2022年09月17日
中国や欧米に遠慮した歴史観はもう要らない
歴史というものがなぜ非常に重要かっていうとですね、結局我々の体が、何でなんかを食べると体に悪いかとか、いいかとか言うことが出来たりですね、ヨーロッパ人は100人が100人、全員お酒を飲めるのに、日本人は生まれたときは44%、つまり100人に44人はお酒が飲めないと。何でこんなに体質が違うのって言ったら、それはやっぱり長い歴史の中で、自分の体が決まってくるんですね。それと同じように、日本人の社会とか、考え方とか、そういうのが決まってくるのも、やっぱり長い歴史の中なんですよ。ですから歴史は非常に重要だと思うんですね。特に、どういうわけだか、日本人っていうのは遠慮深いのか、コンプレックスがあるんでしょうね。ヨーロッパコンプレックスだと思うんですけど、とてもヨーロッパに遠慮してるんですよ。ヨーロッパばかりじゃなくて、中国にも遠慮してるんですね。僕は、中国に遠慮するのは、もうそろそろ、やめた方がいいんじゃないかと思うんですけどね。
で、とにかく現代史は、日本人は、中国人に遠慮し、ヨーロッパ人に遠慮し、アメリカ人に遠慮してるもんですからね。子供達が可哀想なんですよ、僕が見ると。本当に日本を卑下しちゃってて。大人は日本を卑下しているようで、プライドを持ったりしてるんですけど、子供はストレートですからね。で、私この、シリーズ日本で、現代はやっぱりアジア独立の時代という風にするべきだし、戦争は変えて言わなきゃいけないんじゃないかってことで、このところずっと話をしましたが、ちょっとここで、まとめたいんですよね。
最低でも、日本の学校で歴史を教えるときは、第1次世界大戦っていうのはもう変えて、第1次欧州戦争、もしくは第1次ヨーロッパ戦争とする。これは早く変えなきゃいけないですね。なにしろ所詮、ほとんどドイツとフランスの戦いと言ってもいいんですよ。同盟国側っていうのは、ドイツ帝国、オーストリア帝国、オスマントルコであって、連合国側はイギリス、フランス、それからあの頃は、イタリアが一応連合国側でした。それからロシア帝国。っていうことで、これは欧州の中のもめごとなんですよ。ただ不正に欧州が、世界中を植民地にしてたので、世界中に軍隊を出していたヨーロッパが当然ですけど。そこも準イギリス、準フランスですからね。だから戦いになるっていうだけのことなんですね。
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で、第2次世界大戦、これは大きく違いまして、日独伊三国同盟など、ほとんどは何にも役に立ちませんでした。むしろドイツは、日本が戦っている中国の方に武器を送ったり、軍事顧問団を送ったりしてますからね。ですから第2次世界大戦は第2次ヨーロッパ戦争、これは非常にいい名前ですね。ナチスドイツが生まれて、第2次世界大戦と言われるやつがヨーロッパで起きたのは、第1次ヨーロッパ戦争で歪みが残ったからですね。
第1次ヨーロッパ戦争、つまり第1次世界大戦のときは、まだドイツも帝国、オーストリアも帝国、ロシアも帝国、オスマントルコも古い帝国でした。その帝国が解体する、矛盾が解消する戦争でもありました。だから第2次ヨーロッパ戦争としなきゃいけないですね。
それから、アジアの日本の戦ったのはアジア独立戦争。日本の戦争が終わったのは1945年です。1955年のバンドン会議、これを区切りにしてですね、やはり1941年の日本の開戦から始めて、1954年のアジア独立戦争が終わるまで、これをやはり、アジア独立戦争という風に言うべきでしょうね。それから、アジアとアフリカが独立する時期、これはやっぱり明確にしなきゃいけない。歴史ではっきり教えなきゃいけないですね。終わりの日っていうのが、なかなか難しいんですが、アジア独立がほぼ完了したのが1954年ですね。それで55年にバンドン会議が行われたわけで、こっちの方ははっきりしてますので、日本の歴史の先生方は、非常に大きくこれを捉えてもらいたいと思いますね。
アジアの独立がほぼ完成したその間に、日本が戦争が終わってからインドが独立し、それからインドネシアから独立しですね、次々とアジアの大国が独立し、それに沿って小国も独立、フィリピンも、最後にフランスがインドシナから撤退し、ベトナム、ラオス、カンボジアという国ができた。これが確か1954年ですよね。それで大体アジアというのが、民族ごとに独立して、今の姿になったわけですから、これはもう非常に大きなことで。これを歴史上強調しないっていうのは、まあ僕に言わせればとんでもないことかなと思いますね。
アフリカは最後が難しいんですが、スペインの小さな植民地が独立したのを別にすれば、大体アフリカの独立っていうのは1975年位で、大体アジアの独立から20年位経っております。まあやっぱり、アフリカの独立がほぼ完了したっていうのも歴史上、非常に大きいと思いますね。
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それから国連安保理体制っていうのは、もうそろそろ僕ねえ、歴史の範囲に入っていると思うんですが。
第2次世界大戦後、国連ができて、安全保障理事会という体制ができて、アメリカ、ソ連、中国、イギリス、フランスという、この5つの大国が、世界の安全、戦争を防止するのに中心的役割を果たすということで、現在の安保理事会が出来まして。まだ今でもですね、そのように学校の先生方が教えてるのが多くて、もちろんNHKもそうですし、それから日本国民をもそう思ってるんですが、実はもう70年経ちましてね、国連安保理の国だけがほぼ戦争してるって言ってもいいぐらいなんです。まあその他にも、イランイラク戦争とかありますけどね。
コソボ紛争で、あそこの半島でユーゴスラビアを中心とした紛争がありましたけれども、それも結局は、イギリス、フランス軍を中心としたNATO軍です。アメリカも含めましてね。それがコソボに国連決議をせずに爆撃をするといった、違法な手段で戦争を終結させるって言うか、戦争を片付けるって言うかですね。そういうことしてるわけですから。もちろん今やってるウクライナ戦争もそうですし、それから中国がチベット、ウイグル、内モンゴル、満州と占領したのも、安保理の国のひとつですし。アメリカは安全保障理事会の中で、一番拒否権も多く使っているし、侵略も多いですよね。ソ連のアフガニスタン侵略とかアメリカのイラク戦争だとか、もう数限りなく国連安保理の常任理事国が戦争してる。これもやっぱり、かなりはっきりしなきゃいけない。
それから日本が、1919年から20年位のパリの講和条約で主張してきた、人種差別撤廃ですね。これは日本が最初に提案し、かなりいいところまで行ったわけですね。単純多数決では、16対12で、国際世論を制するというところまで行ったんですね。現在、アメリカとかヨーロッパで人種差別撤廃が叫ばれ、あたかも何か日本が人種差別に遅れてる様なことを言う。まあ日本のテレビ、新聞っていうのは、本当に反日というか、なんかそういうひねくれてるっていうか、なんていうんでしょうかね。私は愛国的とか国粋的とかじゃなくて、本当に平たい目で歴史を見て、それにまあ日本人ですから、若干日本びいきということにしてですね、その歴史を子どもに教えていかないと。子供っていうのはね、大人みたいに両面は使えないんですよ。この前ね、朝日新聞の社説はどういう考えで来たかという論評を見ましてね。驚いたですね。つまり極めて強い二面性を持たなきゃいけないというような考えが、朝日新聞にあるんですね。ですから朝日新聞は、戦前は戦争を賛美し、戦争、戦争って煽って、戦争が負けたらコロっと変わって、あれは軍部がやったんだ、軍部がやったんだって言うという、その言い方とか考え方が正しいって書いてありましたね。だから朝日新聞というものは、なんか権力に反抗してるような素振りをしながら、実は事実とか正義とか、こういうものには関心がないと。商売だけだという新聞であるということも分かりまして、まあそれによる影響、特に日本の知識人とかリベラルな人が非常にそれに、はまってしまった。それにアメリカの宣伝が行き渡ったという、非常に残念な状態にあると。歴史というものを事実を見るにつけですね、やはりそう思いますね。なんとかこれがまともな人が、正面から常識をもって語ると、いう風になって欲しいという風に思っております。
武田邦彦 ヒバリクラブ
現代史を日本が変えよう!〜シリーズ「日本」第3章 現代日本G 2022年9月17日
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で、とにかく現代史は、日本人は、中国人に遠慮し、ヨーロッパ人に遠慮し、アメリカ人に遠慮してるもんですからね。子供達が可哀想なんですよ、僕が見ると。本当に日本を卑下しちゃってて。大人は日本を卑下しているようで、プライドを持ったりしてるんですけど、子供はストレートですからね。で、私この、シリーズ日本で、現代はやっぱりアジア独立の時代という風にするべきだし、戦争は変えて言わなきゃいけないんじゃないかってことで、このところずっと話をしましたが、ちょっとここで、まとめたいんですよね。
最低でも、日本の学校で歴史を教えるときは、第1次世界大戦っていうのはもう変えて、第1次欧州戦争、もしくは第1次ヨーロッパ戦争とする。これは早く変えなきゃいけないですね。なにしろ所詮、ほとんどドイツとフランスの戦いと言ってもいいんですよ。同盟国側っていうのは、ドイツ帝国、オーストリア帝国、オスマントルコであって、連合国側はイギリス、フランス、それからあの頃は、イタリアが一応連合国側でした。それからロシア帝国。っていうことで、これは欧州の中のもめごとなんですよ。ただ不正に欧州が、世界中を植民地にしてたので、世界中に軍隊を出していたヨーロッパが当然ですけど。そこも準イギリス、準フランスですからね。だから戦いになるっていうだけのことなんですね。
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第1次ヨーロッパ戦争、つまり第1次世界大戦のときは、まだドイツも帝国、オーストリアも帝国、ロシアも帝国、オスマントルコも古い帝国でした。その帝国が解体する、矛盾が解消する戦争でもありました。だから第2次ヨーロッパ戦争としなきゃいけないですね。
それから、アジアの日本の戦ったのはアジア独立戦争。日本の戦争が終わったのは1945年です。1955年のバンドン会議、これを区切りにしてですね、やはり1941年の日本の開戦から始めて、1954年のアジア独立戦争が終わるまで、これをやはり、アジア独立戦争という風に言うべきでしょうね。それから、アジアとアフリカが独立する時期、これはやっぱり明確にしなきゃいけない。歴史ではっきり教えなきゃいけないですね。終わりの日っていうのが、なかなか難しいんですが、アジア独立がほぼ完了したのが1954年ですね。それで55年にバンドン会議が行われたわけで、こっちの方ははっきりしてますので、日本の歴史の先生方は、非常に大きくこれを捉えてもらいたいと思いますね。
アジアの独立がほぼ完成したその間に、日本が戦争が終わってからインドが独立し、それからインドネシアから独立しですね、次々とアジアの大国が独立し、それに沿って小国も独立、フィリピンも、最後にフランスがインドシナから撤退し、ベトナム、ラオス、カンボジアという国ができた。これが確か1954年ですよね。それで大体アジアというのが、民族ごとに独立して、今の姿になったわけですから、これはもう非常に大きなことで。これを歴史上強調しないっていうのは、まあ僕に言わせればとんでもないことかなと思いますね。
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それから国連安保理体制っていうのは、もうそろそろ僕ねえ、歴史の範囲に入っていると思うんですが。
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コソボ紛争で、あそこの半島でユーゴスラビアを中心とした紛争がありましたけれども、それも結局は、イギリス、フランス軍を中心としたNATO軍です。アメリカも含めましてね。それがコソボに国連決議をせずに爆撃をするといった、違法な手段で戦争を終結させるって言うか、戦争を片付けるって言うかですね。そういうことしてるわけですから。もちろん今やってるウクライナ戦争もそうですし、それから中国がチベット、ウイグル、内モンゴル、満州と占領したのも、安保理の国のひとつですし。アメリカは安全保障理事会の中で、一番拒否権も多く使っているし、侵略も多いですよね。ソ連のアフガニスタン侵略とかアメリカのイラク戦争だとか、もう数限りなく国連安保理の常任理事国が戦争してる。これもやっぱり、かなりはっきりしなきゃいけない。
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