2019年01月24日
抗ヒスタミン薬の最高血中濃度到達時間(Tmax)一覧と眠くなりにくい抗ヒスタミン薬
今回は、第二世代の抗ヒスタミン薬の最高血中濃度到達時間(Tmax)をまとめです。
鼻炎やアトピーで症状が強いときは、一刻も速く薬が効いてほしいものですよね
第二世代抗ヒスタミン薬は数多くありますが、
その最高血中濃度到達時間(Tmax)が短く、速く効いてくれるのは以下のとおりです
第1位・・・オロパタジン(アレロック)
⇒Tmaxは0.75時間(OD錠)、普通錠で0.92時間〜1.00時間
第2位・・・ベポタスチン(タリオン)
⇒Tmaxは、OD錠で1.0時間、普通錠で1.1時間
第3位・・・セチリジン(≒レボセチリジン)、(商品名はそれぞれジルテック、ザイザル)
⇒Tmaxは、セチリジンで約1.0〜1.4時間、レボセチリジンで約0.75〜1.00時間
速く効く薬が欲しいときは、上記の薬を希望しましょう!!
※また2017年11月に発売された新薬である抗PAF作用を併せもつ第二世代抗ヒスタミン薬のルパタジン(商品名:ルパフィン)は、体内で代謝されて
デスロラタジンになるのですが、
そのTmaxは、0.91時間(デスロラタジンは2.08時間)と上記の薬たちに匹敵する速さですので
新しい薬が好きな人はルパフィンを処方してもらうのもいいですね
***
■眠くなりにくい抗ヒスタミン薬■
・フェキソフェナジン(商品名:アレグラ) Tmax 約2.2時間
・ロラタジン(商品名:クラリチン) 空腹時Tmax 約1.2時間、食後Tmax 約1.6時間
・デスロラタジン(商品名:デザレックス) Tmax 1.5時間〜2.5時間
・ビラスチン(商品名:ビラノア) Tmax 約1.00時間
上記の薬は
「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分注意すること」という記載がなく、中枢に対する抑制作用が弱いため、眠気が出てほしくない人(日中の集中力が低下してほしくない人)は、これらのような眠気が少ない(インペアード・パフォーマンスが起こりにくい)薬を処方してもらうのがいいと思います
鼻炎やアトピーで症状が強いときは、一刻も速く薬が効いてほしいものですよね
第二世代抗ヒスタミン薬は数多くありますが、
その最高血中濃度到達時間(Tmax)が短く、速く効いてくれるのは以下のとおりです
第1位・・・オロパタジン(アレロック)
⇒Tmaxは0.75時間(OD錠)、普通錠で0.92時間〜1.00時間
第2位・・・ベポタスチン(タリオン)
⇒Tmaxは、OD錠で1.0時間、普通錠で1.1時間
第3位・・・セチリジン(≒レボセチリジン)、(商品名はそれぞれジルテック、ザイザル)
⇒Tmaxは、セチリジンで約1.0〜1.4時間、レボセチリジンで約0.75〜1.00時間
速く効く薬が欲しいときは、上記の薬を希望しましょう!!
※また2017年11月に発売された新薬である抗PAF作用を併せもつ第二世代抗ヒスタミン薬のルパタジン(商品名:ルパフィン)は、体内で代謝されて
デスロラタジンになるのですが、
そのTmaxは、0.91時間(デスロラタジンは2.08時間)と上記の薬たちに匹敵する速さですので
新しい薬が好きな人はルパフィンを処方してもらうのもいいですね
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■眠くなりにくい抗ヒスタミン薬■
・フェキソフェナジン(商品名:アレグラ) Tmax 約2.2時間
・ロラタジン(商品名:クラリチン) 空腹時Tmax 約1.2時間、食後Tmax 約1.6時間
・デスロラタジン(商品名:デザレックス) Tmax 1.5時間〜2.5時間
・ビラスチン(商品名:ビラノア) Tmax 約1.00時間
上記の薬は
「眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう十分注意すること」という記載がなく、中枢に対する抑制作用が弱いため、眠気が出てほしくない人(日中の集中力が低下してほしくない人)は、これらのような眠気が少ない(インペアード・パフォーマンスが起こりにくい)薬を処方してもらうのがいいと思います
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