2021年10月13日
登記・供託オンライン申請システムの申請用総合ソフトでエラーが出るときは
先日の記事「住宅ローン完済後の抵当権抹消申請書を「申請用総合ソフト」で作成する(準備編)」で、当初 元号情報の更新 と 情報更新の確認 でエラーメッセージが表示され、結果として申請用総合ソフトで書類が作成できませんでした。
いったん申請用総合ソフトの使用をあきらめて、問い合わせのメールを送っておいたのですが、その返事が返ってきました。
結論から言うと、そのメールに書いてあった内容を試したところ、エラーメッセージが出なくなり、致命的だった[登記所選択]もできるようになりました。
もし、同様のエラーが出ているようでしたら、以下の内容を確認してみてください。
日付の表示設定を確認する
1)[Windows]キーと[ I ]キーを同時押しして[Windowsの設定]を開きます。
[スタート] → 歯車アイコン でもOKです。
2)「設定の検索」の入力部に「日付」と入力して、「日付と時刻の形式を変更する」をクリックします。
3)カレンダー が「西暦 (日本語)」、日付 (短い形式) が「yyyy/mm/dd」の形式になっていることを確認します。
もし、そうなっていない場合は、そのように変更してください。
4)設定を確認したら、画面右上の[ × ]をクリックして画面を閉じます。
私の場合、カレンダー を和暦に変更していたので、それが原因でエラーとなったようで、西暦 (日本語)に変更したらエラーが出なくなりました。
Windows10の標準設定では、カレンダー が「西暦 (日本語)」、日付 (短い形式) が「yyyy/mm/dd」の形式なので、設定を変更していない人は、エラーが出ないはずです。
その他の確認
カレンダーと日付の形式が上記のようになっていれば、おそらく申請用総合ソフトは正常に動作すると思いますが、問い合わせの回答メールの中に、以下の点も確認するように書いてあったので、ここで書いておきます。
エラーが解消できないときは、確認してみてください。
1)パソコンの時計が大幅にずれていないか。
Windows10は自動的に時計を合わせるようになっているので、通常は時計が大幅にずれるということはないはずですが、パソコンをしばらく使っていなかったなどで、時計がくるっていることもあるかもしれません。
2)ファイアウォール・プロキシ経由でのインターネット接続の場合。
以下のアドレスに対してTLS通信によるデータの送受信を許可するように設定すること。
・https://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp
・https://t-k-download.moj.go.jp
※ 通信の際に使用するポート番号:HTTP80/HTTPS443
※ 信頼済みサイトで登録が必要なアドレス:上記のアドレスと同一
※「ユーザー認証付きプロキシサーバ」など、Windows統合認証以外の認証方式を利用している環境では、申請用総合ソフトをインストールできない場合がある
※ 通信先のアドレスが変更になる場合がある
3)以上の点を確認の上で、正常に動作しない場合は、申請用総合ソフトを再インストールしてみる。
以上です。
実際に申請用総合ソフトを使って、抵当権抹消申請書を作る作業をやってみたので、参考にしてみてください。
住宅ローン完済後の抵当権抹消申請書を「申請用総合ソフト」で作成する(作成編)
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