ペトロニウスの何やかんや

近く、台湾にいる知人が紅葉を見たいと家へくる。

嵐山でトロッコ列車に乗りたいと言うから、チケットを買った。

本人は日本語が能力試験の2級レベルで話せる。

メールで他に行きたいところはないか？と尋ねたら、「お菊人形が見たい」というではないか。

「お菊人形」といえば、北海道の萬念寺にある髪の毛が伸びる人形のことである。

我が家は大阪であるから、北海道は遠すぎる。

わたしは10月からやっと仕事ができるようになったとはいうものの、まだ知らない土地へ遠出できるほど回復いていない、というか、そもそも壊れた右足で行けるかどうかもわからない。

とりあえず、心霊現象で人形とくれば、和歌山の淡島神社に行けば、髪の毛が伸びる人形があるかもしれないので、調べ始めた。

それで、台湾の本人に、和歌山でもええか？というと、「何でそんな遠いとこ行くねん？」と書いてよこした。

それからちょっとやりとりがあって、やっと意思疎通できた。

ようするに「お菊人形」ではなく「菊人形」だったのだ。

我が家は大阪の枚方であるから、日本でとても有名な菊人形の土地だ。

「ひらかたパーク」での菊人形はもうやっていないが、枚方菊人形フェスティバルが11月13日までやっているので、それに行って、それから、ひらかたパークイルミネーションに行こうと言うことになったのだった。

わたしとしては、お菊人形を見に行きたかったのだが、、、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい。
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