2019年08月02日
Googleアドセンスの「ads.txt ファイルの問題」ふたたび発生
Google Adsense のページに「要注意 - 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。」と表示されるようになりました。
これについてのヘルプ ads.txt で認定販売者を宣言する - AdSense ヘルプ を読んでみると、ads.txt は認定販売者を宣言するもので、偽の広告枠が広告主に提供されるのを防ぐことができるというものらしいです。
「ads.txt を使用すれば、購入者が偽の広告枠を判別できるため、サイト運営者としても偽の広告枠に収益が流れるのを阻止し、その分収益を増やすことができるというメリットがある。」とも書いてあります。
ただ、サイト運営者(ブログを書いている私たち)としては、Googleアドセンスの広告コードを設置しているだけなので、そこから偽の広告枠に収益が流れるというのは、ちょっと意味が分からないです。
そうは言っても、ads.txt をちゃんと設置しておいた方がいいのでしょうが、国内の無料ブログのほとんどで、このads.txt をブログのユーザー各自で設置することができません。
国内の無料ブログのほとんどで ads.txt が削除されている
このブログでも 2017年10月12日に書いているのですが、以前 Googleアドセンスから「AdSense サイト運営者 ID が含まれていない ads.txt ファイルがあります。」という通知があって、国内のほとんどの無料ブログで、もともと設置してあった ads.txt を削除するという対応をしました。
その時の記事 ↓
「AdSense サイト運営者 ID が含まれていない ads.txt ファイルがあります。」について
ads.txt はドメインのルートレベル(例: https://example.com/ads.txt)に設置するように書いてありますが、日本の無料ブログの場合、ブログのドメインの下階層に各ユーザーのブログが作られているという構造上の問題で、ルートレベルに ads.txt を設置して、そこにサイト運営者 ID を含めるというのは、無理ということだろうと思います。
なので、ads.txt を削除するという対応しかなかったのでしょう。
無料ブログのユーザーが、自分で ads.txt を作ってアップロードしたらいいかもと考えましたが、そもそもテキストファイルをアップロードできる仕組みがないので、これもできないはずです。
というわけで、国内のほとんどの無料ブログでは、今回の「ads.txt ファイルの問題」に対処する方法は、ないということになります。
FC2ブログとBloggerでは対応可能
国内のほとんどの無料ブログで対処する方法はないと書きましたが、ファンブログ・SeeSaaブログ・はてなブログが該当しているのは分かりましたが、他の無料ブログについては確認していません。
例外としては、FC2ブログと Blogger(国内のブログじゃないですが)では、「ads.txt ファイルの問題」に対処できそうです。
FC2ブログは、↓ こちらの記事の後ろの方に書いてあります。
GoogleAdSense ads.txtファイル問題-So-net/FC2ブログの対応 | Web Labs
Blogger は、↓ こちら。
ブログに広告を掲載する - Blogger ヘルプ
【2019.11.23追記】
・ ファンブログは、2019年10月に対応済みになっています。
ads.txtファイル公開のお知らせ: ファンブログからのお知らせ
・ SeeSaaブログは、2019年11月に対応済みになっています。
ads.txtファイル設置について - Seesaaからのお知らせ
まとめ
ads.txt を編集できる FC2ブログと Blogger(他にもあるかもしれないので、ヘルプ等をご確認ください)については、ads.txt サイト運営者 IDを記入するとして、ads.txt が削除されてしまっているブログについては、この問題は放置するしかないと思います。
この記事に書かなかったブログについては、それぞれのブログのヘルプまたはお知らせを探すと、ads.txt について書いているものが見つかると思います。
ただ、偽の広告枠に収益が流れるという事態は、起きにくいことだとも思いますので、放置しておいても問題ないかなと考えています。
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