2015年12月16日
仙台攻略 | 仙台転勤の際におすすめの居住エリア
1.はじめに
そろそろ転勤の話しが出てくる時期です。早い会社で年末から来年度の勤務先の話しが出始めてきます。仙台は支店都市ですので、転勤者が非常に多いところです。
転勤した後は、余程のことがない限り、3年間住み続ける必要があります。住処選びに失敗した場合は会社負担による引っ越しは難しいです(下手すると、引っ越し後の住宅補助が打ち切られる会社もあります)。仙台は住みよいところですが、東京や大阪からの転勤となると相当抵抗感がある場所だと思います。私も出身は仙台ですが、かなり抵抗感がありました。
そこで、今回は私がおすすめする居住エリアを投稿します。
2.居住エリアの選び方
地方中枢都市の場合は、治安や生活環境が余程悪いところでない限り、どこに住んでも同じです。我慢させすれば「住めば都」です。仙台も例外ではありません。
ただし、どうせ住むならマシなところに住みたいという方が多いと思います。転勤先での住まい選びは消去法で選んだ方が良いです。
3.おすすめしない路線
仙台は車社会ですが、通勤は自転車又は電車で通勤できる場所を選びましょう。私がおすすめしない路線は以下のとおりです。
@JR東北本線・常磐線:すぐに遅れます。まともに使える区間は仙台〜名取ぐらいです。
AJR仙山線:絶対に避けるべき路線です。本数は少なすぎて使い物になりません。
BJR仙石線(多賀城より東側):この路線は本数はありますが、多賀城や東塩釜以東は運行本数が激減します。朝と昼間の運行本数のムラも激しいです。
C地下鉄南北線(泉区内):泉区の区間は仙台ではありません。泉出身の私が言うのもアレですが、別の都市です。仙台から遠すぎます。
4.おすすめしない地域
おすすめしない地域ですが、単身もしくは子供なしの夫婦で転勤したケースにて記述しています。
@仙台市以外の周辺市町:論外です。
A仙台市泉区:仙台市街から距離があるわりに家賃は下がりません。冬場は寒く雪も降ります。泉中央や八乙女の住民の多くは地元が泉区西部の山の民の子孫です。
B仙台市青葉区宮城総合支庁管内:昔の旧宮城町です。ここは豪雪地帯です。仙台西道路を使えば10分程度で市街まで行けて、激安物件の宝庫ですが、市街から余りにも遠すぎます。ちなみに朝の西道路は渋滞が激しいです。
C仙台市太白区秋保総合支庁管内:旧秋保町です。上記の同様に豪雪地帯です。
D仙台市宮城野区及び若林区の海側:過去の津波浸水エリアです。東部道路より東側は工事車両が多く粉塵が酷いです。
5.おすすめする地域
では、おすすめする地域はどこかを記述します。下の図をご欄ください。
まず、仙台駅から2km〜3kmの範囲で賃貸物件を探すのが良いです。その理由ですが、タクシーを使って1,000円〜1,500円程度で到達できる限界が3kmであるからです。3kmを超えると鬼のようにメーターが上がって行きます。
自転車通勤の場合の限界も3km程度です。この範囲内であれば、地形の高低差が少なく無理なく移動できます。
さらに避けるべきポイントがもう一つあります。大学から離れた地域をおすすめします。一応仙台にも大学はあります。名の知れた大学は東北大学しかありませんが、他にもいくつかの大学があります。灰色の範囲が各大学から半径1km圏内を示しています。
大学生がいる地域の方が賑やかでは?という意見がありますが、仕事で疲れて帰ってきて、隣で朝方まで酒盛りや馬鹿騒ぎをやられては苦痛で仕方ありません。リスクを避けるために、灰色のエリアは絶対に避けた方が良いです。
最後に駅からの距離です。「俺は車で通勤するから関係ない」と思っている方も多いと思いますが、鉄道駅が近くにあった方が楽です。特に冬場は大活躍します。仙台は雪が降ると市内外で大渋滞になります。高速道路も通行止めです。
雪が降っても運休が少ない路線は仙台市地下鉄です。ちょっとした地震でもすぐに運行を再開します。次いでJR仙石線(地下区間)です。それ以外の路線が全く使い物になりません。そして、雪が積もっている歩道等を駅まで歩く必要があります。雪や氷の上を歩ける限界は500mぐらいです。図の小さな丸は駅から500mの範囲を示しています。
6.まとめ
消去法で居住地を選ぶと、転勤族が住めるエリアは限られてきます。以下がその概要です。
@仙台駅から半径2〜3km圏内でかつ大学から離れている平地
A地下鉄もしくはJR仙石線の駅から半径500mの圏内
@とAの条件が両方満足するエリアが私がおすすめする地域です。
具体的には、
・地下鉄南北線:河原町〜長町一丁目付近
・地下鉄東西線:連坊〜薬師堂付近
・JR仙石線:仙台駅東口〜陸前原ノ町付近
・上記以外:Aは満足しませんが私のおすすめです。青葉区・宮城野区小田原、青葉区宮町・錦町・上杉界隈 です。
7.仙台での住まい探しの留意事項
仙台での住まい探しの留意事項を以下に示します。悪徳な業者が多いので要注意です。駅近で、家賃が安く占有面積が広い物件、かつ駐車場が安い物件を探しているといった途端、必ずJR仙山線の北山より山奥の物件、JR東北本線の南仙台より岩沼方面もしくは岩切より塩竃方面を紹介されます。逆に考えるとそれらの地域では激安物件が多数あり、住まいも選び放題です。
・ある不動産仲介会社では、震災後に仙台ルールというものができたと言われる可能性がありますが、全くの嘘です。
仙台ルールの内容
・敷金2ヶ月、礼金2ヶ月が当たり前
・手数料が1.5ヶ月になった
・連帯保証人の他、補償会社の審査(金)が必要
・3日以内に決めなければならない規則ができた
※上記の仙台ルールというものが本当に存在するのか、私は仙台市の担当部局、宮城県宅建協会に確認しましたが、全くそのようなことはないとの返答でした。
・具体的な会社名の記述はできませんが、ちょっと前まで地元のテレビでCMを流していた会社です。本社は仙台市です。
・仲介会社大手も上記の会社とグルになっている可能性があります。
あやしい会社(会社はまともでも怪しい社員である)かどうかを見極めるポイントは、以下のとおりです。仙台に限らず全国津々浦々何処にでもいますので、参考になると思います。
・店長が宅建の資格を持っていない。持っている場合は名刺に記載しています。
・客に対してお茶も出さない。
・ひたすら客を待たす。
・紹介される物件のオーナーの多くは首都圏在住。
・紹介される部屋が汚い(もしくはカビくさい)。
・店の中が汚い。雑然としている。書類が散乱。
・商談中に平気で携帯に出る。
・客の目の前で、「お相手は大手企業さんに勤務している方・・・」と口走る。
→良いカモがきたとのアピールです。
・やたらと「震災の影響で・・・」と口走る。
→コレについては、復興住宅が順次出来ているので、すでに供給過剰で値崩れ寸前です。
・契約を急がせる。
上記1つでも該当する仲介業者は余り良くないところです。面倒でも別のお店で探すべきです。
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