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2017年09月01日
恐怖の蛇ののような呪いの傘の話
恐怖の蛇ののような呪いの傘の話
その傘には「蛇のようなのろい」がかけられていました。
レイナちゃんは、その傘をてんそく神社のお祭りの綿あめ流しの神事の日、何も知らずに参道の露店で買ったのです。
神事が終わって帰るとき、雨は降っていませんでしたが、レイナちゃんは楽しくなってその傘を差して帰りました。
でも、いくら歩いても家に着きません。
疲れたレイナちゃんは、傘を捨てて、持っている携帯式の鉈で傘を切り裂きました。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
この声は、傘とは別に、お菊人形Sに取り憑かれたタマちゃんが発したものです。そのことは、お菊人形Sのお話をご参照ください。
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そんみんおじさん:ようするに、レイナちゃんこの傘の「蛇のようなのろい」で歩くのが「ろの」くなってしまったわけじゃな。
風花:とういうことは、歩くのがのろくなって、歩いてばかりで「疲れた」けれど、取り「憑かれなかった(つかれなかった)」わけね。
おしまい。
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その傘には「蛇のようなのろい」がかけられていました。
レイナちゃんは、その傘をてんそく神社のお祭りの綿あめ流しの神事の日、何も知らずに参道の露店で買ったのです。
神事が終わって帰るとき、雨は降っていませんでしたが、レイナちゃんは楽しくなってその傘を差して帰りました。
でも、いくら歩いても家に着きません。
疲れたレイナちゃんは、傘を捨てて、持っている携帯式の鉈で傘を切り裂きました。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
この声は、傘とは別に、お菊人形Sに取り憑かれたタマちゃんが発したものです。そのことは、お菊人形Sのお話をご参照ください。
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そんみんおじさん:ようするに、レイナちゃんこの傘の「蛇のようなのろい」で歩くのが「ろの」くなってしまったわけじゃな。
風花:とういうことは、歩くのがのろくなって、歩いてばかりで「疲れた」けれど、取り「憑かれなかった(つかれなかった)」わけね。
おしまい。
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お菊人形Sでおつかれさまという話
お菊人形S
今日はてんそく神社のお祭りで、綿あめ流しの神事が行われる。
タマちゃんは、露店の並ぶ参道を歩いていた。
ふと、怪しげな視線を感じたので、その方向を見ると、それは、ある一件の古道具屋にある人形の視線だった。
タマちゃんは、その人形に引き寄せられるように、古道具を並べている露店へと近づいていった。
店番の変なめがねを掛けたおばあさんが「あんた、このお菊人形Sに好かれてしまったね」と言った。
タマちゃんは「えっ、これってお菊人形なんですか。髪の毛が伸びる人形でしょ。でも、禿げているから、髪の毛が伸びるはずがないじゃないですか」
お婆さんは「別に髪の毛は伸びないよ。それに、この子はお菊人形ではなくって、お菊人形なんですよ」
タマちゃんは、レイナちゃんと会う約束をしているてんそく神社の社殿へ行きたかったので、「あとでまたくるね」と言って、社殿へと向かった。
社殿でどんな恐ろしいことがあったのか、何があったのかは、また、別の機会にお話しするとして、タマちゃんはその後、何とか家まで帰って来た。
でも、なんか肩が重い。
鏡を見たら、あのお菊人形Sが自分の肩にしがみついているではないか!!!
きゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
えいっ!
ばさっ。
追いかけてきたレイナちゃんが、いつも持っている携帯式の鉈(なた)で、お菊人形Sの腕をぶった切ったのだった。
タマちゃんは「レイナちゃん。この人形、怖いから返してきて」
「今日は面倒だからイヤ。明日、いっしょに返しに行こう」とレイナちゃんが言うので、タマちゃんは暫定的にお菊人形Sを冷蔵庫に入れておくことにした。
翌朝。
すっきりと目覚めた、タマちゃんは、「てんそく牧場牧場牛乳」を飲もうと、冷蔵庫を開けた。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
冷蔵庫の中は、髪の毛でいっぱいになっていた。
すぐに同級生のりかちゃんに電話して来てもらった。
すると、髪の毛のように見えた毛は、お菊人形Sの頭から生えているのではなかった。すなわち禿げたままだった。
毛はお菊人形Sの股間から生えていたのた、つまり冷蔵庫に詰まっていたのは、髪の毛ではなかった。
さすがにお菊人形Sと言われるだけのことはあったのだった。
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そんみんおじさん:要するに、タマちゃんはてんそく神社の祭りへ行って、お菊人形Sにとりつかれたんじゃな。
風花:つまり、あの、「おつかれさま(お憑かれさま)」っていうやつね。しかし、一晩で●毛が10m近くも伸びるってどういうこと?
そんみんおじさん:それは「てんそく伝説さつじんじけん」を読めばわかるんじゃ。
風花:だから、はやく続きを書きなさい!
そんみんおじさん:あわてない、あわてない、秋になって鈴虫が鳴く頃には、すべてを語り終えておるじゃろう。
風花:あのね、「こくしかんさつじんじけん」もまだなんですよ。
おしまい。
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今日はてんそく神社のお祭りで、綿あめ流しの神事が行われる。
タマちゃんは、露店の並ぶ参道を歩いていた。
ふと、怪しげな視線を感じたので、その方向を見ると、それは、ある一件の古道具屋にある人形の視線だった。
タマちゃんは、その人形に引き寄せられるように、古道具を並べている露店へと近づいていった。
店番の変なめがねを掛けたおばあさんが「あんた、このお菊人形Sに好かれてしまったね」と言った。
タマちゃんは「えっ、これってお菊人形なんですか。髪の毛が伸びる人形でしょ。でも、禿げているから、髪の毛が伸びるはずがないじゃないですか」
お婆さんは「別に髪の毛は伸びないよ。それに、この子はお菊人形ではなくって、お菊人形なんですよ」
タマちゃんは、レイナちゃんと会う約束をしているてんそく神社の社殿へ行きたかったので、「あとでまたくるね」と言って、社殿へと向かった。
社殿でどんな恐ろしいことがあったのか、何があったのかは、また、別の機会にお話しするとして、タマちゃんはその後、何とか家まで帰って来た。
でも、なんか肩が重い。
鏡を見たら、あのお菊人形Sが自分の肩にしがみついているではないか!!!
きゃあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
えいっ!
ばさっ。
追いかけてきたレイナちゃんが、いつも持っている携帯式の鉈(なた)で、お菊人形Sの腕をぶった切ったのだった。
タマちゃんは「レイナちゃん。この人形、怖いから返してきて」
「今日は面倒だからイヤ。明日、いっしょに返しに行こう」とレイナちゃんが言うので、タマちゃんは暫定的にお菊人形Sを冷蔵庫に入れておくことにした。
翌朝。
すっきりと目覚めた、タマちゃんは、「てんそく牧場牧場牛乳」を飲もうと、冷蔵庫を開けた。
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
冷蔵庫の中は、髪の毛でいっぱいになっていた。
すぐに同級生のりかちゃんに電話して来てもらった。
すると、髪の毛のように見えた毛は、お菊人形Sの頭から生えているのではなかった。すなわち禿げたままだった。
毛はお菊人形Sの股間から生えていたのた、つまり冷蔵庫に詰まっていたのは、髪の毛ではなかった。
さすがにお菊人形Sと言われるだけのことはあったのだった。
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そんみんおじさん:要するに、タマちゃんはてんそく神社の祭りへ行って、お菊人形Sにとりつかれたんじゃな。
風花:つまり、あの、「おつかれさま(お憑かれさま)」っていうやつね。しかし、一晩で●毛が10m近くも伸びるってどういうこと?
そんみんおじさん:それは「てんそく伝説さつじんじけん」を読めばわかるんじゃ。
風花:だから、はやく続きを書きなさい!
そんみんおじさん:あわてない、あわてない、秋になって鈴虫が鳴く頃には、すべてを語り終えておるじゃろう。
風花:あのね、「こくしかんさつじんじけん」もまだなんですよ。
おしまい。
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価格:586円 |