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posted by fanblog

2015年02月28日

ぼかし・モザイクを入れることの意味と目的

以前このブログで、ネット上に公開する写真や動画に写った人に、ぼかし・モザイクを入れたほうがいい、というようなことを書いたことがあります。

その写真や動画の主な目的ではなくても、そこに写りこんでしまった人の中には、勝手に公開されては困るという場合もあります。
ストーカーや、DVから逃れようとする人もいるかもしれませんし、意外な理由から困るというケースもあるものです。

その写真や動画の主な目的の場合は、さらに、ぼかし・モザイクを入れるべきということになります。
特に、社会的に注目されるような行為・言動などの場合は、あっという間に拡散して、その人物を特定するなど、危害を加えようとするやからが現われる場合もあります。

このこと自体は、間違いないことだと思うのですが、最近のある事件に関連して、ぼかし・モザイクを入れてもだめという事態が起こってしまっています。

あるテレビ局のニュースの中で、犯人と思われる人物の写真が公開されました。
この人物は未成年ですし、まだ容疑者の段階です。
当然ですが、どこの誰かわからないくらい、ぼかし・モザイクが入っています。

従って、この部分をみる限り、よく配慮されていて、なんの問題もないようにみえます。

一方で、ネット上では同じ写真が、ぼかし・モザイクがない状態で、犯人だろうということで、名前も一緒に公開されています。
ただし、ここでは、匿名の一般の人が公開しているものですし、その写真の人物が警察発表の容疑者なのかは、定かではありません。
本来は、犯人と思われる人の写真などをネット上に公開するということは、絶対にすべきではありませんが、見ている人も、それをそのまま信じていない可能性もあるかもしれません。

上で、同じ写真と書きましたが、テレビで公開されたぼかし・モザイク入りの写真は、当然ぼんやりとしていますが、ネット上のぼかし・モザイクなしの写真と同じものであることは、輪郭などから分かってしまうくらいのものでした。

なので、テレビとネットの両方を見た人は、ネット上の顔写真と名前の人物が、警察が容疑者としている人物であると知ることができ、テレビで報道されたぼかし・モザイクの人物の鮮明な写真と名前を知ることができるのです。

ということは、テレビでぼかし・モザイクを入れた意味がなくなっていることになります。

テレビのニュースで見るということは、視聴者のほとんどは、それを真実ととらえるでしょう。
テレビの報道関係者は、そういうことがあるということを、知っておかなければなりません。

知っていてやったとすれば言語道断ですが、知らなかったでは済まされないことです。

だいたい、あれだけ、ぼかし・モザイクを入れた写真を公開する目的が、理解できません。
簡単なイラストなどを貼っておけばいいです。



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建築関係の小さな事務所で、他に適当な人間がいないことから、コンピューター関連の担当をさせられています。 趣味でけっこう長い間パソコンを使っていますが、ちゃんと勉強していないので、うまくいかなくて冷や汗をかくこともしばしば。
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