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2022年09月15日

日米戦争の原因

今度、参議院選挙をやりましてね、色々思うところありまして。私が今まで見ていた狭い窓よりか、広い窓で日本社会というものを見ることができたので、いっぱい課題が出来ました。そこでですね、このブログもそれを踏まえて、重要なことっていう順序にはならないんですけれども、これが今日はいいなと思うものですね、提供していきたいと。

ぜひ皆さんのご参考になって頂きたいと思うのは、実はですね、アメリカとかヨーロッパ、中国の社会は5%の人が支配層で、あとの90%が、まあいわば被支配層。昔だったら農奴とか奴隷とかですね。虐げられている農民とか、そういうんだったんですね。だからこれは、1920年頃に、ヨーロッパなんかが、貴族社会から大衆社会に変わるときに、随分いろんな人が指摘しておりますが、これからいろいろ政治のレベルなんかが下がっていくだろう、戦争も増えるだろう、ということを言ってるんですね。それはどうしてかというと、今まで貴族はですね、ある程度教養もあり、よくそのあとも考えてやったと。ところが、大衆というのは、当面はですよ、これは遠い将来は大衆が上なんですけど、遠い将来は別にして、どうしても衝動的、感情的にならざるを得ないので、という指摘が今から100年位前、ずいぶんですね、オレテガ・イ・ガセット(スペインの哲学者)だとか、マックス・ウェーバー(ドイツの政治学者、社会学者)なんかに、されておりますけどね。実際その通りになった訳です。

で、今度私は参議院議員選挙をやりましてね、日本の国民はものすごくレベルが高いんだけど、やっぱり国のことを決めるには、知識と、事実を認識する知識力と、それに基づく判断力、論理性、これが(足りていない)。日本全体を考えれば仕方ないって言えないこともないんですけども。日本が今のように平等社会を作って、誰も同じ立場で国政を判断する、もしくは国の行く末を判断する、もしくは自分の子どもとか孫のことを考えるって事になるとね、やっぱりここは絶対必要だけど、やっぱりそこまでは知識がいってないんだなあとか、判断力がいってないんだなあってことが、多く見受けられましたね。私はこれから、これは上から目線ではなくて、私はまあ言ってみれば知識人なんで。知識の量は、私は他のことをしてなくて、暇で困ってる訳ですから、知識の量は多い訳ですよね。まあそういう立場から、まあフラットに言って、まあそうだということで、ご理解いただきたいんですが。

今日は、日本がアメリカと戦争した時に、どういう状態か、何を間違ったか、っていうことの非常に大きなことがあるのですが、それがちょっと行き渡ってないなあという感じがしましたね。
それで今日からですね、ブログに図をつける時もあるんですよ。図表ですね。直感的に分かりやすいので。

最近ではスマホなんかでも写メが多用されてますが、写メが対応されているにしてはですね、ネット上で、写真とか映像と話を、自由自在に組み合わせて、配信してくれるっていうところが、あんまりまだ、ないんですね。
一応、幸せ砂時計とか、参政党とか、それから友達テレビにお願いをしてですね、まあ音声と画像とかグラフなんかを、自由自在にくっつけたり離したりしてですね、ブログとかそういうのに提供するっていうことを、ちょっと試みてみてもらいたいなと思いまして、今日は第1回なんで、一応図をつけたらより分かりやすいということで、お話をさせて頂きたいと思うんですね。

1940年のデータを使いますが、1940年というのは、1941年が大東亜戦争の開始ですから、1年前ということで、日本とアメリカの関係は、もうかなり険悪になっている訳ですね。1930年代の初頭に満州国の運営について、白人側とこじれて国際連盟を脱退するという事件が起こってから、7〜8年ですからね。まあ相当白人との間の関係が悪くなっている訳ですね。
IMG_E1929.JPG

それで、その時の日本のですね、石油の輸入先です。日本は石油がとれませんからほぼ100%、石油は外からなんですが、そのうち実にアメリカから輸入しているのが77%、それからオランダ領東インド、これは現在のインドネシアですね。(これは私今度の選挙で大分、ああそうかなと思ったのは、インドネシアっていう国がですね、前からあるように思ってるんですね。日本が戦争した時には、アジアの国っていうのは、言ってみればなかったんですよ。みんなヨーロッパの国だったんです。)
石油はアメリカが77%、それからオランダ領東インドが14%、今で言えばインドネシアですけど。その他が8、9%でですね。ほとんどアメリカに依存してる訳ですね。

それから鉄ですね鉄鉱石。これはくず鉄なんかも含むんですが、アメリカが70%、中国が16%、その他が14%ということで、石油がアメリカ77、鉄がアメリカ70ですからねぇ。

これはよく現在でも議論になるんです。結局、戦争になったのは、アメリカへの依存度が高かったんで、対外依存度はもう少し分散した方がいいんじゃないかと言ってますが、(当時は)そんなレベルじゃないんですよ。アメリカ1か国に石油が77、鉄鉱石が70ですからね。
これは石油と鉄鉱石が別々ならまだいいんですけど、鉄と油というとですね、もう日本の産業の根幹、もしくは日本の軍事の根幹を両方ともアメリカが握ってたってことなんですよ。

で、ここでですね、考えなきゃいけないことが2つある。ひとつは、アメリカと、中国の利権で対立したんですよ。中国の利権で、アメリカと日本が対立するってことはどういうことかというと、アメリカは、中国の利権が欲しいんですよ。お金を欲しいんですよ。ところが日本が中国に先に手を付けちゃったんで、中国の利権が日本に流れる訳ですね。ここで言えば、鉄類の16%が中国から日本に輸入されている、というのがそれなんですけどね。ところがアメリカは、鉄の利権を求めてるんじゃなくて、鉄道敷設だったんですね。中国に鉄道を敷設して大儲けしようというのが、アメリカだったんですよ。それで、満州事変の時の満州国の運営もそうなんですけども、日本はゼロイチになっちゃうんですよ、感情的になって。アメリカさん、中国の利権がほしいですか?それじゃあ満州の鉄道と北シナ(北支)の鉄道の利権を、アメリカの方にお願いしますので、それでやりましょうって言えばですね、戦争にもならないし、アメリカに石油77%、鉄鉱70%依存しても、一応これで外交的に処理できるんですけどね。それやらないんですよ。今でもそうですね。今度の参議院議員選挙のことを盛んに言いますけど、なんかね、みんながゼロイチになっちゃうんですよ。

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「お前はこれをやるのか、やらないのか。」
「いや、そういう問題じゃないんです。」と。「こういう風にものを考えたら、どうかということなんです。」
「いや、そんな生ぬるいことで、どうするんだ」
って、まあこういう感じになっちゃってですね。これは、大衆社会では感情的になるという、オルテガ・イ・ガセットなんかの指摘通りなんですけどね。

まあとにかくそういうことなんです。じゃあこれでは、アメリカとぶつかるに決まってるじゃないですか。アメリカは日本に、77、70%供給してる訳ですから、だから当然、日本が俺の言うこと聞かなきゃ、石油と鉄鉱とを止めるよと言って、まぁ実際上、石油と鉄鉱を止めたので、戦争になっちゃったという、非常に単純な、まあ、言葉で言えば、「あなたアホ?」って、こう言いたいような感じなんですね。

それから、日本人は何でも真面目なんですよ。真正面から考えるんです。ところがアメリカ人は、真面目で正義があるという訳じゃないんです。アメリカもね、今から1000年も歴史を経れば、アメリカの正義ってのがあるでしょう。今はアメリカは、正義ぶってるだけで、アメリカ人のあれは、金が儲かればいいってことなんですよ。自分が儲かればいいってことだけ言ってるんですよ。だから、中国の利権を渡せばいいんです。

日本人はですね、正義っていうのがあるんですよ。だから正義に基づいて、例えば各国は人種差別をしてはいけない、と。これは1919年のパリ講和条約で日本が提案した、人種差別撤廃条項ですね。こういう風なのが日本的なんですよ。人種差別を撤廃したら、日本が得するか、っていうことじゃないんですよ。あんまり得しません。人種差別を撤廃しても。日本はその頃もう、白人と対等にできる国でしたから。だけどアジアの諸国が人種差別で苦しんでるので、日本がその代表として、白人社会に人種差別撤廃条項を主張すると、こういう正義感なんですよ。
ところがですね、アメリカ人、ヨーロッパ人、中国人はですね、自分だけ得すればいいんですよ。だから自分だけ得すればいいということは、アメリカに中国の利権を渡せば、それでいいんですよ。中国は苦しむかもしれませんけども、アメリカは巨利を得ますからね。アメリカは日本に、あ、そうかそうか、日本は大したもんだと。じゃあ石油とか鉄鉱石は従来取り輸出しようということになって、戦争の必要はまったくなかったんですよ。つまりこの前、日本とアメリカが戦争した原因の大きくはですね、日本が正義を主張し、アメリカが利益を求めていたという、この民族性の差なんですね。

これをね、やっぱり日本人が理解するってことが、今後の社会に必要だし、私は今度の活動を経てですね、あ、これがやっぱり問題だったのか。要するに日本人が分からないひとつの原因だったのか。
今のウクライナ戦争なんかでも、これと同じことがまだ見られるということで、これは根深いですね。文化の問題ですからね。

武田邦彦 ヒバリクラブ
【武田邦彦のブログ】2022年7月12日 日米戦争の原因
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