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2018年10月03日

覇穹封神演義 22話感想 原作の表現を曲げた演出が気にかかる

22話 武雄封神

22話配信(Abemaビデオ)
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あらすじ
聞仲は崑崙攻略を目前にして、王天君の引き合わせによりかつての親友・黄飛虎と対峙する。
飛虎は聞仲を説得するが受け入れられず、王天君が展開した紅水陣の中で戦闘となる。
聞仲は向かってくる飛虎にかつての記憶を呼び覚まされ、殴られて仮面を落とす。
紅水陣の酸雨を受け続けた飛虎は、後事を太公望に託し落命、封神される。
感想
また一ヶ月空いてしまいました。特段忙しかったわけでもないのですが……やはり放映中に書いてしまわないとモチベが落ちますね。ていうかもう10月??一ヶ月過ぎるの早くない????

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アバンとCパートは相変わらず本編と関係がないジョカと妲己の関係を説明する描写。この構成の是非についてはさんざん書いてきたのでもう特に言うことはない。仙界大戦以降のストーリーをアバンやCパートで済ませようということだろう。

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……と思ったらわりとがっつり本編にジョカエピソードが食い込んできた。本題の聞仲VS飛虎には十分に時間を割いているので尺調整の意味合いもあるのだろう。その点に不満はないのだが、この赤毛のキャラクター、燃燈道人が何の説明もなく登場しているのが気にかかる。(もはやこのアニメ恒例だが……。)原作未読の人に説明すると、普賢真人の先代にあたる崑崙十二仙の一人で作中最強クラスのキャラクターである。ちなみに竜吉公主の弟であり結構なシスコン気味。原作では聞仲との戦いの後に登場しジョカとの最終決戦に参戦する。

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太公望そっくりのキャラクター、王奕登場。姿自体は既出だが喋ったのは初めてである。CVはなんと王天君と同じ岡本信彦さん……な、なんだってーッ!……と本来は驚愕するシーンのはずだが太公望=王天君=王奕という秘密はとうの昔にネタバレされているので驚く人もいないだろう。半総集編だった13話の回答編とも言えるシーンだが、これですっきりアハ体験できる新規視聴者がどれほどいることだろうか。

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「天゛化゛く゛ん゛ち゛ょ゛っ゛と゛ど゛い゛て゛!゛」
原作でも笑った部分だが声がつくとさらに破壊力が高い。

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禁鞭を掴んで殴りかかる飛虎。「宝貝は仙道以外が触ると身体に悪い」「スーパー宝貝は所有者以外が使おうとすると一分ともたずに死ぬ」という設定があるのだが、まあこのあたりは原作でもさらっと触れられている程度なので見た目が良ければどうでもいい部分だと思う。バトル描写としてはなかなか動いていたので満足度の高い部分。スローモーションで血の球が落ちる演出は雰囲気が出ているし、殴るシーンで現在と過去が交互に映るところもいい。

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飛虎の一撃により仮面を落とす聞仲。以前も書いたがこの仮面は殷のモンスターペアレントと化した聞仲の誤謬、頑迷さの象徴として用いられている。素顔から仮面姿になったエピソードは原作でも語られていないので、特に説明がなくとも仮面といえば表層的な人格のことである、という当時の少年漫画としては比較的ハイコンテクストな表現がなされているように思う。

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飛虎、封神。覇穹では出番が少なめだったのでアニメ初見では悲劇性がぬるいと思われる。まあ原作でも飛虎は味方内では5番手くらいの描写量で、仙界大戦ではこのラストしか見せ場がないのだが、太公望が人間界で最初に得た味方であり魔家四将戦・崇黒虎戦・趙公明戦など歴戦の積み重ねがある。覇穹ではそれらがことごとくカットされているのが痛いところ。聞仲をラスボスとしてクローズアップするなら聞仲特効キャラである飛虎にもスポットを当てるべきだったとは思うが、全2クールではどうしようもない部分かもしれない。

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原作では紅水陣の中から魂魄が飛んだシーンだが、覇穹では地上から飛んでいる。どうも二人がいたのは禁城を模した王天君の亜空間ではなく実際の禁城ということにしたようだ。この辺の改変は意図がよく分からない。絵的にも後ろを振り向く構図が少しコミカルになってしまっているように思う。

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完全に個人の好みの話になるが、「男性キャラの涙」はもう少し扱いに気を遣って欲しかった。原作では天化は表情を隠しているし、聞仲も飛虎が死んだ段階では泣いていない(目に涙を貯めているようには見える)。彼が本来落涙するのは(ネタバレになるが)黒麒麟さえも失って完全に独りになってからである。男性キャラを泣かせてはいけないというのではなく、「涙をこらえたかどうか」はキャラクターを描く意味で別の効果を持つものなので、そこを原作から曲げて欲しくなかった。

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視覚的な演出としてはいいものが多かったように思うが、天祥が居ない点も含めて尺不足に起因したものではなさそうな改変部分が、原作の表現を脚本家もしくは監督のセンスで曲げたようでかなり気になった。さて、次で最終回である。




posted by ぺーた at 18:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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