ペトロニウスの何やかんや

＜こくしかんさつじんじけん　その2＞
彼は、彼に言った。

「やりたくてもできないこと。
自分を変えることがでいないとき、楽しんでできないとき、自分を変えずに環境を変えてみよう。

やる気のある者はやり方を探す。

やる気のない者は言い訳を探す。

世の中には重力がある。水平に投げた物は、水平に飛ばず、いずれ落ちる。

現状維持だけでも、努力しなければ、維持はできない。放置すれば確実に落ちる。

だから、良くしたければ、その分上向きに力を加えて投げなければならない。

われわれは配られたカードで勝負するしかない。

しかし、自分の人生の責任は、自分しかとれないのだ。

人が君を助けるのはその人の問題だ。

君からそれを期待しては、絶対にだめだ。

だからといって、やっていいこととわるいことがあるのだ」

確かに自分でできることをしないで、助けを求めるのはよくない。

でも、これこそが「巨ムへの供物」なのだ。　

そう「赤の巫女」であるわたしは思った。
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　次回「こくしかんさつじんじけん　その3　てんそく村のマグロさん」へ　つづく。
------------------------------------

新装版 虚無への供物(上)【電子書籍】[ 中井英夫 ] 価格:648円 (2017/4/13 23:43時点) 感想(1件)