2017年03月19日
和太鼓 鼓宮舞が来独 ドイツ人観客総立ちの快挙!
和太鼓のコンサートに初めて行ってきました。
鼓宮舞という大阪を中心に活躍している、殆ど少年達という若さの粋で、一番下はなんと12歳!
フランクフルト、ハイデルベルグ、そしてシュパイヤーという町での演奏ツアーでした。
私はハイデルベルグの由緒あるコングレッスハレという、大ホールでの演奏を聴きました。
ここでは、世界的に有名なピアニストのラファウ・ブレハッチやキッド・アームストロングそして坂本龍一等が演奏したこともあり、毎年春の音楽祭には、世界的に名立たるアーティストを迎えます。 |
私は最初、「たかが太鼓でしょ。リズムしかないし」なんて思っていたのですが、ところがどっこい。
同じ「リズム」といっても所謂「パーカッション」とは違って、なんかお腹の底に響くんデスよね、音が。
それにただ音が「大きい」だけじゃなくて、それはもう「すごい!」としか言いようのない響きなんです。
まるで魂の響きです。
普通これだけ大きな音をず〜っと聴いてると、イライラしてくるものだと思うのですが、なんか不思議とどんどん力が沸いてくるんですよね。 これは一重に演奏者達の、魂の鼓動が伝わってきたのだと思います。 |
物凄い精神力と統一性、そして規律性を感じました。
一番最初の曲からすでに観客を魅了していた演奏は、次第に会場の聴衆をひとつに統一していったのを感じました。
最後の曲が「ひとつ」という名がついてるのも、偶然ではないでしょう。
観客はもう総立ちで、拍手喝采。
今まで何度もこの大ホールで世界的に有名なアーティスト達のコンサートを聴いてきましたが、これほど聴衆が沸き立ったのを見たのは、個人的に初めてでした。
拍手喝采が鳴り止まず、3度もアンコールの大サービスをしてくれました。
きっと皆疲れているのに、ご苦労様デス。
後で私の知っている沢山のドイツ人の知り合いが、皆口々に「素晴らしい!」と言っていました。
ホントに素晴らしかったです!!
鼓宮舞の計らいで、難民の人々も100名近く招待で観にきていましたが、彼らも感激していたようです。
裏話ですが、この太鼓グループを指導されている尺八演奏者でもあるトヤマ氏は、演奏者達の栄養にも気をつかっているそうで、ジャンクフードを食べるのを禁止しているとか。
ジャンクフードを食べた翌日に太鼓を叩くと、すぐにバレるのだそうだ。
全員が写ってないのが残念…
人を感動させられるような演奏は健全な心身から、というトヤマ氏の精神が青少年の演奏者たちにも受け継がれて、これほどの感動を人に与えられるのですね。
またドイツに来ることがあったらぜひ観に行きたいです。
<編集後記>
その数日後、公演に行った数人のお客様から、「すっごく感動した!」「すごかった。また行きたい!」とのお言葉をいただきました。
また以前に他の太鼓の公演を聴いた方が「今回のはまた違う感動があった。若さが漲っていたしダイナミックでそれでいて規律性があった。またぜひ行きたい!」とすごく感激していました。
鼓宮舞のみなさま、ドイツでも沢山のファンがいますよ。
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