2017年02月26日
パソコン遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘の対策とお願い
2014年9月18日に公表された国民生活センターの記事があります。
相談激増!遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルにご注意(発表情報)_国民生活センター
約2年半ぐらい前の記事ですが、その後も同様のトラブルは後を絶たないようです。
総務省もトラブルの多い事業者に対し行政指導を行ったりしていますが、社名を変える、あるいは小さな会社を次々と作るなどして、不適切な勧誘は続いているようです。
総務省|遠隔操作によるプロバイダ変更等に係る不適切な勧誘方法等に関する指導
プロバイダは、電話を掛けてきて「通信料が安くなる」と言い、その話しを聞いているうちに、遠隔操作プログラムでプロバイダを変更されてしまう、というような流れのようです。
「プロバイダを変更するとは言っていない」と伝えても、「すでに契約は成立している」と言われてしまうようで、その強引さからトラブルになるようです。
結果として、通信料が安くなったとしても、ほとんどの人が元のプロバイダの解約違約金を支払うはめになっています。
実際に通信料が安くなるのなら、そこだけ見れば、いい面もあると言えるかもしれませんが、実際はそう甘くないようです。
一つは、サポートがでたらめで信用できないということ。
例えば、メールの設定方法を、そのプロバイダのWebサイトで調べてみると、こんな説明だったりします。
もちろん、このように設定しても、メールの送受信は不可能です。
このプロバイダは、パソコンの遠隔操作によるサポートをしているようなので、Webサイト上の説明には力を入れていないということかもしれませんが、もしそうであれば、Webサイト上の意味のない説明はない方がいいですし、このような説明を公開している意味がわかりません。
パソコンの遠隔操作によるサポートも初回は無料となっていて、一見親切に見えますが、強引に契約を結ばせるような信用できないプロバイダに、自分のパソコンを遠隔操作させるということが、どういうことかを考えると、ちょっと怖いですね。
初回の無料サポートの後、また調子が悪くなったとしても、2回目からは有料のサポートになるということですから、結局は元のプロバイダより高くつくような予感しかしません。
どうも年配の方が狙われているような気がします。
今は高齢化社会なので、単純に年齢の高い人の割合が多いからとも言えますが、例えば、田舎のおばあちゃんが、孫の写真やビデオを送ってもらうために、パソコンを始めるというケースも増えていて、そういう人達を狙っている可能性があります。
このケースは、実は私の母が該当していて、昨年、遠隔操作によりプロバイダ変更させられています(^^;
けっこうな田舎町なので、そんなところに悪いプロバイダの勧誘はないだろうと考えていましたが、間違いでした。
とりあえず、ネットには接続できているので、「プロバイダのサポートは受けるな」とだけ伝えておきました。
というわけで、おじいちゃん、おばあちゃんがパソコンを使っているような人は、そういう電話が掛かってきたら、話を聞かないですぐに断るように、釘をさしておきましょう。
ある一定の地域で、契約期間内に違約金を払って他のプロバイダに乗り換えるケースが集中して起きた場合は、顧客情報(個人情報)が乗り換え先のプロバイダに漏れているかもしれません。
特に、ADSL回線だけだった地域に光回線が引かれて、その光回線に乗り換えたあと数か月〜1年くらいの内に、解約が集中したようなケースは怪しいと思います。
もし、そのようなケースがあったときは、顧客情報の漏洩を疑って、ぜひとも調査をしてみてください。
元のプロバイダから、乗り換え先のプロバイダへ直接ではなく、あいだに販売代理店や名簿業者が関わっていることも考えられます。
対策2で書いたように、遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルには、顧客情報(個人情報)の漏洩が関わっている可能性があります。
すでに、トラブルを起こしているプロバイダの数社には、指導を行われているようですが、依然として、社名を変えたり、新しい会社を作ったりして、同じような業務形態でトラブルを起こしているプロバイダは存在します。
もし、乗り換える前のプロバイダが1社に集中していたり、勧誘トラブルが一定の地域と時期で集中しているような不自然な点があれば、何者かが顧客情報、例えば最近光回線に乗り換えた人の名前・住所・電話番号などを漏らしている可能性を疑ってもいいと思います。
これからも、そのようなプロバイダには指導されることと思いますが、指導と同時に「勧誘用の顧客情報をどこから入手したか」を、ぜひとも調査していただくように、お願いします。
相談激増!遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルにご注意(発表情報)_国民生活センター
約2年半ぐらい前の記事ですが、その後も同様のトラブルは後を絶たないようです。
総務省もトラブルの多い事業者に対し行政指導を行ったりしていますが、社名を変える、あるいは小さな会社を次々と作るなどして、不適切な勧誘は続いているようです。
総務省|遠隔操作によるプロバイダ変更等に係る不適切な勧誘方法等に関する指導
不適切な勧誘方法をするプロバイダの概要
プロバイダは、電話を掛けてきて「通信料が安くなる」と言い、その話しを聞いているうちに、遠隔操作プログラムでプロバイダを変更されてしまう、というような流れのようです。
「プロバイダを変更するとは言っていない」と伝えても、「すでに契約は成立している」と言われてしまうようで、その強引さからトラブルになるようです。
結果として、通信料が安くなったとしても、ほとんどの人が元のプロバイダの解約違約金を支払うはめになっています。
実際に通信料が安くなるのなら、そこだけ見れば、いい面もあると言えるかもしれませんが、実際はそう甘くないようです。
一つは、サポートがでたらめで信用できないということ。
例えば、メールの設定方法を、そのプロバイダのWebサイトで調べてみると、こんな説明だったりします。
もちろん、このように設定しても、メールの送受信は不可能です。
このプロバイダは、パソコンの遠隔操作によるサポートをしているようなので、Webサイト上の説明には力を入れていないということかもしれませんが、もしそうであれば、Webサイト上の意味のない説明はない方がいいですし、このような説明を公開している意味がわかりません。
パソコンの遠隔操作によるサポートも初回は無料となっていて、一見親切に見えますが、強引に契約を結ばせるような信用できないプロバイダに、自分のパソコンを遠隔操作させるということが、どういうことかを考えると、ちょっと怖いですね。
初回の無料サポートの後、また調子が悪くなったとしても、2回目からは有料のサポートになるということですから、結局は元のプロバイダより高くつくような予感しかしません。
対策:おじいちゃん、おばあちゃんに連絡
どうも年配の方が狙われているような気がします。
今は高齢化社会なので、単純に年齢の高い人の割合が多いからとも言えますが、例えば、田舎のおばあちゃんが、孫の写真やビデオを送ってもらうために、パソコンを始めるというケースも増えていて、そういう人達を狙っている可能性があります。
このケースは、実は私の母が該当していて、昨年、遠隔操作によりプロバイダ変更させられています(^^;
けっこうな田舎町なので、そんなところに悪いプロバイダの勧誘はないだろうと考えていましたが、間違いでした。
とりあえず、ネットには接続できているので、「プロバイダのサポートは受けるな」とだけ伝えておきました。
というわけで、おじいちゃん、おばあちゃんがパソコンを使っているような人は、そういう電話が掛かってきたら、話を聞かないですぐに断るように、釘をさしておきましょう。
お願い1:悪いプロバイダではないプロバイダへのお願い
ある一定の地域で、契約期間内に違約金を払って他のプロバイダに乗り換えるケースが集中して起きた場合は、顧客情報(個人情報)が乗り換え先のプロバイダに漏れているかもしれません。
特に、ADSL回線だけだった地域に光回線が引かれて、その光回線に乗り換えたあと数か月〜1年くらいの内に、解約が集中したようなケースは怪しいと思います。
もし、そのようなケースがあったときは、顧客情報の漏洩を疑って、ぜひとも調査をしてみてください。
元のプロバイダから、乗り換え先のプロバイダへ直接ではなく、あいだに販売代理店や名簿業者が関わっていることも考えられます。
お願い2:総務省または国民生活センターへのお願い
対策2で書いたように、遠隔操作によるプロバイダ変更勧誘トラブルには、顧客情報(個人情報)の漏洩が関わっている可能性があります。
すでに、トラブルを起こしているプロバイダの数社には、指導を行われているようですが、依然として、社名を変えたり、新しい会社を作ったりして、同じような業務形態でトラブルを起こしているプロバイダは存在します。
もし、乗り換える前のプロバイダが1社に集中していたり、勧誘トラブルが一定の地域と時期で集中しているような不自然な点があれば、何者かが顧客情報、例えば最近光回線に乗り換えた人の名前・住所・電話番号などを漏らしている可能性を疑ってもいいと思います。
これからも、そのようなプロバイダには指導されることと思いますが、指導と同時に「勧誘用の顧客情報をどこから入手したか」を、ぜひとも調査していただくように、お願いします。
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