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2017年04月13日

ドイツに来て始めて知った、人との触れ合い

昔初めてドイツ旅行をしたとき、先輩に言われたことがあります。
「向こうでは、男が微笑んでも、決して微笑み返しちゃダメよ。つけ入れられるからね!」

その言葉に忠実に従い、男性が微笑んできても、決して反応しませんでした。そっぽを向いたり、見ぬ振りをしたり…。

でも、でもですね、これは大きなマチガイだと気が付いたのです!

私の経験上、微笑んできても下心があるのは稀で、むしろ友好的に微笑んでくることが殆ど。るんるん
これは男性からだけではなく、女性からも微笑んでくることが多く、そして赤の他人にも挨拶することが常識なのだということが分かったのです。

例えば私の店が入っている洋品店のエレベーター。
毎日駐車場に車をとめて、荷物をエレベターで運ぶのですが、エレベーターで待っている間誰かが来ると、おおよそ「ハロー」という挨拶を交わします。
まったくの知らない赤の他人です。
このエレベーターは街のメインストリートに面しているので、観光客も多いですが、買い物をするドイツ人も多く、「挨拶をする」か「微笑みあう」かで現地人かそうでないかの判別の基準になったりします。

観光客はあまり挨拶をしませんが(特にアラブ人は全くない)、原住民は大体がオープンです。

挨拶がなくても、目と目を合わせてちょっとした笑みを浮かべて、「暗黙の了解の挨拶」なども交わしたりします。
そして必ずといっていいほど、ドアを開けるのを手伝ってくれたりします。
エレベーターの中では、意味もない会話をすることも多いです。
これは私にとってはカルチャーショックともいえます。

今でこそ当たり前に挨拶や、目と目があったら微笑む、など普通にやっていますが、最初の頃は誰かとエレベーターで一緒になりなくない、と恐怖心がありました。

日本では、なるべく人と目と目を合わせないようにします。
少なくとも私が一時帰国すると、そうします。
なぜならそうしないと失礼な気がするからです。

ドイツ人は「袖触り合うも他生の縁」という言葉を地でいってる気がします。
うちの店で隣同士で座ったお客さん同士が、何の気なしににオープンに会話をするなんてことはしょっちゅうで、今では曜日に来るお客さん同士のコミュニティにもなっています。
日本でもきっとそういう飲み屋とかってあると思うのでが、ここでは、一度会っただけで身の上話を始たりします。

通りすがりの人同士が、笑顔で挨拶しあったり、助け合ったりって理想の社会像ですヨネ。
IMG_2963.JPG
きっと日本でもこういうことはあると思うのですが、私は日本では経験したことがなかったので、「ドイツって人間らしいなー」なんて思ってしまいます。

10年以上も足しげく通って来てくれるお客さんと、最近ではプライベートな話もしたりして、なんか「家族的」な雰囲気の店になってます。





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