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2016年09月19日
日本の電子書籍の普及状況
電子書籍の普及
電子書籍はAmazonのKindleに代表され、日本の楽天ではKoboも需要が多いと思います。
私は、Google Playでもよく購入しています。
でも、世界的にはどうかわかりませんが、日本では「盛り上がっていない」ですね。
どうして普及しないのか
1、ご年配にインターネットが普及していない
単純に、インターネット自体が、まだ若者を中心としている文化だからだと思います。
パソコンの扱いが不慣れなご年配の方には、電子書籍を購入して読む習慣も無いと思います。
また、小説や実用書は、ご年配が多く、若者は漫画が多いのが実情で、漫画に関して言えば、日本でも電子書籍のニーズが多いことになります。
2、ページをめくる動作
そして、書籍が好きな人にとってみれば、「ページをめくる」という習慣が好きな動作であって、そこも原因の一つと思われます。
3、電子書籍のフォーマット
また、小さい理由ですが、電子書籍のフォーマットに関しても複数あるのが現状です。
◇アメリカの電子書籍標準化団体「IDPF」が推進しているオープン規格で、楽天のkoboでも採用している、現在主流と思われる、EPUB
◇Amazonに代表される、AZW/MOBI、Topaz(Kindle)形式
◇Adobeに代表される、PDF、ACSM
◇ボイジャー社が開発したファイル形式の、.book
これらは、電子書籍を開く側のソフトが、全部のソフトを開けるようにすれば、ユーザーは何も考えなくても良いのですが、プラットフォームを独占したいメーカー側の意向もあり、バラバラなのは普及の妨げになります。
4、電子書籍を各メーカーが管理している
どこの電子書籍を購入しても、そこのプラットフォームの本棚に収まってしまい、他の場所に移動できない、もしくは、自分のパソコンに保存できない(一部例外はありますが)のも要因だと思います。
書籍は、自分で購入したものなのですから、自分のものです。
しかし、それを他人に譲渡することも、今の電子書籍では難しいのです。
また、不要になった書籍を、古本屋に売ることもありますが、電子書籍はそうもいきません。つまり、購入はしていると言いつつ、実際には、電子書籍をメーカー側に管理されてしまっているのが、本の愛好者からしてみれば、不満の要素と言えるでしょう。
たしかに、クラウド上では、自分のクラウドサーバーに置いてあります。でも、そこから移動することは今の段階では出来ない状態です。
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便利な電子書籍
電子書籍のメリットは、何と言っても、「軽くて持ち運びに優れている」点です。
外出先で、本を読みたい、でも、複数の本を持ち歩きたい場合には非常に便利です。
現在では、クラウドコンピューターが普及しているので、購入した書籍をスマートフォンでも、パソコンでも、端末を変えて閲覧できます。
これから普及するのか
先程書いたメーカー側の都合ではなく、もっとユーザー側に立って書籍の管理などが出来れば、もっと普及すると思います。
また、お年寄りでも、簡単に操作出来るフォーマットや、リーダーソフトの普及がもっともっと必要と思います。
そして理想としては、子供が寝るときに、お気に入りの本を枕元に置いて寝るようなイメージで、「本は素晴らしい自分の友達だ」と思えるような身近なものになると望ましいですね。
電子書籍は今後、確実に普及していく媒体だと思います。
また機会があれば、電子書籍を商材にする方法や、本の書き方などをブログに書ければと思っています。
本日も、長いブログを読んで頂き、ありがとうございました。
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タグ:電子書籍
posted by 老後に備えるパソコン活用 at 21:00
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