2011年09月17日
【GREE】私が「探検ドリランド」に時間を奪われた3つの理由
最近、ニュースで話題になっていたので、ソーシャルゲーム自体興味はあったんですよね。
1年間の売上が家庭用ソフト数百万本分だったり、
セールスランキングNo.1プロダクトの作り方
テレビCMやら何やらで、ほんと最近勢いがありますよね。
グリーメディア事業本部 土田俊郎氏
「探検ドリランド」の売上1年分は,数百万本クラスの
コンソールゲーム(コンシューマ機用ゲーム)と同じ規模感がある
GREEのトップがぶっちゃけ発言したりと。
「TOKYO GAME SHOW 2011」でのグリー田中社長
経営者としては正しいのかもしれませんが、
ゲームが好きな人から見ると…、ね。
グリー田中社長
「あるゲームが流行ったら、同じようなものを作りまくるべき」
で、ものは試しと、熱しやすく冷めやすい私が、1日ちょっとかけて
「探検ドリランド」をプレイ。
これだけ流行っている理由を自分なりに考えてみました。
1.コレクション性
空いている所があれば、埋めたくなるものです。
かつて爆発的に流行した「ビックリマンチョコ」の
シールと同じですね。私もハマりました。
実際にこのゲームを体験した方はご存知と思いますが、
このゲームの基本は、キャラクターカードを集めて
育てることです。
私の場合、始めたばかりなので、左の画像のように
まだスカスカです。
またこのキャラクターカード、種類が3つあるのです。
ノーマル
無料で手に入れることができる
レア
課金、ボスキャラを倒すことで手に入れる
ことができる
スーパーレア
課金でのみ手に
入れることができる
もうお解りのように、キャラクターが華やかになる度に強くなっていくわけです。
そして、入手が難しくなると。
つい課金したくなるのが解ります。
このゲームの恐ろしいところは、同じキャラクターでも性能が違う点です。
つまり、レアの中にも、強いレアと弱いレアがいるのです。
そうなると、人は強さを求めて重課金という果てなき旅に…。
まぁ、課金したからといって入手出来る確率は、また「レア」なわけですが…。
2.ライト感
「ライト」感とかちょっと良いように表現してますが、
言うなればゲーム性が皆無ということです。
基本的にモンスターとのバトルは、何もしません。
ただ、クリックするのみです。
下の動画は、勝てばレアカードが貰える可能性のあるボス戦なのですが、
プレイヤーは何もしてません。
見てるだけです。
(キャラクターの配置等、ある程度の戦略性はあります)
ネガティブな書き方をしましたが、これはこれで楽しいのです。
ゲーム性を排除した分、以下のようなメリットが生まれました。
- キャラクターの蒐集・育成に専念できる
- 隙間時間をうまく活用できる
特に2つめの「隙間時間」についてですが、これがまたよく出来てます。
このゲーム、『スタミナ』という概念があって、常にプレイできるわけではないのです。
ダンジョンに潜って、行動する毎にこのスタミナを消費していきます。
そして、これが0になると、それ以上進めることが出来なくなるのです。
こうなった場合、2つの方法で対処できます。
- 何もしない(1分で”1”回復します)
- 課金アイテムを使う
またもや課金です。
見事な程、人の欲求が発生する要所要所で課金への導線が貼られています。
まぁ、やり込む人は別として、基本的なプレイスタイルは、
ちょっと空いた時間にプレイすると、スタミナを回復しつつ行動できるという形に
なるかと思います。
上手く実生活に溶け込んだゲームシステムです。
3.コミュニケーション
私が思うに、このゲームは純粋な『ゲーム』というより、
コミュニケーションツールに、ちょっとゲーム性を追加したような
感じを受けました。
それは、先程紹介した記事中にもあるように、人間心理を徹底的に分析し、
人がどういう場合にどういう行動をとるかを、綿密にシミュレーションした
ゲームデザインになっているのに起因しているのかもしれません。
統括部長 岸田崇志氏
グリーでは「GREE Analytics」というデータマイニングツールを
用いて,プレイヤーの利用状況を徹底的に調査し,反応や
動向を数値化している
例えば、1.2.で課金について言及してきましたが、課金しなければ
どうにもならないというシステムではありません。
何故かというと、『トレード』というユーザー同士でカードを交換・売買する機能が
提供されているからです。
時間をかけてゲーム内のお金を貯めれば、課金でしか手に入らないレアカードを
入手することが出来ます。
このように重課金者に対してのライトユーザーの逃げ道を用意している点も、
多くのユーザーを獲得している理由だと思います。
また、レアなカードが手に入るボスキャラとのバトルでは、
他のユーザーを仲間として誘い、一緒に協力して戦うことが出来るのです。
他のユーザーを意識してプレイすることにより、
「自分も頑張らなくちゃ」
という気持ちになるものです。
これもまた、多くの人がハマる理由だと思います。
以上が、私が1日プレイして感じた「探検ドリランド」が流行っている理由です。
探検ドリランドを止めた人向けに、こんな記事も書いてます。
・【GREE】探検ドリランドから大量のメールを来なくする簡単な方法
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