、トイレットペーパーを買いあさるというようなことまで起こった。それが間違っていたという事が、もうはっきりしてるにも関わらず、文化人もあまり訂正せず。放送局も訂正せず。
放送とか新聞というのは、だいたい文化人とか知識のある人たちがやってる。
専門家というか文化人が、地球温暖化と言ってる。地球が温暖化するには、炭素がいっぱいなければダメなわけだが、石油、化石燃料があと30年とか40年とかでなくなるというのであれば、値段も高くなるし使用量も減って使われなくなるから、地球が温暖化するためのCO2、温暖化ガスが増えるはずがない。
それは割合簡単なことだが、こんな簡単なトリックも見破れない。それで牛のゲップがどうのこうのってごまかしている。量をちょっと計算したら、もう話にならないってことはすぐ分かるのに、そういうことを言い続ける。
砂漠化だとか、酸性雨による森林の破壊だとか、ダイオキシンが猛毒だとか、それから男性が女性化してるとか、環境ホルモンとか、今はもう、それはうそだと分かっているけど、それを否定しない。
リサイクルは文化人というか知識のある人がポンコツだったっていうだけ。エントロピー計算ができない文化人が多いから、自分が知識がないっていうのを言うのは恥ずかしいので、そのまましているということ。それでみなさんまだリサイクルなんかしてたり、分別なんかしてたりしてる。かわいそうというかひどいっていうか。
そうすると日本人の意識の中に、暗いイメージがものすごくある。大気が汚れるとか、水道が悪くなるとか。それからゴミがたまるとか。この頃プラスチックごみなんつって、それで環境大臣が国民の環境意識を向上させるためなんて、レジ袋有料化する。本人は3億円以上の財産を持ってですね、到底環境に対する概念ができていると思えないけど。そういうこと事があってもう本当に真っ暗。
主婦とかそういう人たちは、生活は忙しいし、なんか恐怖が訪れるんじゃないか、地震が来るんじゃないか。地震なんか予知できない。予知じゃなくて、自分の家の中は地震が来ても大丈夫なように、ちゃんとしておくということを指導すれば、それで全部終わり。
気楽な生活ができるにもかかわらず、それをできないできないって言って怯えさせる。なんでかって言ったら、税金を使える先が出来るので、自分たちがその税金で儲けることができるっていうのが、今の知識人。知識があるので知識を悪く使って、日本人の気持ちを暗くして活力をなくしている。
最近ひどいことがあって、私が愛知県知事のリコールの発起人になったら、私の大学に、多分、愛知県の県庁じゃないけど、そういった方向の人じゃないかと思う、武田を辞めさせろと。知事のリコールをやるような人間を、教授にしておくなっていう電話があった。
リコールというのは国民の権利。大学教授であれ、なんであれ、リコールはできる。それでリコールしたからペナルティーが来るって、どうにもならない。
それと同じように私、参政党っていうところで今度立候補予定です。立候補予定の時に、私の職業の多くが奪われる。これも、考えられません。被選挙権ですから。これも日本国民の基本的な権利。そういう権利、日本国民の基本的な原理を阻害するような行為は、憲法違反です。
今度のコロナの問題もそうなんですが、どうもいろいろ皆さんと話してをしていると、県庁とか、官僚とかそういう人達がやってるらしい、裏で。だから、僕は今、講演とかそういうのしかやってませんが、実質上、減ってると思います。
そういう国民の権利を発揮させないように締め上げるという、「江戸の敵は長崎」みたいなことをやるのが平気になってきた。それが知識人。だからこれは、やっぱり現在の日本の教育が悪い。僕は東大を潰せってのはそれなんです。学問を教えるその学問の一番のもとは、立派な人っていうこと。ですから、やってはいけないことをするような人が学問を学ぶと酷い事になる。
学問を学ぶと、皆に間違ったことを教えたり、自分だけズルをしたり、色んなことができるようになる。国立大学なんかで税金を使って勉強して、さらにその自分の学力を使って大学出てから悪さをするっていうんじゃ、どうにもならない。名古屋大学の教授の時に、名古屋大学の総経費を、学生の一時間あたりの授業に直しましたら、学生が払うのが3万円、税金で払うのが13万円、合計16万円かかってる。だから国立大学の学生を教育するのは大変なんです。直接的な教育でなくても、先生方の研究費とかそういうのがあるからこそ、先生方のレベルが高くて、その先生に習うのがいいわけです。そのいい教育を受けた国立大学の学生が、その知恵を使って悪さをするっていうんじゃあ、どうにもなりません。
テレビや報道はもちろん、事実を伝えない。過去にサダム・フセイン・イラク大統領が絞首刑になった。あの頃、欧米の資本で成立せた石油の巨大資本に対して敢然と、アラブの国が自国から出る石油のお金は自分の国が受け取ろうという運動をした、一番の中心がフセイン大統領だったから。大量破壊兵器を作ってるって言っていたが、うそだった。しかし、それに対し日本人のほとんどがサダム・フセインが悪いと思ったのは、テレビ、新聞だけでなく、あらゆる知識人が自分に得になるようにやったから。
今のウクライナも本当にそういう色が強い。環境問題で暗くし、税金を取り、国民の給料が上がらずという、この状態が長く続くというのは、現在の日本の知識人が、本当にタチが悪くなったと最近つくづく感じます。今度のコロナの流行についても、非常にひどい話がある。お子さんを持っている人が心配している。持続性のなんとかSDG'sとか。SDG'sといい、男女同権といい、結局それは女性が苦しむことになってる。ちょっと信じられないですけど。この話だけ聞いた人は、どういうことが行われているのか信じられないと思う。
それほど日本はひどくなったと言えます。
『武田邦彦 ヒバリクラブ』からの要約
【武田邦彦のブログ】2022年3月20日【炉端の話】文化人の罪
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2022年09月19日
イギリスの植民地支配の象徴を倒したのは日本
アジア独立の戦争、その始まりは、16世紀の初めからアジアがヨーロッパの侵略を受けたわけですから、アジア独立の時代をいつからにするかっていうのはちょっとあるんですが、一応日本を中心に考えますと、まあだいたい江戸時代の終わりからです。下関の四国戦争と薩英戦争、薩摩とイギリス東洋艦隊との戦い。これぐらいが最初ですので、およそ1860年あたりを起点にしますと、日本が戦争が終わったのが1945年、日本が独立したのが1950年、それからアジア諸国が独立したのがほぼバンドン会議の行われた1955年、それからアフリカ諸国がほぼ独立したのが、それから10年後の1965年ですから、まあだいたい約100年間、1865年から1965年と言えば、確実にこの100年間は、日本を中心として、アジア、アフリカの諸国がヨーロッパの諸国からの占領を取り返す、独立を取り返すという時代だったというわけです。今日は、この中の非常に象徴的な2つの事件です。
これは1941年に起きた、日本軍による、イギリスの香港要塞の陥落、それからその後に続いたイギリスのシンガポール要塞の陥落。この2つほど、歴史的に大きな事件はなかった、当時。その証拠は、イギリスのその時の首相のチャーチルが、とにかく香港要塞の陥落も大変だったんですけど、シンガポール要塞が陥落した時は、もうこれで大英帝国、つまりイギリスが、世界に膨大な植民地を持つという時代の終わりになったと、いう風に言ってるわけですから。よく日本では、この前の戦争のことを足蹴に言ったり、負けた負けたと。一番いけないのは、日本は悪い戦争をしたと、そういう風に思ってる人も多い。
この前沖縄行きましたら、沖縄の戦いというのは、日本軍が沖縄の人たちに悪いことしたっていう風に思っておられる人が、特に年配者に多かったですね。私びっくりしましたね、それは。あまりにもこう、事実というものが伝わっていないという感じがいたしました。沖縄の知事選なんかを見ますとね、ちょっと私たちには理解ができないこと多いんですが、それは沖縄の人とじっくり話すとよく分かります。これだけ嘘をつかれれば、やっぱり人間は違うという風に思いますね。
僕も少し反省して、自分一方的な考えで物事を言ってはいけないと思いまして。NHKの戦争番組、それを見てみますと、NHKの戦争番組っていうのは、もう一貫して白人崇拝なんです。イギリス人やアメリカ人は何をやっても正しい、日本人は何をやっても間違ってるって、この基本の考え方がありまして。例えばこの前の大東亜戦争が起こった原因も、イギリスがなぜ香港を占領してるのか、なぜイギリスがシンガポールを占領してるのか、なぜアメリカがフィリピンを占領してて、日本に対して地球の裏側なのに、日本の石油を禁輸したり、圧力をかけてきたかということについては全く述べてないで、逆に、例えば日本が中国に満州国とか作ったので、それに対してアメリカとイギリスは正義感を持って、日本が他の国に占領するとは何事かということを前提に、アメリカとイギリスが義憤に駆られて、日本に戦争を仕掛けたというようなことが書いてある。
NHKの人はアホか。それともイギリス、アメリカの手先か、それとも何か、NHKは、日本国民とか日本を守るんじゃなくて、NHKを守るためにそう言ってるのか。まあどっちかかなと思って、随分我慢してNHKの番組を見ましたけど、もう耐えられなかったですよ、正直言って。何だこの人たちはと。アメリカがフィリピンを占領して植民地にしているのに。日本の満州統治ってのはもう全然、それよりか良心的ですからね。それね口を極めて悪く表現してるんですよ。イギリスがインド、ビルマ、マレーシア、インドネシア、その当時、オランダ領東インドって言ったんですけど、それを占領して悪徳非道をやってるのに、全く触れてない。地球の裏側だってことも言ってない。日本はロシアとの関係があって、日露戦争の流れで、まあ別に言い訳はしませんよ。だけど普通に考える、日本が隣の国で、当時満州ってなかったですから。清というのは満州とは違いますからね、中国の国ですから。満州から出てった国っていうことは言えますけどね。満州は実際上、満州鉄道も含めてロシアのものだったわけですから。ロシアの代わりに満州を統治したということに過ぎないわけですが。ことの次第を、全然世界的に見ないってことですね。
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で、今日の主題の香港要塞の陥落です。イギリスの香港要塞の陥落、これは1941年の12月8日に開戦をしまして、ただちに日本軍はイギリスの香港要塞を攻めるんですね。イギリス軍も、イギリス軍が植民地に持ってる、外国に持ってる要塞で、陥落したことないわけですから、もし陥落すると香港要塞が最初になりますから、もうかなり必死で防衛したんですよ。日本軍も相当の犠牲者を出して、これで12月25日、クリスマス、陥落をした。これがもう大英帝国としては、海外にある要塞が初めて落ちたわけですから、もう大変なショックだったわけです。
それでその次に、今度はマレー半島です。これは開戦直後に、マレー沖海戦で、プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを日本の主に海軍の陸攻隊が、雷撃と水平爆撃で、戦闘機だけで戦艦と重巡を沈没させるという、その海戦、歴史に残るようなことで、これはすごいわけです(注:航行中の戦艦を航空機だけで撃沈した、世界初の事例)。当時水平爆撃が主体だったのが、日本は雷撃、魚雷を急降下爆撃して魚雷を発射して、その魚雷でやっつける。これも危険なんです。急降下爆撃して、こう行っている間にどんどんどんどん機銃射撃されますから。実際にマレー沖海戦でも、最後の突撃を行った小隊3機のうちですね、2機が撃ち落とされるというような被害もあったんです。まあ全体としては非常に撃墜された数は少ないんですけども、それでも近くに寄って、魚雷を発射した方が、遠くから魚雷を発射するよりずっと命中率が高いもんですから、そういう方法で、我々の将兵が頑張って、そしてシンガポール要塞の陥落の前夜というか、かなり前ですけども、それでプリンス・オブ・ウェールズとレパルスがやられたわけです。
プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを何で日本が攻撃したか。それはイギリス軍が、日本がマレー半島に上陸するのを阻止するために、東洋艦隊、Z艦隊がシンガポールを出航して、日本軍の上陸地点に行って、上陸しようとする艇を全部沈没させようとしたことに対する防御。
マレー半島を快進撃した日本軍が山下方文中将が指揮するシンガポール要塞を攻める。まさかシンガポール要塞が日本軍なんかに落とされないと思ってたら、2月15日、香港要塞陥落の直後に、シンガポール要塞が陥落しました。シンガポール要塞つったら、イギリスの外国の植民地統治の象徴だったわけです。絶対にシンガポール要塞が落ちるなんてことない、その前に絶対にイギリス東洋艦隊の旗艦、プリンス・オブ・ウェールズが日本なんかの攻撃で沈没するはずはない。だから、はずがないってことが2つ続きまして、当時のイギリスのチャーチル首相は、がっくり来た。だけど考えてみてください。イギリスって日本のちょうど向こうぐらいで、日本の大体半分の国です、大きさが。なんでアジアまで来てやっちゃうんですか。これについて、その当時、後にインドの首相になるネルーが、ちょうどイギリスのロンドンで留学してたわけですが、もう本当に歓喜、喜びに満ち満ちてました。日本のこの戦争の勝ったのを見て。アジアの人みんな、全員喜んだんですよ。アジアの人、アフリカの人が、日本の軍隊が香港を落とし、イギリスのシンガポール要塞を落としてイギリスの旗艦、東洋艦隊の旗艦を沈没させたっていうことは、何を彼らは喜んだか。我々にもできるって事なんですよ。アジア人も、ヨーロッパ人の言うままに奴隷になってなくていいんだってことが分かった。それはもう素晴らしく大きなことでした。
ところが日本のNHK。日本国民から受信料をもらって放送してるNHKが、一言も言ってない。ひどいもんですよね。何のための国民の放送なんですか。
嘘をつかなくてもいいんですよ。日本を良く言わなくていいんですよ。少なくとも地の果てからこんなところまで来て、アジア人の富を取っていって何なのだと。アメリカもそうです。アメリカは正義感で日本に開戦したんじゃない。アメリカは中国の利権を取ろうと思って、日本が邪魔したんで、俺にも中国の分け前をよこせっつって戦争したんですから、その位のこと言わなきゃ。それは事実なんですから。何も嘘でも何でもないんですから。そういう風にこの、なんて言うか、全く人種差別ですね、NHKは人種差別ですよ。人種差別放送ですよ。それから貧乏人と金持ちの差別放送ですよ。だからNHKって差別局なんですね。自分たちがだいたい1,800万ぐらいの年収があるので、日本人の一般の日本人なんか、俺たちから見りゃ虫けらだと、心の中で思ってるんですよ。だからそういう放送になるんですよね。それから白人の方が、日本人よりか偉いと思ってるんですよ。今、エリザベス女王のお葬式なんかありまして、別に僕もね、日本人ですから死人に鞭打つことはしないけれども、イギリスの統治のために、どれだけの人がね、この300年ぐらい血を流し、涙を流して、そして悲惨な生活をしたかということをですね、少しは考えて放送したらどうかと言ってるだけなんですよ。
僕がね、エリザベス女王の葬儀について少し苦情を言ったらですね、かなり反撃がありましたよ。人が死んだこと悪く言うわけじゃない、いやそれはそうだ。石川五右衛門だって、死ねばかわいそうだ。だけど、ものには限度とかバランス感覚っていうのがある。いくらなんでも、あなた白人崇拝じゃないんですかと。もっと本当に平たく見て人種差別撤廃。人種差別が悪いことだと、僕は思うんですよ、という風に今思います。ちょっとあんまり熱しない前にやめたいと思います。どうも失礼しました。
以上は以下の配信に一部修正。
武田邦彦 ヒバリクラブ 2022年9月19日
香港・シンガポール要塞陥落の真実〜シリーズ「日本」第3章 現代日本H
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この前沖縄行きましたら、沖縄の戦いというのは、日本軍が沖縄の人たちに悪いことしたっていう風に思っておられる人が、特に年配者に多かったですね。私びっくりしましたね、それは。あまりにもこう、事実というものが伝わっていないという感じがいたしました。沖縄の知事選なんかを見ますとね、ちょっと私たちには理解ができないこと多いんですが、それは沖縄の人とじっくり話すとよく分かります。これだけ嘘をつかれれば、やっぱり人間は違うという風に思いますね。
僕も少し反省して、自分一方的な考えで物事を言ってはいけないと思いまして。NHKの戦争番組、それを見てみますと、NHKの戦争番組っていうのは、もう一貫して白人崇拝なんです。イギリス人やアメリカ人は何をやっても正しい、日本人は何をやっても間違ってるって、この基本の考え方がありまして。例えばこの前の大東亜戦争が起こった原因も、イギリスがなぜ香港を占領してるのか、なぜイギリスがシンガポールを占領してるのか、なぜアメリカがフィリピンを占領してて、日本に対して地球の裏側なのに、日本の石油を禁輸したり、圧力をかけてきたかということについては全く述べてないで、逆に、例えば日本が中国に満州国とか作ったので、それに対してアメリカとイギリスは正義感を持って、日本が他の国に占領するとは何事かということを前提に、アメリカとイギリスが義憤に駆られて、日本に戦争を仕掛けたというようなことが書いてある。
NHKの人はアホか。それともイギリス、アメリカの手先か、それとも何か、NHKは、日本国民とか日本を守るんじゃなくて、NHKを守るためにそう言ってるのか。まあどっちかかなと思って、随分我慢してNHKの番組を見ましたけど、もう耐えられなかったですよ、正直言って。何だこの人たちはと。アメリカがフィリピンを占領して植民地にしているのに。日本の満州統治ってのはもう全然、それよりか良心的ですからね。それね口を極めて悪く表現してるんですよ。イギリスがインド、ビルマ、マレーシア、インドネシア、その当時、オランダ領東インドって言ったんですけど、それを占領して悪徳非道をやってるのに、全く触れてない。地球の裏側だってことも言ってない。日本はロシアとの関係があって、日露戦争の流れで、まあ別に言い訳はしませんよ。だけど普通に考える、日本が隣の国で、当時満州ってなかったですから。清というのは満州とは違いますからね、中国の国ですから。満州から出てった国っていうことは言えますけどね。満州は実際上、満州鉄道も含めてロシアのものだったわけですから。ロシアの代わりに満州を統治したということに過ぎないわけですが。ことの次第を、全然世界的に見ないってことですね。
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それでその次に、今度はマレー半島です。これは開戦直後に、マレー沖海戦で、プリンス・オブ・ウェールズとレパルスを日本の主に海軍の陸攻隊が、雷撃と水平爆撃で、戦闘機だけで戦艦と重巡を沈没させるという、その海戦、歴史に残るようなことで、これはすごいわけです(注:航行中の戦艦を航空機だけで撃沈した、世界初の事例)。当時水平爆撃が主体だったのが、日本は雷撃、魚雷を急降下爆撃して魚雷を発射して、その魚雷でやっつける。これも危険なんです。急降下爆撃して、こう行っている間にどんどんどんどん機銃射撃されますから。実際にマレー沖海戦でも、最後の突撃を行った小隊3機のうちですね、2機が撃ち落とされるというような被害もあったんです。まあ全体としては非常に撃墜された数は少ないんですけども、それでも近くに寄って、魚雷を発射した方が、遠くから魚雷を発射するよりずっと命中率が高いもんですから、そういう方法で、我々の将兵が頑張って、そしてシンガポール要塞の陥落の前夜というか、かなり前ですけども、それでプリンス・オブ・ウェールズとレパルスがやられたわけです。
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マレー半島を快進撃した日本軍が山下方文中将が指揮するシンガポール要塞を攻める。まさかシンガポール要塞が日本軍なんかに落とされないと思ってたら、2月15日、香港要塞陥落の直後に、シンガポール要塞が陥落しました。シンガポール要塞つったら、イギリスの外国の植民地統治の象徴だったわけです。絶対にシンガポール要塞が落ちるなんてことない、その前に絶対にイギリス東洋艦隊の旗艦、プリンス・オブ・ウェールズが日本なんかの攻撃で沈没するはずはない。だから、はずがないってことが2つ続きまして、当時のイギリスのチャーチル首相は、がっくり来た。だけど考えてみてください。イギリスって日本のちょうど向こうぐらいで、日本の大体半分の国です、大きさが。なんでアジアまで来てやっちゃうんですか。これについて、その当時、後にインドの首相になるネルーが、ちょうどイギリスのロンドンで留学してたわけですが、もう本当に歓喜、喜びに満ち満ちてました。日本のこの戦争の勝ったのを見て。アジアの人みんな、全員喜んだんですよ。アジアの人、アフリカの人が、日本の軍隊が香港を落とし、イギリスのシンガポール要塞を落としてイギリスの旗艦、東洋艦隊の旗艦を沈没させたっていうことは、何を彼らは喜んだか。我々にもできるって事なんですよ。アジア人も、ヨーロッパ人の言うままに奴隷になってなくていいんだってことが分かった。それはもう素晴らしく大きなことでした。
ところが日本のNHK。日本国民から受信料をもらって放送してるNHKが、一言も言ってない。ひどいもんですよね。何のための国民の放送なんですか。
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僕がね、エリザベス女王の葬儀について少し苦情を言ったらですね、かなり反撃がありましたよ。人が死んだこと悪く言うわけじゃない、いやそれはそうだ。石川五右衛門だって、死ねばかわいそうだ。だけど、ものには限度とかバランス感覚っていうのがある。いくらなんでも、あなた白人崇拝じゃないんですかと。もっと本当に平たく見て人種差別撤廃。人種差別が悪いことだと、僕は思うんですよ、という風に今思います。ちょっとあんまり熱しない前にやめたいと思います。どうも失礼しました。
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武田邦彦 ヒバリクラブ 2022年9月19日
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2022年09月18日
テレビは毎日間違った情報を流している
今日の科学教室は、ちょっと趣が違いまして、科学そのものの知識というより、我々は何と間違った教えを受けているのかということを、具体的な例で示したいと思うんです。今テレビは、本当のことを言わないとか、テレビでウソばかり教えられてるって言うのはよく話に出てくるんですね。しかし現物を見ると、こんなに恐ろしいのかと思いますので、今日はちょっと現物を見せながら、現在では一番話題の中心になっている、地球温暖化、これについてどんな状態になっているのかということを、ちょっとお話をしたいと思うんですね。
科学っていうのは元々は、政策とか力とか儲けとかそういうものと関係なく、芸術とか音楽、文化と同じように、人間の活動のうち本当に崇高で美しいもので。そのまま科学をやらせてほしいというのが、僕なんかも希望なんですが、世の中には権力を振るいたいとか、人より俺がえらいように見せたいとか、金を儲けたいという人が多くて、科学を悪用しちゃうんですよね。
その一番今極端なのが、地球温暖化とかSDG'sと言われるような、ヨーロッパから出てきている、いろんな科学的な衣を着た政治的な話なんですね。政治っていうのは人を騙すこともあるし、本当はそういう政治じゃいけないんでしょうけど現実的にはそうなんですが、その魔の手を科学の方に伸ばしてくれるなと、いうふうに私は思うんですね。
僕はまだ世界にチャンネルがありますし、知り合いもいます。それから、いろんな英語の論文なんかも読みますから、まあまあ日本のテレビに左右されるってことは少ないんですけれども。日本のテレビを主に見ている方が多いんですよね。そういう点で本当に可哀想だと思います。その一つの例は、この前、渡辺正っていう先生から、本を送っていただきました。これは『「気候変動・脱炭素」14のウソ』というタイトルがついておりまして、出版社は恐れ多くも丸善出版でありまして。著者の渡辺正先生は、私も20年来の親交があります。東京大学の教授から今、理科大学の教授になって、東京大学名誉教授です。ですからこの本は、長らくこういう御研究をされ、かつ東大の教授であり、今東大の名誉教授であり、出版元は丸善であると、どこから見ても無視できない本です。武田邦彦がなんかヘンテコな出版社から出した本なんかは当てにならないと、NHKは言うでしょうけど。まさかNHKが、東京大学の教授、東京大学名誉教授、しかも丸善出版から出ている本を、まるで無視するということは、本当はありえないんですね。
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しかし実際は、完全に無視してますよね。この本は、地球温暖化というのはうそである、脱炭素というのはうそであると、14項目で整理されております。この本は体裁が、普通の人も読めるようにということで、分かりやすく書いてあります。もちろん、非常にがっちりとした、ちゃんとした学問的な根拠のあるものが書かれております。それでこの本の後ろには、地球温暖化に対してのいろいろな学術的な書物も参考文献として紹介されております。
もちろん地球温暖化というものに疑問を呈する学者というのは、すごく多いんです。簡単に言えば、良心的な学者はみんなそういう風に思ってるんですね。この本の中にも書いてありますけども、マスコミがなぜその地球温暖化をやるか。エコカーの製造会社が2017年に使った広告、テレビ広告などが、統計によると、1年で1兆2,300億円出している。ビジネスはそうかもしれませんが、放送はそれでいいんでしょうかね。
そこで放送法をちょっと見てみます。いつも問題になる、放送法第四条っていうものです。これをご説明したいと思います。日本は法治国家ですからね、法律が守られてると思うんですよ。特にNHKのように、国民から受信料を取っているところがですね。まさか放送法に違反するということはないんですが、ちょっと放送法を読んでみましょう。
(国内放送等の放送番組の編集等)第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めによるところによらなければならない。
よらなければならないって言ってるんですよ。それで
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
それはそうですね。社会が危険になったり、それから国民生活が善良であるって事は大切ですからね。
二 政治的に公平であること。
これはずいぶん気を付けておりまして、例えばNHKですと、政見放送は1党当たりとか、1人あたり何秒とか言って厳密にやってますからね。これやってるんですよ。
三 報道は事実をまげないですること。
これは怪しいですね。事実を曲げないですること。私は事実を曲げて放送されたもので、ずいぶん人生をダメにしました。私が今、年を経てこういう活動しているのは、今からまた若い人が私と同じように間違った報道で人生をフイにしてもらったらいけないなぁと思うこともありましてやってるわけです。
ところがNHKをはじめとした放送局とか新聞社はどうも、自分たちはまあ偉いんですよ。大体、国民の平均所得は460万なのに、4人家族で。自分たちは1,500万円以上取ってますから、自分たちの人生が良けりゃいいやと思ってるでんしょうね。報道は事実をまげないですること。これね、本当に私、長い間テレビに出ましたけど、本当のこと言うとクビになっちゃうんです。本当の事を言い過ぎて、クビになった武田邦彦なんて言われたりしますよね。
それから四番なんですよ問題は。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
これですよ。行動は事実を曲げないですることっていうのは、いや事実を曲げてないよ、一方向のやつは全部報道してるよって言い訳があるんですが、これを抑えているのは四番ですね。意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。こういうことなんですね。もちろん今、渡辺正先生のこの本を示しましたのは、どんなに考えても、意見が対立してるんですよ。どんなに考えても、意見が対立している科学の問題なんですよ、おまけに。政策は一致しているかもしれませんよ。だけどもこの、意見が対立してる事実について、科学ですから、事実について三番に報道は事実をまげないですること、四番に意見が対立する問題についてはできるだけ多くの角度から論点を明らかにすることとあるにも関らず、例えば別にNHKばかりじゃないんですけど、NHKは国民の受信料を取ってるから、直接的にこの放送法第四条によると思うんですね。この放送法第四条は、安倍政権の時にかなり社会的にも問題になりました。これはこの、事実を伝えるという点じゃなくて、政治的な中立性を保つかどうかという問題で、放送法第四条が問題になりました。放送法第四条が問題になった時に、放送界などは一斉に反発しました。だけどあんまり反発する必要ないんですよ、元々守ってないんですから。
それでこの理由を、NHKの中をよく知っている人に聞いてみたら、これは人に聞いたんで裏を取ってるんじゃないんですが、NHKに1人女性の、なんかちょっと力のある人がですね、非常に地球温暖化に怯えてるらしいんですよ。女性でもあるからかもしれませんね。その人は、科学はあんまり知らないらしいんですね。ただ科学は知らないで、怯えるだけだそうですよ。それで自分がNHKに勤めてるってことと、NHKが自分のものである、もしくはNHKを通じて、自分の恐れを国民に知らす、そのまま伝えていいかどうかっていうことを考えてないらしいんですよね。ただただ怯えてるんだって。
それでこの前のようなNHKの傑作番組がありましたね。CO2が海に溶けると、海が酸性になってプランクトンとかそういう石灰なんかでできたカラが溶けちゃうとか、もう学問的には超荒唐無稽な番組があったらしくて。さすがにあれは。PHのコントロールとか、ものが溶けるっていう、そういうのあるの?と。もちろん、大きな地球ですから、酸性ガスがどんどん吹き出すような海底火山の近くとか、そういうところはPHが0とか1とかいうところもあるんですよ。そういうところをとってね。昔はNHK、それがありましたよ。環境ホルモンっていうのが流行ったとき、相模湾か何かでNHKのクルーが、やっとやっと1週間で1匹だけ見つけたやつを大々的に報道したってありました。
NHKは何のためにあるんですかね。そう思います。ここでNHKの批判をしてもしょうがないんですが、要するに今分かってほしいのは、温暖化は、ある本によると、ある統計によると、温暖化に疑問を挟んでいる学者が90%、温暖化が進むと考えている学者10%。にもかかわらず政治的にはその逆なんです。先進国を中心ですけど。発展途上国はそれほどじゃありませんが、先進国は押しなべて地球温暖化になるよと。それは科学じゃないです。政策ですから。ところがNHKの番組なんか、科学的な装いをしてますよ。それに東大の現役の先生なんかがどんどん出るんですけども、私が東大はもう廃止した方がいいって言うのはそこなんですね。東大の先生って、国から金をもらわなきゃいけないんですよ。国から研究費をもらわないと研究できないんです。自分で研究費を集めるほど学問的に偉い人はいないんで、国からもらわなきゃいけないんです。NHKも民放も、国から金をもらったり、企業から金をもらったりしないといけないですね。
皆さん日本人って可哀想だなぁと思うんですよ。毎日毎日間違った情報を聞いて、温暖化が大変だ、温暖化が大変だっつって大騒ぎしなきゃならない。ところがそれが実は、放送法違反なんだっていうんですから。どうなってるんでしょうかね。あまりテレビ、NHKなんかを聞いてそれが頭に入ってる人は、当面あまり偉そうなことを言わない方がいいかもしれないですね。その後否定されますので。否定された時に恥をかきますから、やっぱりご注意をされた方がいいと思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
今のテレビはみんな放送法違反?【武田邦彦の科学教室F】 2022年8月28日
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科学っていうのは元々は、政策とか力とか儲けとかそういうものと関係なく、芸術とか音楽、文化と同じように、人間の活動のうち本当に崇高で美しいもので。そのまま科学をやらせてほしいというのが、僕なんかも希望なんですが、世の中には権力を振るいたいとか、人より俺がえらいように見せたいとか、金を儲けたいという人が多くて、科学を悪用しちゃうんですよね。
その一番今極端なのが、地球温暖化とかSDG'sと言われるような、ヨーロッパから出てきている、いろんな科学的な衣を着た政治的な話なんですね。政治っていうのは人を騙すこともあるし、本当はそういう政治じゃいけないんでしょうけど現実的にはそうなんですが、その魔の手を科学の方に伸ばしてくれるなと、いうふうに私は思うんですね。
僕はまだ世界にチャンネルがありますし、知り合いもいます。それから、いろんな英語の論文なんかも読みますから、まあまあ日本のテレビに左右されるってことは少ないんですけれども。日本のテレビを主に見ている方が多いんですよね。そういう点で本当に可哀想だと思います。その一つの例は、この前、渡辺正っていう先生から、本を送っていただきました。これは『「気候変動・脱炭素」14のウソ』というタイトルがついておりまして、出版社は恐れ多くも丸善出版でありまして。著者の渡辺正先生は、私も20年来の親交があります。東京大学の教授から今、理科大学の教授になって、東京大学名誉教授です。ですからこの本は、長らくこういう御研究をされ、かつ東大の教授であり、今東大の名誉教授であり、出版元は丸善であると、どこから見ても無視できない本です。武田邦彦がなんかヘンテコな出版社から出した本なんかは当てにならないと、NHKは言うでしょうけど。まさかNHKが、東京大学の教授、東京大学名誉教授、しかも丸善出版から出ている本を、まるで無視するということは、本当はありえないんですね。
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しかし実際は、完全に無視してますよね。この本は、地球温暖化というのはうそである、脱炭素というのはうそであると、14項目で整理されております。この本は体裁が、普通の人も読めるようにということで、分かりやすく書いてあります。もちろん、非常にがっちりとした、ちゃんとした学問的な根拠のあるものが書かれております。それでこの本の後ろには、地球温暖化に対してのいろいろな学術的な書物も参考文献として紹介されております。
もちろん地球温暖化というものに疑問を呈する学者というのは、すごく多いんです。簡単に言えば、良心的な学者はみんなそういう風に思ってるんですね。この本の中にも書いてありますけども、マスコミがなぜその地球温暖化をやるか。エコカーの製造会社が2017年に使った広告、テレビ広告などが、統計によると、1年で1兆2,300億円出している。ビジネスはそうかもしれませんが、放送はそれでいいんでしょうかね。
そこで放送法をちょっと見てみます。いつも問題になる、放送法第四条っていうものです。これをご説明したいと思います。日本は法治国家ですからね、法律が守られてると思うんですよ。特にNHKのように、国民から受信料を取っているところがですね。まさか放送法に違反するということはないんですが、ちょっと放送法を読んでみましょう。
(国内放送等の放送番組の編集等)第四条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めによるところによらなければならない。
よらなければならないって言ってるんですよ。それで
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
それはそうですね。社会が危険になったり、それから国民生活が善良であるって事は大切ですからね。
二 政治的に公平であること。
これはずいぶん気を付けておりまして、例えばNHKですと、政見放送は1党当たりとか、1人あたり何秒とか言って厳密にやってますからね。これやってるんですよ。
三 報道は事実をまげないですること。
これは怪しいですね。事実を曲げないですること。私は事実を曲げて放送されたもので、ずいぶん人生をダメにしました。私が今、年を経てこういう活動しているのは、今からまた若い人が私と同じように間違った報道で人生をフイにしてもらったらいけないなぁと思うこともありましてやってるわけです。
ところがNHKをはじめとした放送局とか新聞社はどうも、自分たちはまあ偉いんですよ。大体、国民の平均所得は460万なのに、4人家族で。自分たちは1,500万円以上取ってますから、自分たちの人生が良けりゃいいやと思ってるでんしょうね。報道は事実をまげないですること。これね、本当に私、長い間テレビに出ましたけど、本当のこと言うとクビになっちゃうんです。本当の事を言い過ぎて、クビになった武田邦彦なんて言われたりしますよね。
それから四番なんですよ問題は。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
これですよ。行動は事実を曲げないですることっていうのは、いや事実を曲げてないよ、一方向のやつは全部報道してるよって言い訳があるんですが、これを抑えているのは四番ですね。意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。こういうことなんですね。もちろん今、渡辺正先生のこの本を示しましたのは、どんなに考えても、意見が対立してるんですよ。どんなに考えても、意見が対立している科学の問題なんですよ、おまけに。政策は一致しているかもしれませんよ。だけどもこの、意見が対立してる事実について、科学ですから、事実について三番に報道は事実をまげないですること、四番に意見が対立する問題についてはできるだけ多くの角度から論点を明らかにすることとあるにも関らず、例えば別にNHKばかりじゃないんですけど、NHKは国民の受信料を取ってるから、直接的にこの放送法第四条によると思うんですね。この放送法第四条は、安倍政権の時にかなり社会的にも問題になりました。これはこの、事実を伝えるという点じゃなくて、政治的な中立性を保つかどうかという問題で、放送法第四条が問題になりました。放送法第四条が問題になった時に、放送界などは一斉に反発しました。だけどあんまり反発する必要ないんですよ、元々守ってないんですから。
それでこの理由を、NHKの中をよく知っている人に聞いてみたら、これは人に聞いたんで裏を取ってるんじゃないんですが、NHKに1人女性の、なんかちょっと力のある人がですね、非常に地球温暖化に怯えてるらしいんですよ。女性でもあるからかもしれませんね。その人は、科学はあんまり知らないらしいんですね。ただ科学は知らないで、怯えるだけだそうですよ。それで自分がNHKに勤めてるってことと、NHKが自分のものである、もしくはNHKを通じて、自分の恐れを国民に知らす、そのまま伝えていいかどうかっていうことを考えてないらしいんですよね。ただただ怯えてるんだって。
それでこの前のようなNHKの傑作番組がありましたね。CO2が海に溶けると、海が酸性になってプランクトンとかそういう石灰なんかでできたカラが溶けちゃうとか、もう学問的には超荒唐無稽な番組があったらしくて。さすがにあれは。PHのコントロールとか、ものが溶けるっていう、そういうのあるの?と。もちろん、大きな地球ですから、酸性ガスがどんどん吹き出すような海底火山の近くとか、そういうところはPHが0とか1とかいうところもあるんですよ。そういうところをとってね。昔はNHK、それがありましたよ。環境ホルモンっていうのが流行ったとき、相模湾か何かでNHKのクルーが、やっとやっと1週間で1匹だけ見つけたやつを大々的に報道したってありました。
NHKは何のためにあるんですかね。そう思います。ここでNHKの批判をしてもしょうがないんですが、要するに今分かってほしいのは、温暖化は、ある本によると、ある統計によると、温暖化に疑問を挟んでいる学者が90%、温暖化が進むと考えている学者10%。にもかかわらず政治的にはその逆なんです。先進国を中心ですけど。発展途上国はそれほどじゃありませんが、先進国は押しなべて地球温暖化になるよと。それは科学じゃないです。政策ですから。ところがNHKの番組なんか、科学的な装いをしてますよ。それに東大の現役の先生なんかがどんどん出るんですけども、私が東大はもう廃止した方がいいって言うのはそこなんですね。東大の先生って、国から金をもらわなきゃいけないんですよ。国から研究費をもらわないと研究できないんです。自分で研究費を集めるほど学問的に偉い人はいないんで、国からもらわなきゃいけないんです。NHKも民放も、国から金をもらったり、企業から金をもらったりしないといけないですね。
皆さん日本人って可哀想だなぁと思うんですよ。毎日毎日間違った情報を聞いて、温暖化が大変だ、温暖化が大変だっつって大騒ぎしなきゃならない。ところがそれが実は、放送法違反なんだっていうんですから。どうなってるんでしょうかね。あまりテレビ、NHKなんかを聞いてそれが頭に入ってる人は、当面あまり偉そうなことを言わない方がいいかもしれないですね。その後否定されますので。否定された時に恥をかきますから、やっぱりご注意をされた方がいいと思います。
武田邦彦 ヒバリクラブ
今のテレビはみんな放送法違反?【武田邦彦の科学教室F】 2022年8月28日
https://youtu.be/wTiYhsGFzhw
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2022年09月17日
中国や欧米に遠慮した歴史観はもう要らない
歴史というものがなぜ非常に重要かっていうとですね、結局我々の体が、何でなんかを食べると体に悪いかとか、いいかとか言うことが出来たりですね、ヨーロッパ人は100人が100人、全員お酒を飲めるのに、日本人は生まれたときは44%、つまり100人に44人はお酒が飲めないと。何でこんなに体質が違うのって言ったら、それはやっぱり長い歴史の中で、自分の体が決まってくるんですね。それと同じように、日本人の社会とか、考え方とか、そういうのが決まってくるのも、やっぱり長い歴史の中なんですよ。ですから歴史は非常に重要だと思うんですね。特に、どういうわけだか、日本人っていうのは遠慮深いのか、コンプレックスがあるんでしょうね。ヨーロッパコンプレックスだと思うんですけど、とてもヨーロッパに遠慮してるんですよ。ヨーロッパばかりじゃなくて、中国にも遠慮してるんですね。僕は、中国に遠慮するのは、もうそろそろ、やめた方がいいんじゃないかと思うんですけどね。
で、とにかく現代史は、日本人は、中国人に遠慮し、ヨーロッパ人に遠慮し、アメリカ人に遠慮してるもんですからね。子供達が可哀想なんですよ、僕が見ると。本当に日本を卑下しちゃってて。大人は日本を卑下しているようで、プライドを持ったりしてるんですけど、子供はストレートですからね。で、私この、シリーズ日本で、現代はやっぱりアジア独立の時代という風にするべきだし、戦争は変えて言わなきゃいけないんじゃないかってことで、このところずっと話をしましたが、ちょっとここで、まとめたいんですよね。
最低でも、日本の学校で歴史を教えるときは、第1次世界大戦っていうのはもう変えて、第1次欧州戦争、もしくは第1次ヨーロッパ戦争とする。これは早く変えなきゃいけないですね。なにしろ所詮、ほとんどドイツとフランスの戦いと言ってもいいんですよ。同盟国側っていうのは、ドイツ帝国、オーストリア帝国、オスマントルコであって、連合国側はイギリス、フランス、それからあの頃は、イタリアが一応連合国側でした。それからロシア帝国。っていうことで、これは欧州の中のもめごとなんですよ。ただ不正に欧州が、世界中を植民地にしてたので、世界中に軍隊を出していたヨーロッパが当然ですけど。そこも準イギリス、準フランスですからね。だから戦いになるっていうだけのことなんですね。
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で、第2次世界大戦、これは大きく違いまして、日独伊三国同盟など、ほとんどは何にも役に立ちませんでした。むしろドイツは、日本が戦っている中国の方に武器を送ったり、軍事顧問団を送ったりしてますからね。ですから第2次世界大戦は第2次ヨーロッパ戦争、これは非常にいい名前ですね。ナチスドイツが生まれて、第2次世界大戦と言われるやつがヨーロッパで起きたのは、第1次ヨーロッパ戦争で歪みが残ったからですね。
第1次ヨーロッパ戦争、つまり第1次世界大戦のときは、まだドイツも帝国、オーストリアも帝国、ロシアも帝国、オスマントルコも古い帝国でした。その帝国が解体する、矛盾が解消する戦争でもありました。だから第2次ヨーロッパ戦争としなきゃいけないですね。
それから、アジアの日本の戦ったのはアジア独立戦争。日本の戦争が終わったのは1945年です。1955年のバンドン会議、これを区切りにしてですね、やはり1941年の日本の開戦から始めて、1954年のアジア独立戦争が終わるまで、これをやはり、アジア独立戦争という風に言うべきでしょうね。それから、アジアとアフリカが独立する時期、これはやっぱり明確にしなきゃいけない。歴史ではっきり教えなきゃいけないですね。終わりの日っていうのが、なかなか難しいんですが、アジア独立がほぼ完了したのが1954年ですね。それで55年にバンドン会議が行われたわけで、こっちの方ははっきりしてますので、日本の歴史の先生方は、非常に大きくこれを捉えてもらいたいと思いますね。
アジアの独立がほぼ完成したその間に、日本が戦争が終わってからインドが独立し、それからインドネシアから独立しですね、次々とアジアの大国が独立し、それに沿って小国も独立、フィリピンも、最後にフランスがインドシナから撤退し、ベトナム、ラオス、カンボジアという国ができた。これが確か1954年ですよね。それで大体アジアというのが、民族ごとに独立して、今の姿になったわけですから、これはもう非常に大きなことで。これを歴史上強調しないっていうのは、まあ僕に言わせればとんでもないことかなと思いますね。
アフリカは最後が難しいんですが、スペインの小さな植民地が独立したのを別にすれば、大体アフリカの独立っていうのは1975年位で、大体アジアの独立から20年位経っております。まあやっぱり、アフリカの独立がほぼ完了したっていうのも歴史上、非常に大きいと思いますね。
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それから国連安保理体制っていうのは、もうそろそろ僕ねえ、歴史の範囲に入っていると思うんですが。
第2次世界大戦後、国連ができて、安全保障理事会という体制ができて、アメリカ、ソ連、中国、イギリス、フランスという、この5つの大国が、世界の安全、戦争を防止するのに中心的役割を果たすということで、現在の安保理事会が出来まして。まだ今でもですね、そのように学校の先生方が教えてるのが多くて、もちろんNHKもそうですし、それから日本国民をもそう思ってるんですが、実はもう70年経ちましてね、国連安保理の国だけがほぼ戦争してるって言ってもいいぐらいなんです。まあその他にも、イランイラク戦争とかありますけどね。
コソボ紛争で、あそこの半島でユーゴスラビアを中心とした紛争がありましたけれども、それも結局は、イギリス、フランス軍を中心としたNATO軍です。アメリカも含めましてね。それがコソボに国連決議をせずに爆撃をするといった、違法な手段で戦争を終結させるって言うか、戦争を片付けるって言うかですね。そういうことしてるわけですから。もちろん今やってるウクライナ戦争もそうですし、それから中国がチベット、ウイグル、内モンゴル、満州と占領したのも、安保理の国のひとつですし。アメリカは安全保障理事会の中で、一番拒否権も多く使っているし、侵略も多いですよね。ソ連のアフガニスタン侵略とかアメリカのイラク戦争だとか、もう数限りなく国連安保理の常任理事国が戦争してる。これもやっぱり、かなりはっきりしなきゃいけない。
それから日本が、1919年から20年位のパリの講和条約で主張してきた、人種差別撤廃ですね。これは日本が最初に提案し、かなりいいところまで行ったわけですね。単純多数決では、16対12で、国際世論を制するというところまで行ったんですね。現在、アメリカとかヨーロッパで人種差別撤廃が叫ばれ、あたかも何か日本が人種差別に遅れてる様なことを言う。まあ日本のテレビ、新聞っていうのは、本当に反日というか、なんかそういうひねくれてるっていうか、なんていうんでしょうかね。私は愛国的とか国粋的とかじゃなくて、本当に平たい目で歴史を見て、それにまあ日本人ですから、若干日本びいきということにしてですね、その歴史を子どもに教えていかないと。子供っていうのはね、大人みたいに両面は使えないんですよ。この前ね、朝日新聞の社説はどういう考えで来たかという論評を見ましてね。驚いたですね。つまり極めて強い二面性を持たなきゃいけないというような考えが、朝日新聞にあるんですね。ですから朝日新聞は、戦前は戦争を賛美し、戦争、戦争って煽って、戦争が負けたらコロっと変わって、あれは軍部がやったんだ、軍部がやったんだって言うという、その言い方とか考え方が正しいって書いてありましたね。だから朝日新聞というものは、なんか権力に反抗してるような素振りをしながら、実は事実とか正義とか、こういうものには関心がないと。商売だけだという新聞であるということも分かりまして、まあそれによる影響、特に日本の知識人とかリベラルな人が非常にそれに、はまってしまった。それにアメリカの宣伝が行き渡ったという、非常に残念な状態にあると。歴史というものを事実を見るにつけですね、やはりそう思いますね。なんとかこれがまともな人が、正面から常識をもって語ると、いう風になって欲しいという風に思っております。
武田邦彦 ヒバリクラブ
現代史を日本が変えよう!〜シリーズ「日本」第3章 現代日本G 2022年9月17日
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第1次ヨーロッパ戦争、つまり第1次世界大戦のときは、まだドイツも帝国、オーストリアも帝国、ロシアも帝国、オスマントルコも古い帝国でした。その帝国が解体する、矛盾が解消する戦争でもありました。だから第2次ヨーロッパ戦争としなきゃいけないですね。
それから、アジアの日本の戦ったのはアジア独立戦争。日本の戦争が終わったのは1945年です。1955年のバンドン会議、これを区切りにしてですね、やはり1941年の日本の開戦から始めて、1954年のアジア独立戦争が終わるまで、これをやはり、アジア独立戦争という風に言うべきでしょうね。それから、アジアとアフリカが独立する時期、これはやっぱり明確にしなきゃいけない。歴史ではっきり教えなきゃいけないですね。終わりの日っていうのが、なかなか難しいんですが、アジア独立がほぼ完了したのが1954年ですね。それで55年にバンドン会議が行われたわけで、こっちの方ははっきりしてますので、日本の歴史の先生方は、非常に大きくこれを捉えてもらいたいと思いますね。
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コソボ紛争で、あそこの半島でユーゴスラビアを中心とした紛争がありましたけれども、それも結局は、イギリス、フランス軍を中心としたNATO軍です。アメリカも含めましてね。それがコソボに国連決議をせずに爆撃をするといった、違法な手段で戦争を終結させるって言うか、戦争を片付けるって言うかですね。そういうことしてるわけですから。もちろん今やってるウクライナ戦争もそうですし、それから中国がチベット、ウイグル、内モンゴル、満州と占領したのも、安保理の国のひとつですし。アメリカは安全保障理事会の中で、一番拒否権も多く使っているし、侵略も多いですよね。ソ連のアフガニスタン侵略とかアメリカのイラク戦争だとか、もう数限りなく国連安保理の常任理事国が戦争してる。これもやっぱり、かなりはっきりしなきゃいけない。
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太陽光エネルギーを使うときの覚悟
今日はですね、武田邦彦の科学教室と言っても、現実的なエネルギーの話と少し関係するので、科学的な面白さというよりかですね、まあ社会性も、ちょっとある話なんですが。
最近ね、太陽光発電がいいなんて話があって、この前そういう質問を受けましたんでね。砂時計という番組で、太陽光発電は、効率的にあまり良くないんじゃないか?つまりドイツが太陽光発電を頑張ったんですけど、一般家庭用の電気代が、日本円で言えばだいたいキロワットアワー(kWh)当たり15円だったものが、45円になりましてね。3倍になったわけですよ。ですからご家庭ですとね、1か月1万円だった電気代が3万円になったというとですね。これは耐えられないということで、太陽光発電を後退させてですね、フランスから原子力を買うか、それとも自分のところで原子力発電所を作ろうか、という話になって、様子が大きく変わってるわけですね。
そんな話をしました。
しかし、その時にもちょっと触れたんですけれども、実は太陽光発電の問題点はそこにあるわけじゃなくて。昨日実は参政党の大会でちょっと話をさせて頂いのは、それなんですけれども。
我々が将来どういう生活をしたいと思っているのか、というところが一番最初なんですね。
我々は人間ですからね。自然とか生物と一緒に生活をしてるわけですね。それで、我々が生きてるエネルギーのほとんどは、太陽の光のエネルギーなんですよ。
ですから例えば、川が流れている。これは太陽エネルギーじゃない、なんて思ってる人がいるんです。川が流れているということって何かって言ったら、海水面に太陽の光が当たって、水が蒸発するわけですね。それで、それが上空に登って雲になり、雲が風で山の方に持っていかれて、山の頂上でぶつかってですね、そして雨が降る。その雨が川となって流れるわけですからね。
まあ物理的に言えば、太陽の光エネルギーが、水の蒸発のエネルギーと言いますか、エントロピーが増大して雲になり、それが山頂に降って、今度はポテンシャルエネルギーになる。こういうわけですね。
ですから、川が流れるわけです。川が流れるから、そこに魚が住み、それから川の水が川の周辺に染みていって木が生え、その木に鳥が鳴くと。こうなるわけですね。
砂も運ばれて、関東平野とか濃尾平野、みんな川が運んできた土砂で、我々は生活しているわけですね。これは、太陽エネルギーなわけです。もちろんここで言えば、風も太陽エネルギーですね。太陽の光の歪みっていうか、分布が少し違うので、そこで気圧の差ができて風が吹く。もちろんその中で、山もできると言ったら、まあ極端に言えばそうなんですが。海が蒸発したり、海に魚がいたりするのも、全部太陽エネルギーなわけですね。
その太陽エネルギーっていうのは、全生物、全自然が、現在の状態で使っているわけです。もちろん一番使ってるのは、人間なわけですね。で、さらに今人間は、太陽光のエネルギーから電気を取ると、こう思ってるわけですね。
これは自然に優しいって言う、変な人が世の中にいるんですよ。太陽の光を人間が利用するほど、自然に厳しいものはないんですよね。それは当たり前で、例えば一番極端には、希少生物と言われるものですね。希少動物。こういったものは、なぜ希少であるかと言いますと、それは弱いからなんですよね。弱いから希少動物である。つまり、競争に負けて繁栄してない。だからそういう希少動物はどこにいるかって言うと、例えば沼とか、日陰とか、そういうところにひっそりと住んでるわけですよ。僕はある市でですね、そういう調査をしました。ちょうど名古屋大学時代だったので、興味のある学生と一緒に地方に行っては丹念に、ここに太陽光パネルを敷いたら、生物にどういう影響があるだろうか、ということを調べました。その市の場合は、市民が使っている(電気の)数パーセント分(太陽光を)使ったらですね、絶滅危惧種と言われるものは、全部死に絶えてしまうんですよ。
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どうしてかって言ったら、絶滅危惧種っていうのは、だいたい弱いので絶滅危惧種なわけで。住んでいるところがどこかと言ったら、沼地とか日陰とかですね。直射日光が当たらないけれども、反射光で生きてる。例えば屋根の反射光で生きている。そんなような所に、絶滅危惧種がいるんですね。ですから私も、その時に分かったんですが、例えば屋根に太陽光発電を付けると、(屋根の)下は瓦だけだと思うんですけど、瓦はそれ程太陽光を吸収してるんじゃなくて、瓦から反射されてどっかの沼地とか、草むらに行く。その太陽光を利用して、弱い生物が住んでいるということですね。
ですから弱い生物が、真っ先に死にます。だいたい数パーセントですね。その市民が使う電気の10%近くまで、太陽光発電を利用しますとね、今度はほとんどの人工的な以外ですね、稲とかそういった、人間が囲って太陽の光をこうちゃんと使ってっていうようにしているもの以外は、殆どが死に絶えるでしょう。それは当たり前で、私は、測定して研究したら、そういう具体的な数字が出てきたんですけど、頭で考えたってね、全生物は太陽の光で生きているわけですから、人間がそのエネルギーを使ったら、それは当然ダメになっちゃうんですね。
だから、太陽光発電は自然のエネルギーだから、自然に優しいって、一体あなた、何考えてるの?っていう感じなんですね。ただまぁ、今のエネルギーの専門家はですね、利権にまみれてるっていうか、お金が欲しいだけでやってますからね。専門家が素人をだますことは、いくらでもできるんですよ。
その典型的な奴が、地熱発電なんてありましてね。まあ確かに日本は温泉が多いですしね。それから地下に行けば、ものすごく熱いマグマなんかがありますから、そのマグマを利用して、発電するって言やあ、普通の人は、ちょっとうっかり引っかかっちゃうんですけどね。発電というのは、高い温度があったからってダメなんですよね。温度差が必要ですから。だから高い温度と低い温度の両方なきゃ、いけないんですね。ですから、例えば一時有名になりましたが、原子力発電の冷却水、原子力発電所の近くには温排水が出るから、温排水公害なんて言われましたけどね。
なんで原子力発電所に温排水がつきものかっていったら、もちろんウランを燃やして高い熱が出る。高い熱が出て発電できるんじゃないんですよね。高い熱と低い熱が必要ですから。低い熱というのは海の水をくみ上げたり、川の水を利用して、そこで熱の流れを作る。そんな熱の流れを作るから、そこから電気が取れるっていう、まあそういうことですね。
だけどこういうやつはね、まあ私の経験ですと、市民グループとかが悪いわけじゃないですよ。そういうことじゃなくて、まぁそういう人たちを、だますの簡単なんですよ。
ですからまあ、日本にこれだけ地下資源があるのに、なんで利用してないんだ、なんて言う人がいるんですけど、日本は火山国だから、地熱発電の宝庫じゃないか、日本にはエネルギー資源がないっていうのウソじゃないか、って
こんなのウソなんですよ。例えばその時に、また専門家がねぇ、随分これ前ですけど、20年くらい前に地熱発電で金をもらってる専門家が何て言っていたかというと、アイスランドを見ろと。アイスランドはほとんど地熱発電でやってるじゃないかって言うんですよ。
あそこは人口が30万人ですから。30万人くらいだったらね、日本でもできます。ですけどそれ以上ね、ダメなんですよ。それで一回、私、地熱発電の国家の、何か委員会かなんかに呼ばれて出てですね。そこで、ある大学の先生が、まぁ名前言ってもいいんですけど、そんなことが目的じゃないんで言いませんが、得々として地熱発電を説明してる。役人も感心してる。そこんとこでOKされたら、なんか少し税金が出るわけですよ。補助金とかね、研究費とか。僕は一つ質問しましたよ。このままですと、すぐ周りの岩の温度が上がっちゃいますが、それはどうしたらいいんでしょうかと。岩は、熱伝導が低いですからね、と、こう言ったら、その先生、説明ができなくなって、黒板の前で立ち往生ですよ。そのくらいのレベルなんですよね。まあ大学の先生なんて威張ってますけれども、金に目がくらんでますからね。
で、この際皆さんに考えて頂きたいのは、太陽光発電と聞いた瞬間に、あ、これは危ないなぁと思う感覚がいるんですね。ここちょっとあの水力発電が出ましたが。昔はね、水力発電が環境にいい、なんつってた時代があるんですよ。今から40年ぐらい前なんですね。
それで、これはもちろん問題なんですよ。川が流れるエネルギーを人間が横取りするんですから。そうしたら、川はまあ全滅しちゃうんですよ。そのいい例が、日本では黒部ダム、世界的にはアスワンハイダム、ナイルもですね。黒部ダムの下流なんか見ればわかるんですよ。ダムから下を見れば。ダムでエネルギー取っちゃいますからね。
下の川はもう荒れ放題。時々ゲートを開けてですね、ダムに溜まった汚い水を流すと、黒部ダムの下流は全滅。
富山湾も、1回、1/3くらい全部ダメになったことがありましたね。それは当然で、個別にはそのゲートの開け方をどうするとか言ってますが、そういう問題じゃないんですよ。川の流れるエネルギーを横取りしたら、どうなるかっていう問題なんですね。
アスワンハイダムの方がよく分かりますよ。あんな何千年も使ってきたナイルの流れで一番大きかったのは、やっぱりみなさんも学校で習ったように、流れてくるその土砂が、ある時氾濫して、畑に散らばる。そしたらそれが肥沃な大地となって、また耕作ができるっていうのを、繰り返してきたわけですね。
ところは上から流れてくる川のエネルギーが減りましたから、海の水が上がってくるんですよ。それは当たり前ですよね。エネルギーバランスで決まりますから。河口の状態っていうのは。それで塩害でですね、全滅しましたね、畑。
川に発電所を作る時に、電力会社とか経済産業省は公聴会を開きますよ。付近の住民を呼びますね。僕は40代ぐらい前ね、僕も言い方が極端だからすぐ誤解されるんですが、公聴会に付近住民を呼んじゃダメだって言ったんですよ。呼ぶのは、魚のお母さんだ。魚のお母さんを呼んで、今度人間は、テレビをつけて見たいというので、電気が必要だから、ダムを作りたい。そうなると、あなたが今育ててる2匹の子供さんは、2匹とも死にますと。よろしいですかと言ったらですね、魚のお母さんは、人間はテレビを見たいかもしれないけど、私たちは命がかかってんだから、自然のままの川を残してくれると言うでしょうね。
そこなんですよ。つまりこの太陽光発電もそうです。水力発電も風力発電もそうなんですが、自然に手をつけるということが、どういうことかということを考えて、エネルギー問題を議論したりするということがですね、大切で。我々はどういう社会に住みたいのか、人間だけがいて、今のエネルギーの倍使う、そういう人生を送りたいのかね。それともエネルギーを少し我慢しても、やはり生物のいる海とか山とか川も、元気よく流れている、そういう中で人生を過ごしたいのか。それはやっぱり考えるのは、日本国民が考えなきゃなんないエネルギー問題であって、太陽光がいいとか原子力がいいとか石油がいいとか、いうことを考えるのは、それは専門家であるというふうに私は思っています。
武田邦彦 ヒバリクラブ
自然エネルギーは人間だけのもの?【武田邦彦の科学教室I】
https://youtu.be/nBCrrgUiZKU
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最近ね、太陽光発電がいいなんて話があって、この前そういう質問を受けましたんでね。砂時計という番組で、太陽光発電は、効率的にあまり良くないんじゃないか?つまりドイツが太陽光発電を頑張ったんですけど、一般家庭用の電気代が、日本円で言えばだいたいキロワットアワー(kWh)当たり15円だったものが、45円になりましてね。3倍になったわけですよ。ですからご家庭ですとね、1か月1万円だった電気代が3万円になったというとですね。これは耐えられないということで、太陽光発電を後退させてですね、フランスから原子力を買うか、それとも自分のところで原子力発電所を作ろうか、という話になって、様子が大きく変わってるわけですね。
そんな話をしました。
しかし、その時にもちょっと触れたんですけれども、実は太陽光発電の問題点はそこにあるわけじゃなくて。昨日実は参政党の大会でちょっと話をさせて頂いのは、それなんですけれども。
我々が将来どういう生活をしたいと思っているのか、というところが一番最初なんですね。
我々は人間ですからね。自然とか生物と一緒に生活をしてるわけですね。それで、我々が生きてるエネルギーのほとんどは、太陽の光のエネルギーなんですよ。
ですから例えば、川が流れている。これは太陽エネルギーじゃない、なんて思ってる人がいるんです。川が流れているということって何かって言ったら、海水面に太陽の光が当たって、水が蒸発するわけですね。それで、それが上空に登って雲になり、雲が風で山の方に持っていかれて、山の頂上でぶつかってですね、そして雨が降る。その雨が川となって流れるわけですからね。
まあ物理的に言えば、太陽の光エネルギーが、水の蒸発のエネルギーと言いますか、エントロピーが増大して雲になり、それが山頂に降って、今度はポテンシャルエネルギーになる。こういうわけですね。
ですから、川が流れるわけです。川が流れるから、そこに魚が住み、それから川の水が川の周辺に染みていって木が生え、その木に鳥が鳴くと。こうなるわけですね。
砂も運ばれて、関東平野とか濃尾平野、みんな川が運んできた土砂で、我々は生活しているわけですね。これは、太陽エネルギーなわけです。もちろんここで言えば、風も太陽エネルギーですね。太陽の光の歪みっていうか、分布が少し違うので、そこで気圧の差ができて風が吹く。もちろんその中で、山もできると言ったら、まあ極端に言えばそうなんですが。海が蒸発したり、海に魚がいたりするのも、全部太陽エネルギーなわけですね。
その太陽エネルギーっていうのは、全生物、全自然が、現在の状態で使っているわけです。もちろん一番使ってるのは、人間なわけですね。で、さらに今人間は、太陽光のエネルギーから電気を取ると、こう思ってるわけですね。
これは自然に優しいって言う、変な人が世の中にいるんですよ。太陽の光を人間が利用するほど、自然に厳しいものはないんですよね。それは当たり前で、例えば一番極端には、希少生物と言われるものですね。希少動物。こういったものは、なぜ希少であるかと言いますと、それは弱いからなんですよね。弱いから希少動物である。つまり、競争に負けて繁栄してない。だからそういう希少動物はどこにいるかって言うと、例えば沼とか、日陰とか、そういうところにひっそりと住んでるわけですよ。僕はある市でですね、そういう調査をしました。ちょうど名古屋大学時代だったので、興味のある学生と一緒に地方に行っては丹念に、ここに太陽光パネルを敷いたら、生物にどういう影響があるだろうか、ということを調べました。その市の場合は、市民が使っている(電気の)数パーセント分(太陽光を)使ったらですね、絶滅危惧種と言われるものは、全部死に絶えてしまうんですよ。
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どうしてかって言ったら、絶滅危惧種っていうのは、だいたい弱いので絶滅危惧種なわけで。住んでいるところがどこかと言ったら、沼地とか日陰とかですね。直射日光が当たらないけれども、反射光で生きてる。例えば屋根の反射光で生きている。そんなような所に、絶滅危惧種がいるんですね。ですから私も、その時に分かったんですが、例えば屋根に太陽光発電を付けると、(屋根の)下は瓦だけだと思うんですけど、瓦はそれ程太陽光を吸収してるんじゃなくて、瓦から反射されてどっかの沼地とか、草むらに行く。その太陽光を利用して、弱い生物が住んでいるということですね。
ですから弱い生物が、真っ先に死にます。だいたい数パーセントですね。その市民が使う電気の10%近くまで、太陽光発電を利用しますとね、今度はほとんどの人工的な以外ですね、稲とかそういった、人間が囲って太陽の光をこうちゃんと使ってっていうようにしているもの以外は、殆どが死に絶えるでしょう。それは当たり前で、私は、測定して研究したら、そういう具体的な数字が出てきたんですけど、頭で考えたってね、全生物は太陽の光で生きているわけですから、人間がそのエネルギーを使ったら、それは当然ダメになっちゃうんですね。
だから、太陽光発電は自然のエネルギーだから、自然に優しいって、一体あなた、何考えてるの?っていう感じなんですね。ただまぁ、今のエネルギーの専門家はですね、利権にまみれてるっていうか、お金が欲しいだけでやってますからね。専門家が素人をだますことは、いくらでもできるんですよ。
その典型的な奴が、地熱発電なんてありましてね。まあ確かに日本は温泉が多いですしね。それから地下に行けば、ものすごく熱いマグマなんかがありますから、そのマグマを利用して、発電するって言やあ、普通の人は、ちょっとうっかり引っかかっちゃうんですけどね。発電というのは、高い温度があったからってダメなんですよね。温度差が必要ですから。だから高い温度と低い温度の両方なきゃ、いけないんですね。ですから、例えば一時有名になりましたが、原子力発電の冷却水、原子力発電所の近くには温排水が出るから、温排水公害なんて言われましたけどね。
なんで原子力発電所に温排水がつきものかっていったら、もちろんウランを燃やして高い熱が出る。高い熱が出て発電できるんじゃないんですよね。高い熱と低い熱が必要ですから。低い熱というのは海の水をくみ上げたり、川の水を利用して、そこで熱の流れを作る。そんな熱の流れを作るから、そこから電気が取れるっていう、まあそういうことですね。
だけどこういうやつはね、まあ私の経験ですと、市民グループとかが悪いわけじゃないですよ。そういうことじゃなくて、まぁそういう人たちを、だますの簡単なんですよ。
ですからまあ、日本にこれだけ地下資源があるのに、なんで利用してないんだ、なんて言う人がいるんですけど、日本は火山国だから、地熱発電の宝庫じゃないか、日本にはエネルギー資源がないっていうのウソじゃないか、って
こんなのウソなんですよ。例えばその時に、また専門家がねぇ、随分これ前ですけど、20年くらい前に地熱発電で金をもらってる専門家が何て言っていたかというと、アイスランドを見ろと。アイスランドはほとんど地熱発電でやってるじゃないかって言うんですよ。
あそこは人口が30万人ですから。30万人くらいだったらね、日本でもできます。ですけどそれ以上ね、ダメなんですよ。それで一回、私、地熱発電の国家の、何か委員会かなんかに呼ばれて出てですね。そこで、ある大学の先生が、まぁ名前言ってもいいんですけど、そんなことが目的じゃないんで言いませんが、得々として地熱発電を説明してる。役人も感心してる。そこんとこでOKされたら、なんか少し税金が出るわけですよ。補助金とかね、研究費とか。僕は一つ質問しましたよ。このままですと、すぐ周りの岩の温度が上がっちゃいますが、それはどうしたらいいんでしょうかと。岩は、熱伝導が低いですからね、と、こう言ったら、その先生、説明ができなくなって、黒板の前で立ち往生ですよ。そのくらいのレベルなんですよね。まあ大学の先生なんて威張ってますけれども、金に目がくらんでますからね。
で、この際皆さんに考えて頂きたいのは、太陽光発電と聞いた瞬間に、あ、これは危ないなぁと思う感覚がいるんですね。ここちょっとあの水力発電が出ましたが。昔はね、水力発電が環境にいい、なんつってた時代があるんですよ。今から40年ぐらい前なんですね。
それで、これはもちろん問題なんですよ。川が流れるエネルギーを人間が横取りするんですから。そうしたら、川はまあ全滅しちゃうんですよ。そのいい例が、日本では黒部ダム、世界的にはアスワンハイダム、ナイルもですね。黒部ダムの下流なんか見ればわかるんですよ。ダムから下を見れば。ダムでエネルギー取っちゃいますからね。
下の川はもう荒れ放題。時々ゲートを開けてですね、ダムに溜まった汚い水を流すと、黒部ダムの下流は全滅。
富山湾も、1回、1/3くらい全部ダメになったことがありましたね。それは当然で、個別にはそのゲートの開け方をどうするとか言ってますが、そういう問題じゃないんですよ。川の流れるエネルギーを横取りしたら、どうなるかっていう問題なんですね。
アスワンハイダムの方がよく分かりますよ。あんな何千年も使ってきたナイルの流れで一番大きかったのは、やっぱりみなさんも学校で習ったように、流れてくるその土砂が、ある時氾濫して、畑に散らばる。そしたらそれが肥沃な大地となって、また耕作ができるっていうのを、繰り返してきたわけですね。
ところは上から流れてくる川のエネルギーが減りましたから、海の水が上がってくるんですよ。それは当たり前ですよね。エネルギーバランスで決まりますから。河口の状態っていうのは。それで塩害でですね、全滅しましたね、畑。
川に発電所を作る時に、電力会社とか経済産業省は公聴会を開きますよ。付近の住民を呼びますね。僕は40代ぐらい前ね、僕も言い方が極端だからすぐ誤解されるんですが、公聴会に付近住民を呼んじゃダメだって言ったんですよ。呼ぶのは、魚のお母さんだ。魚のお母さんを呼んで、今度人間は、テレビをつけて見たいというので、電気が必要だから、ダムを作りたい。そうなると、あなたが今育ててる2匹の子供さんは、2匹とも死にますと。よろしいですかと言ったらですね、魚のお母さんは、人間はテレビを見たいかもしれないけど、私たちは命がかかってんだから、自然のままの川を残してくれると言うでしょうね。
そこなんですよ。つまりこの太陽光発電もそうです。水力発電も風力発電もそうなんですが、自然に手をつけるということが、どういうことかということを考えて、エネルギー問題を議論したりするということがですね、大切で。我々はどういう社会に住みたいのか、人間だけがいて、今のエネルギーの倍使う、そういう人生を送りたいのかね。それともエネルギーを少し我慢しても、やはり生物のいる海とか山とか川も、元気よく流れている、そういう中で人生を過ごしたいのか。それはやっぱり考えるのは、日本国民が考えなきゃなんないエネルギー問題であって、太陽光がいいとか原子力がいいとか石油がいいとか、いうことを考えるのは、それは専門家であるというふうに私は思っています。
武田邦彦 ヒバリクラブ
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2022年09月16日
石油を3倍使うのが太陽光発電
科学教室をやる時にいつも思うんですが、なんで日本ってこんなに平気で嘘がまかり通っているのかなぁと。しかしそれがまあ、みんなに認められているわけですから、変だなぁと思うことがあるんですね。それの一番極端な例が、太陽光発電なんですね。この太陽光発電については、1と2でやるつもりですが、今回やる”太陽光発電の1”は、ちょっと言えば”太陽光発電の2”よりかは、枝葉末節なんですよ。枝葉末節な方でも、皆さん聞かれて驚くと思うんですよね。太陽光は無限で無料だから、太陽の光からエネルギーを取れば、再生可能と。太陽はいつも光ってますからね。それからクリーンエネルギーだと、こう言ってるわけですよ。
しかし全然違うんですね。全然違うってことを、技術的にまず最初に言って、2回目は、これもやっぱり科学なんですが、もう少し本質的な問題に切り込もうと思っています。
太陽の光が、自然に電気になるなら別です。そうしたら、あの太陽の光は、無限で無料なんですよ。ところが、その太陽の光を、電気に変えなきゃいけないんですよ。
それが簡単にできるのであれば、大昔から石油なんか炊かなくても、あの発電所を作ったり、原子力発電なんていうものすごく危険なもの、あの放射性物質が出るようなもので、一所懸命言い訳を物凄くして、社長、会長なんかは今度13兆円かなんかの賠償金を払わなきゃいけないって、そんなひどいことになるわけですから、太陽光で発電したら楽じゃないですか。
それなら電力会社は、太陽光で前から発電してりゃいいことで、簡単な話ですね。
最近そういう技術ができたのかって言ったら、そうでもないんですよ。太陽の光を電気にするには、今のところシリコンがどうしてもいるんです。シリコンっていうものは、なんか非常に高級なものに見えますが、もともとは元素としては、シリカなんです。Siですね。Siってのは何かっていうと土ですね。土、砂。ここでは砂を出しました。
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土でもあんまり、色んなばい菌が入ってたりするとダメなんで、砂でも悪い質の砂ではダメなんで、高級な砂を使います。これはそういったものの一つなんですが、まあ砂なんですよ。SiO2。だから資源も無限なんですよ。Siシリカの砂を元にして、太陽の光で電気が起こるんだったら、大昔から、砂を敷き詰めてそこから電気を取ればいいわけで、簡単な話なんですけど、そうはいかないんですよ。
このシリカっていうのはSiO2、酸化物なんですね。酸化物を昔は塩化物にして、SiCl4(四塩化ケイ素)っていうのにして、それからそのクロル(塩素)を外してシリコンを取るっていう風にしてたんですけど、それはちょっと能率も悪いし、毒性も強いもんですからこの頃は、アルコキシドとか、まあいろんな形に進歩しまして。しかしいずれにしても、SiO2をなんらかの化学反応で、Siシリコンにするんですね。シリコンにしたものをそのままとか、単結晶とかいろいろあるんですが、まあそういったものにして、それを敷き詰めて両側に電極をつけて、それで上から太陽の光を当てると、そこで電気が発生します。ただそれはボルトとかいろいろありましてね。それからあの蓄電。夜中は太陽の光がありませんから、それをちょっと平均化したり、いろんなことをするので、かなりごつい装置がいるんですね。皆さんがよく見る、田園に太陽光のパネルがあったり、あれは機械がちょっと隠れてますんで見えませんが。それを集めたものをちゃんとした電圧にして、少し蓄電をして、というふうにして、太陽の光から電気が得られるわけですね。
僕は、これね、科学という美しいものを、人間社会で醜くしちゃってると思うんですけど、そういうこと言わないんですよ。太陽の光はタダで、無限だと。いや、タダで無限だってことは誰だって分かってますよ。
だけども、それが今まで使えなかったのはなぜかと。それはシリカ、砂をシリコンにするのが大変で、それをまた装置にするのが大変なんですよね。それにものすごく石油を使っちゃうんですよ。まあお金を使うと言っても、石油を使うと言ってもいいんですけど。
砂からシリコンの結晶を取ったり、それを組み立てたりするのに、すごくお金が要ると言ってもいいし、石油が要ると言ってもいいんですね。2000年頃にこの環境問題が湧き上がって、多くの人が太陽光発電はいいじゃないか、無限だっつって、その頃そういうことを言った人は辞めてもらいたいですね。少なくても科学者辞めてほしいですよ。
っていうのは、もう実績ができてますからね。これはあのドイツのせい。実績を出しまして。2002年から2022年までの20年間で、どんどんどんどん太陽光発電だとか、まあその他に風力発電なんかもやってきたんですね。風力発電も、後でここで説明しますけどね、じっくり。最初、キロワットアワー(kWh)あたり13セント、14セントですかね。ですからまぁだいたい、1セントって言ったら昔は1円ぐらいだったから、まあ1セントつったら1/100ドルですからね。まあ1ドルが100円だった時代だったとすると、1セントが1円ですからね。13.94セントっていうとまあ14円。
大体同じですね日本と。日本が今だいたいkWh当たり15円位で、それを20円位で売ってるっていう感じなんですね。まあだからドイツも日本も、だいたい同じ位だった。だからこれ13.94セントってのは13.94円と思ったらいいですね、13円94銭。2002年、まあ普通の値段です、これは。
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それでどんどんどんどん、太陽光発電とか風力発電とかやりましたからね。項目はここに細かく書いてありますが、いろいろ要りますよ、結局。だから補助金なんかも必要だ。補助金なんてのは、それだけお金がかかってるから補助金が要るんですよね。でドイツの家庭用電力料金というのは、結局2022年には、実に36円ですよね。だから約3倍になったわけですね。
3倍になったけども、いいじゃないか、石油を炊かなくてよくなったから、というんじゃないんですよ。
これは2000年の14円の時は、石油とか天然ガスですね。ロシアからくる天然ガスなんかを炊いて出してた。ところが2020年にはそれがだいぶ太陽光発電とか風力発電に変わったわけですが、じゃあ太陽光は無限で無料でしょ。風だって無限で無料じゃないですか。じゃあ無料のものを使って14円が36円になるっつったら、どういう理由ですかね。まぁこれは普通の人だったら頭で考えれば分かると思うんですよ。僕ね、今度色々これを、このブログを世話してくれる人と色々ディスカッションをしようと思うんですよ。
なんで多くの人が、太陽光発電は、環境に良いと思うのかと。だって環境にいいって言ったって、10円が36円なってるわけで、3倍になってるわけでしょ。太陽光は無料でしょ。無限で無料ですよ。ってことは、どういうことかっていうと、結局太陽光発電をやると、まぁちょっと風力も入ってますけど、まぁ太陽光で簡単にまとめますとね、それは3倍になっちゃうっていうことなんですよ。
3倍は何に使ってるのって言ったら、ほとんど石油なんですよ、現実的にはですね。ここに販売費ったって、販売員がどこかに売りに行ったり、集金したりするために石油なんか使うから。送電費もそうですね。それから土地利用費だって、土地を利用するだけだから、いいだろうというのかもしれないけど。まあ少ないですけども、これだって、米でも作れば、麦でも作れば作れるわけですから、だからそういうものをやめて、発電をしているっていうことですよね。洋上の場合は、洋上でなんかやっぱかかりますからねぇ。
それから、補助金も出さなきゃいけない。で、いろんなことがあって、結局、ドイツ人は今大変なんですよ。電気3倍かかってるんですよ。これを税金で賄ったって、どうせ税金というものはドイツ国民が払うんですから、同じなんですよ。1回税金で払って、よくあの太陽光は補助金だから安いんだって言うけど、補助金というのは僕らが払ってるわけで、何も鳩山さん、鳩山さんは元首相ですけど、金持ちが払ってるんじゃないんですよね。それからグレタさんが払っているわけでもないんですよ。誰かが払ってるわけじゃなくて、国民が払ってるんですから、補助金だって同じなんですよ。で、だいたいですね、ほぼ値段っていうのは、石油に比例してますからね。だから簡単にいうと、昔は火力発電所でやれば14円の石油を使ってたのが、現在ではその3倍の石油を使って、太陽光というものにだけ変わったんですよ。石油の使用量は、ほとんど同じなんですよ。まあ、ものすごく細かく計算したら、いや実は武田先生この3倍っていうのは2倍半位、2.5倍位ですっていう人もいるでしょうが、まあせいぜいそんなもんなんですね。
ということで、まず武田邦彦の科学教室の太陽光発電の1番は、太陽の光は無料ですが、それを電気にするのに、現在の石油火力発電所とか、天然ガス火力発電所に対して、約3倍の石油とか天然ガスを使う、エネルギーを使うということ。そういう馬鹿らしいことをやっているのが太陽光発電だということを、まず分かってください。だから太陽光発電をやって、環境がどうのこうのって言う人は、まあ僕に言わせると、ちょっと言葉は悪いんですけど、二重人格者だ。専門家ですから、これ全部分かってますんでね。ということを、まず頭に入れて欲しいと思います。
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2022年09月15日
日米戦争の原因
今度、参議院選挙をやりましてね、色々思うところありまして。私が今まで見ていた狭い窓よりか、広い窓で日本社会というものを見ることができたので、いっぱい課題が出来ました。そこでですね、このブログもそれを踏まえて、重要なことっていう順序にはならないんですけれども、これが今日はいいなと思うものですね、提供していきたいと。
ぜひ皆さんのご参考になって頂きたいと思うのは、実はですね、アメリカとかヨーロッパ、中国の社会は5%の人が支配層で、あとの90%が、まあいわば被支配層。昔だったら農奴とか奴隷とかですね。虐げられている農民とか、そういうんだったんですね。だからこれは、1920年頃に、ヨーロッパなんかが、貴族社会から大衆社会に変わるときに、随分いろんな人が指摘しておりますが、これからいろいろ政治のレベルなんかが下がっていくだろう、戦争も増えるだろう、ということを言ってるんですね。それはどうしてかというと、今まで貴族はですね、ある程度教養もあり、よくそのあとも考えてやったと。ところが、大衆というのは、当面はですよ、これは遠い将来は大衆が上なんですけど、遠い将来は別にして、どうしても衝動的、感情的にならざるを得ないので、という指摘が今から100年位前、ずいぶんですね、オレテガ・イ・ガセット(スペインの哲学者)だとか、マックス・ウェーバー(ドイツの政治学者、社会学者)なんかに、されておりますけどね。実際その通りになった訳です。
で、今度私は参議院議員選挙をやりましてね、日本の国民はものすごくレベルが高いんだけど、やっぱり国のことを決めるには、知識と、事実を認識する知識力と、それに基づく判断力、論理性、これが(足りていない)。日本全体を考えれば仕方ないって言えないこともないんですけども。日本が今のように平等社会を作って、誰も同じ立場で国政を判断する、もしくは国の行く末を判断する、もしくは自分の子どもとか孫のことを考えるって事になるとね、やっぱりここは絶対必要だけど、やっぱりそこまでは知識がいってないんだなあとか、判断力がいってないんだなあってことが、多く見受けられましたね。私はこれから、これは上から目線ではなくて、私はまあ言ってみれば知識人なんで。知識の量は、私は他のことをしてなくて、暇で困ってる訳ですから、知識の量は多い訳ですよね。まあそういう立場から、まあフラットに言って、まあそうだということで、ご理解いただきたいんですが。
今日は、日本がアメリカと戦争した時に、どういう状態か、何を間違ったか、っていうことの非常に大きなことがあるのですが、それがちょっと行き渡ってないなあという感じがしましたね。
それで今日からですね、ブログに図をつける時もあるんですよ。図表ですね。直感的に分かりやすいので。
最近ではスマホなんかでも写メが多用されてますが、写メが対応されているにしてはですね、ネット上で、写真とか映像と話を、自由自在に組み合わせて、配信してくれるっていうところが、あんまりまだ、ないんですね。
一応、幸せ砂時計とか、参政党とか、それから友達テレビにお願いをしてですね、まあ音声と画像とかグラフなんかを、自由自在にくっつけたり離したりしてですね、ブログとかそういうのに提供するっていうことを、ちょっと試みてみてもらいたいなと思いまして、今日は第1回なんで、一応図をつけたらより分かりやすいということで、お話をさせて頂きたいと思うんですね。
1940年のデータを使いますが、1940年というのは、1941年が大東亜戦争の開始ですから、1年前ということで、日本とアメリカの関係は、もうかなり険悪になっている訳ですね。1930年代の初頭に満州国の運営について、白人側とこじれて国際連盟を脱退するという事件が起こってから、7〜8年ですからね。まあ相当白人との間の関係が悪くなっている訳ですね。
それで、その時の日本のですね、石油の輸入先です。日本は石油がとれませんからほぼ100%、石油は外からなんですが、そのうち実にアメリカから輸入しているのが77%、それからオランダ領東インド、これは現在のインドネシアですね。(これは私今度の選挙で大分、ああそうかなと思ったのは、インドネシアっていう国がですね、前からあるように思ってるんですね。日本が戦争した時には、アジアの国っていうのは、言ってみればなかったんですよ。みんなヨーロッパの国だったんです。)
石油はアメリカが77%、それからオランダ領東インドが14%、今で言えばインドネシアですけど。その他が8、9%でですね。ほとんどアメリカに依存してる訳ですね。
それから鉄ですね鉄鉱石。これはくず鉄なんかも含むんですが、アメリカが70%、中国が16%、その他が14%ということで、石油がアメリカ77、鉄がアメリカ70ですからねぇ。
これはよく現在でも議論になるんです。結局、戦争になったのは、アメリカへの依存度が高かったんで、対外依存度はもう少し分散した方がいいんじゃないかと言ってますが、(当時は)そんなレベルじゃないんですよ。アメリカ1か国に石油が77、鉄鉱石が70ですからね。
これは石油と鉄鉱石が別々ならまだいいんですけど、鉄と油というとですね、もう日本の産業の根幹、もしくは日本の軍事の根幹を両方ともアメリカが握ってたってことなんですよ。
で、ここでですね、考えなきゃいけないことが2つある。ひとつは、アメリカと、中国の利権で対立したんですよ。中国の利権で、アメリカと日本が対立するってことはどういうことかというと、アメリカは、中国の利権が欲しいんですよ。お金を欲しいんですよ。ところが日本が中国に先に手を付けちゃったんで、中国の利権が日本に流れる訳ですね。ここで言えば、鉄類の16%が中国から日本に輸入されている、というのがそれなんですけどね。ところがアメリカは、鉄の利権を求めてるんじゃなくて、鉄道敷設だったんですね。中国に鉄道を敷設して大儲けしようというのが、アメリカだったんですよ。それで、満州事変の時の満州国の運営もそうなんですけども、日本はゼロイチになっちゃうんですよ、感情的になって。アメリカさん、中国の利権がほしいですか?それじゃあ満州の鉄道と北シナ(北支)の鉄道の利権を、アメリカの方にお願いしますので、それでやりましょうって言えばですね、戦争にもならないし、アメリカに石油77%、鉄鉱70%依存しても、一応これで外交的に処理できるんですけどね。それやらないんですよ。今でもそうですね。今度の参議院議員選挙のことを盛んに言いますけど、なんかね、みんながゼロイチになっちゃうんですよ。
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「いや、そういう問題じゃないんです。」と。「こういう風にものを考えたら、どうかということなんです。」
「いや、そんな生ぬるいことで、どうするんだ」
って、まあこういう感じになっちゃってですね。これは、大衆社会では感情的になるという、オルテガ・イ・ガセットなんかの指摘通りなんですけどね。
まあとにかくそういうことなんです。じゃあこれでは、アメリカとぶつかるに決まってるじゃないですか。アメリカは日本に、77、70%供給してる訳ですから、だから当然、日本が俺の言うこと聞かなきゃ、石油と鉄鉱とを止めるよと言って、まぁ実際上、石油と鉄鉱を止めたので、戦争になっちゃったという、非常に単純な、まあ、言葉で言えば、「あなたアホ?」って、こう言いたいような感じなんですね。
それから、日本人は何でも真面目なんですよ。真正面から考えるんです。ところがアメリカ人は、真面目で正義があるという訳じゃないんです。アメリカもね、今から1000年も歴史を経れば、アメリカの正義ってのがあるでしょう。今はアメリカは、正義ぶってるだけで、アメリカ人のあれは、金が儲かればいいってことなんですよ。自分が儲かればいいってことだけ言ってるんですよ。だから、中国の利権を渡せばいいんです。
日本人はですね、正義っていうのがあるんですよ。だから正義に基づいて、例えば各国は人種差別をしてはいけない、と。これは1919年のパリ講和条約で日本が提案した、人種差別撤廃条項ですね。こういう風なのが日本的なんですよ。人種差別を撤廃したら、日本が得するか、っていうことじゃないんですよ。あんまり得しません。人種差別を撤廃しても。日本はその頃もう、白人と対等にできる国でしたから。だけどアジアの諸国が人種差別で苦しんでるので、日本がその代表として、白人社会に人種差別撤廃条項を主張すると、こういう正義感なんですよ。
ところがですね、アメリカ人、ヨーロッパ人、中国人はですね、自分だけ得すればいいんですよ。だから自分だけ得すればいいということは、アメリカに中国の利権を渡せば、それでいいんですよ。中国は苦しむかもしれませんけども、アメリカは巨利を得ますからね。アメリカは日本に、あ、そうかそうか、日本は大したもんだと。じゃあ石油とか鉄鉱石は従来取り輸出しようということになって、戦争の必要はまったくなかったんですよ。つまりこの前、日本とアメリカが戦争した原因の大きくはですね、日本が正義を主張し、アメリカが利益を求めていたという、この民族性の差なんですね。
これをね、やっぱり日本人が理解するってことが、今後の社会に必要だし、私は今度の活動を経てですね、あ、これがやっぱり問題だったのか。要するに日本人が分からないひとつの原因だったのか。
今のウクライナ戦争なんかでも、これと同じことがまだ見られるということで、これは根深いですね。文化の問題ですからね。
武田邦彦 ヒバリクラブ
【武田邦彦のブログ】2022年7月12日 日米戦争の原因
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ぜひ皆さんのご参考になって頂きたいと思うのは、実はですね、アメリカとかヨーロッパ、中国の社会は5%の人が支配層で、あとの90%が、まあいわば被支配層。昔だったら農奴とか奴隷とかですね。虐げられている農民とか、そういうんだったんですね。だからこれは、1920年頃に、ヨーロッパなんかが、貴族社会から大衆社会に変わるときに、随分いろんな人が指摘しておりますが、これからいろいろ政治のレベルなんかが下がっていくだろう、戦争も増えるだろう、ということを言ってるんですね。それはどうしてかというと、今まで貴族はですね、ある程度教養もあり、よくそのあとも考えてやったと。ところが、大衆というのは、当面はですよ、これは遠い将来は大衆が上なんですけど、遠い将来は別にして、どうしても衝動的、感情的にならざるを得ないので、という指摘が今から100年位前、ずいぶんですね、オレテガ・イ・ガセット(スペインの哲学者)だとか、マックス・ウェーバー(ドイツの政治学者、社会学者)なんかに、されておりますけどね。実際その通りになった訳です。
で、今度私は参議院議員選挙をやりましてね、日本の国民はものすごくレベルが高いんだけど、やっぱり国のことを決めるには、知識と、事実を認識する知識力と、それに基づく判断力、論理性、これが(足りていない)。日本全体を考えれば仕方ないって言えないこともないんですけども。日本が今のように平等社会を作って、誰も同じ立場で国政を判断する、もしくは国の行く末を判断する、もしくは自分の子どもとか孫のことを考えるって事になるとね、やっぱりここは絶対必要だけど、やっぱりそこまでは知識がいってないんだなあとか、判断力がいってないんだなあってことが、多く見受けられましたね。私はこれから、これは上から目線ではなくて、私はまあ言ってみれば知識人なんで。知識の量は、私は他のことをしてなくて、暇で困ってる訳ですから、知識の量は多い訳ですよね。まあそういう立場から、まあフラットに言って、まあそうだということで、ご理解いただきたいんですが。
今日は、日本がアメリカと戦争した時に、どういう状態か、何を間違ったか、っていうことの非常に大きなことがあるのですが、それがちょっと行き渡ってないなあという感じがしましたね。
それで今日からですね、ブログに図をつける時もあるんですよ。図表ですね。直感的に分かりやすいので。
最近ではスマホなんかでも写メが多用されてますが、写メが対応されているにしてはですね、ネット上で、写真とか映像と話を、自由自在に組み合わせて、配信してくれるっていうところが、あんまりまだ、ないんですね。
一応、幸せ砂時計とか、参政党とか、それから友達テレビにお願いをしてですね、まあ音声と画像とかグラフなんかを、自由自在にくっつけたり離したりしてですね、ブログとかそういうのに提供するっていうことを、ちょっと試みてみてもらいたいなと思いまして、今日は第1回なんで、一応図をつけたらより分かりやすいということで、お話をさせて頂きたいと思うんですね。
1940年のデータを使いますが、1940年というのは、1941年が大東亜戦争の開始ですから、1年前ということで、日本とアメリカの関係は、もうかなり険悪になっている訳ですね。1930年代の初頭に満州国の運営について、白人側とこじれて国際連盟を脱退するという事件が起こってから、7〜8年ですからね。まあ相当白人との間の関係が悪くなっている訳ですね。
それで、その時の日本のですね、石油の輸入先です。日本は石油がとれませんからほぼ100%、石油は外からなんですが、そのうち実にアメリカから輸入しているのが77%、それからオランダ領東インド、これは現在のインドネシアですね。(これは私今度の選挙で大分、ああそうかなと思ったのは、インドネシアっていう国がですね、前からあるように思ってるんですね。日本が戦争した時には、アジアの国っていうのは、言ってみればなかったんですよ。みんなヨーロッパの国だったんです。)
石油はアメリカが77%、それからオランダ領東インドが14%、今で言えばインドネシアですけど。その他が8、9%でですね。ほとんどアメリカに依存してる訳ですね。
それから鉄ですね鉄鉱石。これはくず鉄なんかも含むんですが、アメリカが70%、中国が16%、その他が14%ということで、石油がアメリカ77、鉄がアメリカ70ですからねぇ。
これはよく現在でも議論になるんです。結局、戦争になったのは、アメリカへの依存度が高かったんで、対外依存度はもう少し分散した方がいいんじゃないかと言ってますが、(当時は)そんなレベルじゃないんですよ。アメリカ1か国に石油が77、鉄鉱石が70ですからね。
これは石油と鉄鉱石が別々ならまだいいんですけど、鉄と油というとですね、もう日本の産業の根幹、もしくは日本の軍事の根幹を両方ともアメリカが握ってたってことなんですよ。
で、ここでですね、考えなきゃいけないことが2つある。ひとつは、アメリカと、中国の利権で対立したんですよ。中国の利権で、アメリカと日本が対立するってことはどういうことかというと、アメリカは、中国の利権が欲しいんですよ。お金を欲しいんですよ。ところが日本が中国に先に手を付けちゃったんで、中国の利権が日本に流れる訳ですね。ここで言えば、鉄類の16%が中国から日本に輸入されている、というのがそれなんですけどね。ところがアメリカは、鉄の利権を求めてるんじゃなくて、鉄道敷設だったんですね。中国に鉄道を敷設して大儲けしようというのが、アメリカだったんですよ。それで、満州事変の時の満州国の運営もそうなんですけども、日本はゼロイチになっちゃうんですよ、感情的になって。アメリカさん、中国の利権がほしいですか?それじゃあ満州の鉄道と北シナ(北支)の鉄道の利権を、アメリカの方にお願いしますので、それでやりましょうって言えばですね、戦争にもならないし、アメリカに石油77%、鉄鉱70%依存しても、一応これで外交的に処理できるんですけどね。それやらないんですよ。今でもそうですね。今度の参議院議員選挙のことを盛んに言いますけど、なんかね、みんながゼロイチになっちゃうんですよ。
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「いや、そんな生ぬるいことで、どうするんだ」
って、まあこういう感じになっちゃってですね。これは、大衆社会では感情的になるという、オルテガ・イ・ガセットなんかの指摘通りなんですけどね。
まあとにかくそういうことなんです。じゃあこれでは、アメリカとぶつかるに決まってるじゃないですか。アメリカは日本に、77、70%供給してる訳ですから、だから当然、日本が俺の言うこと聞かなきゃ、石油と鉄鉱とを止めるよと言って、まぁ実際上、石油と鉄鉱を止めたので、戦争になっちゃったという、非常に単純な、まあ、言葉で言えば、「あなたアホ?」って、こう言いたいような感じなんですね。
それから、日本人は何でも真面目なんですよ。真正面から考えるんです。ところがアメリカ人は、真面目で正義があるという訳じゃないんです。アメリカもね、今から1000年も歴史を経れば、アメリカの正義ってのがあるでしょう。今はアメリカは、正義ぶってるだけで、アメリカ人のあれは、金が儲かればいいってことなんですよ。自分が儲かればいいってことだけ言ってるんですよ。だから、中国の利権を渡せばいいんです。
日本人はですね、正義っていうのがあるんですよ。だから正義に基づいて、例えば各国は人種差別をしてはいけない、と。これは1919年のパリ講和条約で日本が提案した、人種差別撤廃条項ですね。こういう風なのが日本的なんですよ。人種差別を撤廃したら、日本が得するか、っていうことじゃないんですよ。あんまり得しません。人種差別を撤廃しても。日本はその頃もう、白人と対等にできる国でしたから。だけどアジアの諸国が人種差別で苦しんでるので、日本がその代表として、白人社会に人種差別撤廃条項を主張すると、こういう正義感なんですよ。
ところがですね、アメリカ人、ヨーロッパ人、中国人はですね、自分だけ得すればいいんですよ。だから自分だけ得すればいいということは、アメリカに中国の利権を渡せば、それでいいんですよ。中国は苦しむかもしれませんけども、アメリカは巨利を得ますからね。アメリカは日本に、あ、そうかそうか、日本は大したもんだと。じゃあ石油とか鉄鉱石は従来取り輸出しようということになって、戦争の必要はまったくなかったんですよ。つまりこの前、日本とアメリカが戦争した原因の大きくはですね、日本が正義を主張し、アメリカが利益を求めていたという、この民族性の差なんですね。
これをね、やっぱり日本人が理解するってことが、今後の社会に必要だし、私は今度の活動を経てですね、あ、これがやっぱり問題だったのか。要するに日本人が分からないひとつの原因だったのか。
今のウクライナ戦争なんかでも、これと同じことがまだ見られるということで、これは根深いですね。文化の問題ですからね。
武田邦彦 ヒバリクラブ
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2022年09月14日
日本の国を守る まず、独立すること
ウクライナ問題が起きてですね、にわかに日本の国も守らなきゃいけないじゃないかと、いうようなことを言う人が出てきてですね。奇妙なことですよ。自分の国を守るってのは、もう当たり前のことで、今更日本の国を守らなきゃいけないんじゃないかっての、変な話なんですが。
戦後アメリカGHQに、全部騙されてですね。日本人の多くがそういう気持ちになったっていうの、本当に日本の悲劇の一つなんですけども。
例えば日本共産党がですね、「日本の国を守るためにはもうしょうがない、軍隊がいるから、だから自衛隊を活用しようと思う」って言ったわけですね。本当に大きなことが2つありますよ、この発言には。
一つは、政治っていうのはですね、そんな、こうなったらああなる、ああなったらこうなる、なんてこと、すぐには間に合いませんからね。だから日本の国を守るには、どういう方法をするんだということが、決まってなきゃいけないのに、今まで日本共産党はなんて言ってきたかっていったら、日本を攻めてくる国はないよ、って言ってたんですね。
それは当然そうで、太平洋戦争というか、この前の大東亜戦争の前に、コミンテルンていうのがありまして。ソ連にですね、共産党ですね。それで日本をできるだけ非武装にするとか、戦争で負けて無力にして、その隙に共産党が入り込んで、日本を共産国にするっていうのが、もともとの共産党の趣旨ですからね。
ですから日本に軍隊を作っちゃいけない、軍隊を作っちゃいけないって言っていたわけですね。
それが今ごろになって、自衛隊がって、自衛隊を今まで反対してる人がどうしたのって言ったら、いやいや20年前から自衛隊には賛成してましたって。そういう言い訳するなってことなんですね。
もう一つは、活用するっていう言葉を使ったってことですよ。だって国を守るっていうのは、命をかけて、自分の命を捨てて後方の自分の同胞を守るわけですから、活用するって一体何ですかって言うんですね。
命を賭けて国を守る人を、活用するっていう言葉を使うのでは、もう話になりませんね。これは。皆さんもそう思ったでしょう。
だから日本共産党、僕ねこの際、解散したがいいと思うんですよ。
あの日本共産党の方々ね、中には地方の日本共産党の人なんか、本当にね、誠実に、まあ貧乏な人を助けようとか困っている人を助けようと思って活動している人いますから、まあその方ね、やっぱりそういう日本共産党みたいな、上の方が嘘ばっかりついているところに所属しない方がいいですよ。
僕は今、参政党に入ってるんで、参政党でも来たらどうですかね。正直な参政党に来られた方がいいと思いますよ。まあとにかくそれは別にして、日本の国は本当に守らなきゃいけないんですね。
そのために一番必要なことはですね、まず日本が独立するってことですよ。
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日本って全然独立してませんよ。日本が独立している、独立国家だって言う人はほとんどいません。
それで今度のウクライナの戦争でも皆さん、プーチン大統領が嫌いなんでプーチン大統領を非難してますけども、プーチン大統領はですね、ありのまま言うんですよ。
イギリスとかアメリカのアングロサクソンは嘘を言うんですけど、日本人は嘘を信じちゃうんですね。嘘っていうのは耳に優しいですからね。だからどうしても嘘を信じちゃうわけです。
ロシア人っていうのは結構正直なんですよ。まあ日本人は、嘘でごまかしてくれるといいということでですね。口のうまいイギリスとかアメリカが好きなんですね。
日本は独立していないの、これはみなさん、もうお分かりだと思うんですけども。日本にアメリカ軍が進駐しているからですよ。それも進駐しているの、1つとか2つじゃないですよね。岩国にあり、東京の首都の中に、横田基地があるんですからね。
それで横田基地に侵入するアメリカ軍機っていうのは、優先した空域を持ってるんですよ。だから私なんか日本人でありながら、大阪から羽田に入るときに、千葉県を通る。横田米軍空域を迂回して。僕は日本人なのにアメリカ軍優先なんですよ。
それからトランプ大統領が日本に来たときに、羽田にも成田にも着陸しないで、横田基地に着陸したんですよ。これはもう完全に属国ですよ。
沖縄も、ちょっと革新すぎて、どうにもならないところがあるんですけども、やっぱり僕は沖縄の人を支持しますよ。だって米軍基地が、独立国家でありながら、あれほど大きな顔をしてるんですから、それは腹たちますよ。当然ですよ。
だからまずはね、日本がちゃんとした日本軍をもって、日本は日本で守れるようにして、然るべき後にアメリカとの同盟を議論すると。そういうのにしなくちゃいけないですよ。
プーチン大統領はこう言ってますね。日本とは話をしない。なぜならば日本は独立国じゃないから。従属国と話したってダメですと。アメリカと話をしなきゃダメなんですと。日本の命は、日本の国を守るかどうか、アメリカが決めてるんですからって、プーチンが露骨に言ってるわけですよ。
だから北方四島の交渉なんか応じませんと、昔から言ってるんですよね。あまりはっきり言われるんで、日本人腹たちますけど。
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だって日本は独立してないんですからね。交渉する権利がないんですよ。
で私がですね、日本国は独立しなきゃいけないから、日本軍を持ちましょうと、こう言うとですね、2つ反論が来るんですよ。まあ今の日本人って本当ひどいんですけどね。
どういう反論かというと1つがですね、憲法9条があるから軍隊を持てないっていう人がいるんですよ。まあこの人はたぶんね、パリ不戦条約を知らないんですよね。
第1次世界大戦が終わった後、パリ不戦条約っていうのができたんですよ。第1条、第2条の2つからなってるんですね。
今の憲法9条とほとんど同じなんです。国際紛争を解決する手段としては、戦争をしない、軍隊を持たない、ということなんですね。
で、国際紛争を解決する手段以外ではいいんです。つまり国を守るっていうのは、国際紛争を解決する手段じゃありませんからね。日本国を守るのは、全然憲法の9条は関係ないんですよ。で、問題はですね。ここでそういう皆さん、国民がそう思ってるのは、憲法9条があるから軍隊を持てないんだと思ってる人、結構多いんですけど、この責任は誰にあるかっていえば、それは憲法学者なんですよ。
憲法学者は憲法9条と軍隊とは関係ないと、心の中では思ってるんです。思ってるからこそ訴訟がないんですよ。
なにしろ自衛隊ってね、税金を5兆円も使ってるんですよ、毎年。5兆円も使っててそれが違憲ならね、憲法に違反するなら、それは訴訟しなきゃいけないじゃないですか。日本共産党もそうだし、それからいろんなところは、訴訟しなきゃいけないじゃないですか。最高裁は憲法の番人と言われてるんですから。自衛隊が憲法に違反している、アメリカ軍が憲法に違反しているなら。
またこれでね、ものすごい屁理屈があるんですよ。アメリカ軍は他国の軍隊だから、日本の憲法が及ばない。
それでは、いくらなんでも憲法、法律学者じゃありませんよ。
日本列島が日本国のものであれば、日本国の中では日本国憲法が外国人にも適用されるんですよ。当たり前なんですけどそこがね、すごくおかしくて、やっぱり差別不平等条約みたいになってるんですよ、今ね。
あの江戸時代の、不平等条約よりかひどいぐらいなんですよ。日本人の魂がなくなっちゃいましたから。
だからアメリカ軍が70年にわたって駐留し、日本国に自衛隊があって、その自衛隊の軍事力は世界で第5位ですから、当然もしも第9条が軍隊を持っちゃいけない、交戦権がないというならですね、交戦権を持っているアメリカ軍が日本に常時駐留してるのは憲法違反ですよ、もちろん。だけど憲法学者とか昔の日本社会党とか、今の共産党とか立憲民主党もそうでしょうが、心の中では軍隊が持てると思ってるんですよ。だけどもそれを言うと、票が足りなくなるとか何か知らないけど、そういうことで違憲訴訟をしないんですよ。もしくは日本の憲法、法律とか司法を信用してないということですね。
それからもう1つの意見はね、お金がもったいないという意見なんですよ。
日本はね、世界でも冠たる経済大国なんです。しかも1億2500万人いるなんていう大国なんですよ。1億人以上いる国ってそんなにありませんからね。
日本の領土が狭いっていうことはないんですよ。あの海のですね、独立した経済水域を入れたら第6位ですからね、日本。国土面積も第6位、国土っていうか支配面積も第6位になりますから。だから面積的にも強国であり、大きな国であり、人口的にも大きな国であり、経済的には非常に大国であるその国が、自分の国を守る金を出すのがもったいないっていう人がいるんですよ。今自衛隊では5兆円くらいですけども、日本国を自分で守ろうとなったら、やっぱり10兆円近くはかかるんですね。まぁ8兆円とか7兆円とかかかるんです。それがもったいないって言うんですよ。
いやいやねえ、今ねえ、税金を100兆円も使ってるんですよ。そりゃね10兆円くらい使わなきゃ日本の国は守れません。特に隣にですね、中国っていう非常に好戦的な国がいますからね。北朝鮮という、またこれも好戦的な国がいますから、この国から日本を守るには、10兆円くらい仕方ない。
だからまず独立することです。まず自衛隊を日本国軍にしてですね。アメリカ軍が今5万人くらいいますから、その人たちに少しずつ少しずつ撤退してもらって。それで、横田空域なんかも日本のものにして。日本が独立したら、日本人が日本の国も守れます。
だいたいね、昔の言い方したら、今もう男女なんとかと言って難しいんですけど、昔の言い方したらね、親父がねぇ、子供達を守れないような国じゃあね、守る気持ちがないような国はね、それは滅びます。私はそう思いますね。
まあこの際、日本のそういうインチキ政治は、やっぱり全部直さないとダメだと、私は思いますね。
武田邦彦 ヒバリクラブ
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戦後アメリカGHQに、全部騙されてですね。日本人の多くがそういう気持ちになったっていうの、本当に日本の悲劇の一つなんですけども。
例えば日本共産党がですね、「日本の国を守るためにはもうしょうがない、軍隊がいるから、だから自衛隊を活用しようと思う」って言ったわけですね。本当に大きなことが2つありますよ、この発言には。
一つは、政治っていうのはですね、そんな、こうなったらああなる、ああなったらこうなる、なんてこと、すぐには間に合いませんからね。だから日本の国を守るには、どういう方法をするんだということが、決まってなきゃいけないのに、今まで日本共産党はなんて言ってきたかっていったら、日本を攻めてくる国はないよ、って言ってたんですね。
それは当然そうで、太平洋戦争というか、この前の大東亜戦争の前に、コミンテルンていうのがありまして。ソ連にですね、共産党ですね。それで日本をできるだけ非武装にするとか、戦争で負けて無力にして、その隙に共産党が入り込んで、日本を共産国にするっていうのが、もともとの共産党の趣旨ですからね。
ですから日本に軍隊を作っちゃいけない、軍隊を作っちゃいけないって言っていたわけですね。
それが今ごろになって、自衛隊がって、自衛隊を今まで反対してる人がどうしたのって言ったら、いやいや20年前から自衛隊には賛成してましたって。そういう言い訳するなってことなんですね。
もう一つは、活用するっていう言葉を使ったってことですよ。だって国を守るっていうのは、命をかけて、自分の命を捨てて後方の自分の同胞を守るわけですから、活用するって一体何ですかって言うんですね。
命を賭けて国を守る人を、活用するっていう言葉を使うのでは、もう話になりませんね。これは。皆さんもそう思ったでしょう。
だから日本共産党、僕ねこの際、解散したがいいと思うんですよ。
あの日本共産党の方々ね、中には地方の日本共産党の人なんか、本当にね、誠実に、まあ貧乏な人を助けようとか困っている人を助けようと思って活動している人いますから、まあその方ね、やっぱりそういう日本共産党みたいな、上の方が嘘ばっかりついているところに所属しない方がいいですよ。
僕は今、参政党に入ってるんで、参政党でも来たらどうですかね。正直な参政党に来られた方がいいと思いますよ。まあとにかくそれは別にして、日本の国は本当に守らなきゃいけないんですね。
そのために一番必要なことはですね、まず日本が独立するってことですよ。
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日本は独立国ではない
日本って全然独立してませんよ。日本が独立している、独立国家だって言う人はほとんどいません。
それで今度のウクライナの戦争でも皆さん、プーチン大統領が嫌いなんでプーチン大統領を非難してますけども、プーチン大統領はですね、ありのまま言うんですよ。
イギリスとかアメリカのアングロサクソンは嘘を言うんですけど、日本人は嘘を信じちゃうんですね。嘘っていうのは耳に優しいですからね。だからどうしても嘘を信じちゃうわけです。
ロシア人っていうのは結構正直なんですよ。まあ日本人は、嘘でごまかしてくれるといいということでですね。口のうまいイギリスとかアメリカが好きなんですね。
日本は独立していないの、これはみなさん、もうお分かりだと思うんですけども。日本にアメリカ軍が進駐しているからですよ。それも進駐しているの、1つとか2つじゃないですよね。岩国にあり、東京の首都の中に、横田基地があるんですからね。
それで横田基地に侵入するアメリカ軍機っていうのは、優先した空域を持ってるんですよ。だから私なんか日本人でありながら、大阪から羽田に入るときに、千葉県を通る。横田米軍空域を迂回して。僕は日本人なのにアメリカ軍優先なんですよ。
それからトランプ大統領が日本に来たときに、羽田にも成田にも着陸しないで、横田基地に着陸したんですよ。これはもう完全に属国ですよ。
沖縄も、ちょっと革新すぎて、どうにもならないところがあるんですけども、やっぱり僕は沖縄の人を支持しますよ。だって米軍基地が、独立国家でありながら、あれほど大きな顔をしてるんですから、それは腹たちますよ。当然ですよ。
だからまずはね、日本がちゃんとした日本軍をもって、日本は日本で守れるようにして、然るべき後にアメリカとの同盟を議論すると。そういうのにしなくちゃいけないですよ。
プーチン大統領はこう言ってますね。日本とは話をしない。なぜならば日本は独立国じゃないから。従属国と話したってダメですと。アメリカと話をしなきゃダメなんですと。日本の命は、日本の国を守るかどうか、アメリカが決めてるんですからって、プーチンが露骨に言ってるわけですよ。
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だって日本は独立してないんですからね。交渉する権利がないんですよ。
で私がですね、日本国は独立しなきゃいけないから、日本軍を持ちましょうと、こう言うとですね、2つ反論が来るんですよ。まあ今の日本人って本当ひどいんですけどね。
どういう反論かというと1つがですね、憲法9条があるから軍隊を持てないっていう人がいるんですよ。まあこの人はたぶんね、パリ不戦条約を知らないんですよね。
第1次世界大戦が終わった後、パリ不戦条約っていうのができたんですよ。第1条、第2条の2つからなってるんですね。
今の憲法9条とほとんど同じなんです。国際紛争を解決する手段としては、戦争をしない、軍隊を持たない、ということなんですね。
で、国際紛争を解決する手段以外ではいいんです。つまり国を守るっていうのは、国際紛争を解決する手段じゃありませんからね。日本国を守るのは、全然憲法の9条は関係ないんですよ。で、問題はですね。ここでそういう皆さん、国民がそう思ってるのは、憲法9条があるから軍隊を持てないんだと思ってる人、結構多いんですけど、この責任は誰にあるかっていえば、それは憲法学者なんですよ。
憲法学者は憲法9条と軍隊とは関係ないと、心の中では思ってるんです。思ってるからこそ訴訟がないんですよ。
なにしろ自衛隊ってね、税金を5兆円も使ってるんですよ、毎年。5兆円も使っててそれが違憲ならね、憲法に違反するなら、それは訴訟しなきゃいけないじゃないですか。日本共産党もそうだし、それからいろんなところは、訴訟しなきゃいけないじゃないですか。最高裁は憲法の番人と言われてるんですから。自衛隊が憲法に違反している、アメリカ軍が憲法に違反しているなら。
またこれでね、ものすごい屁理屈があるんですよ。アメリカ軍は他国の軍隊だから、日本の憲法が及ばない。
それでは、いくらなんでも憲法、法律学者じゃありませんよ。
日本列島が日本国のものであれば、日本国の中では日本国憲法が外国人にも適用されるんですよ。当たり前なんですけどそこがね、すごくおかしくて、やっぱり差別不平等条約みたいになってるんですよ、今ね。
あの江戸時代の、不平等条約よりかひどいぐらいなんですよ。日本人の魂がなくなっちゃいましたから。
だからアメリカ軍が70年にわたって駐留し、日本国に自衛隊があって、その自衛隊の軍事力は世界で第5位ですから、当然もしも第9条が軍隊を持っちゃいけない、交戦権がないというならですね、交戦権を持っているアメリカ軍が日本に常時駐留してるのは憲法違反ですよ、もちろん。だけど憲法学者とか昔の日本社会党とか、今の共産党とか立憲民主党もそうでしょうが、心の中では軍隊が持てると思ってるんですよ。だけどもそれを言うと、票が足りなくなるとか何か知らないけど、そういうことで違憲訴訟をしないんですよ。もしくは日本の憲法、法律とか司法を信用してないということですね。
日本の面積は世界第6位の大国
それからもう1つの意見はね、お金がもったいないという意見なんですよ。
日本はね、世界でも冠たる経済大国なんです。しかも1億2500万人いるなんていう大国なんですよ。1億人以上いる国ってそんなにありませんからね。
日本の領土が狭いっていうことはないんですよ。あの海のですね、独立した経済水域を入れたら第6位ですからね、日本。国土面積も第6位、国土っていうか支配面積も第6位になりますから。だから面積的にも強国であり、大きな国であり、人口的にも大きな国であり、経済的には非常に大国であるその国が、自分の国を守る金を出すのがもったいないっていう人がいるんですよ。今自衛隊では5兆円くらいですけども、日本国を自分で守ろうとなったら、やっぱり10兆円近くはかかるんですね。まぁ8兆円とか7兆円とかかかるんです。それがもったいないって言うんですよ。
いやいやねえ、今ねえ、税金を100兆円も使ってるんですよ。そりゃね10兆円くらい使わなきゃ日本の国は守れません。特に隣にですね、中国っていう非常に好戦的な国がいますからね。北朝鮮という、またこれも好戦的な国がいますから、この国から日本を守るには、10兆円くらい仕方ない。
だからまず独立することです。まず自衛隊を日本国軍にしてですね。アメリカ軍が今5万人くらいいますから、その人たちに少しずつ少しずつ撤退してもらって。それで、横田空域なんかも日本のものにして。日本が独立したら、日本人が日本の国も守れます。
だいたいね、昔の言い方したら、今もう男女なんとかと言って難しいんですけど、昔の言い方したらね、親父がねぇ、子供達を守れないような国じゃあね、守る気持ちがないような国はね、それは滅びます。私はそう思いますね。
まあこの際、日本のそういうインチキ政治は、やっぱり全部直さないとダメだと、私は思いますね。
武田邦彦 ヒバリクラブ
日本の国を守る まず、独立すること
https://youtu.be/st0aISFn6J8
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