2021年03月10日
Outlook 2013〜2019 でメールのヘッダ情報やソースを表示する方法
詐欺メールのような怪しげなメールを受信したときなどに、たまにメールのヘッダ情報やソースを見るのですが、そのたびにヘッダ情報を見る方法を忘れてしまっていて困ってしまいます。
ネットで検索してその方法を探すのですが、検索ワードがよくないのかなかなか見つかりません。
というわけで、いつでも調べられるように自分で書いておくことにしました。
説明で使っている画像は Outlook 2013 のものです。
使っているパソコンの MS-Office を、少し前に 2019 にバージョンアップしましたが、Outlook2019 でも変わりはありませんでした。
おそらく Outlook 2016 でも同じでしょう。
ヘッダー情報を表示する方法
1)閲覧ウィンドウの受信メールの送信者とタイトルが並んでいるところで、ヘッダ情報を見たいメールをダブルクリックします。
これで、そのメールが別ウィンドウで開きます。
2)開いた別ウィンドウの左上の[ファイル]タブをクリックして、ファイルメニューを表示します。
3)ファイルメニューが表示された状態で、左側の[情報]が選択されているはずです。
右側の[プロパティ]をクリックして、プロパティを表示します。
4)開いたプロパティの一番下に「インターネット ヘッダー」というのがあります。
これが目的のヘッダー情報です。
「インターネット ヘッダー」の右側を見るとわかるように、ヘッダー情報はたくさんの情報が含まれているので、ヘッダー情報部分をコピーして、メモ帳やテキストエディタなどに貼り付けてから見た方が見やすいです。
次の@〜Dの手順でやると簡単です。
@ ヘッダー情報部分を一度クリック
A [Ctrl]+[A](ずべて選択)
B [Ctrl]+[C](コピー)
C メモ帳やテキストエディタを開く(手順@の前に開いておいてもいいです)
D [Ctrl]+[V](貼り付け)
メールのソースを表示できない?
メールのソースを表示するのは実はとても簡単で、ソースを表示したいメールの文面部分を右クリックすると、そのメニューに「ソースの表示」というのがあるので、それをクリックするだけです。
ところが、いざ見ようとすると「ソースの表示」がグレーになっていて、クリックできないことがあります。
メールによって、「ソースの表示」がグレーになったり、ならなかったりします。
なぜ「ソースの表示」がグレーになってしまうものがあるのでしょうか。
「ソースの表示」がグレーになってクリックできない理由は、そのメールがHTML形式のメールではないからです。
「ソース」というのは「HTMLソース」のことで、テキスト形式のメールには、そもそもHTMLソースがないので、「ソースの表示」がグレーになっているわけです。
ここで1つ紛らわしいメールがあります。
メール文にリンクURLが書いてあって、そこをクリックするとブラウザでそのリンク先が開くようになっているメールです。
この手のメールは、HTML形式と思うかもしれませんが、HTML形式ではない場合が多いようです。
なので、右クリックメニューの「ソースの表示」がグレーになり、クリックできません。
このような場合は、リンクがHTMLコードで埋め込まれているのではなく、テキストとしてURLが書いてあるものを、Outlook の機能によって、クリックするとブラウザで開けるようになっているのです。
ちなみに、詐欺メールの場合は、表に見えているURLが「https://〜〜〜」となっていて、いかにも正規のサイトのように見えますが、そこをクリックすると、偽のサイトのURL「http://〜〜〜」が開くようにHTMLコードが埋め込まれています。
このような場合は、HTML形式のメールということになり、右クリックメニューの「ソースの表示」が有効になります。
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