2013年11月15日
メイドや執事に正しい理解を!!
私は 『主人公がある日、中世ヨーロッパ風の異世界にトリップしてしまって……』
みたいな小説が大好物である。
これは、なにも私だけの話ではない。
例えば『小説家になろう』という、超大手のネット小説投稿サイトにおいても、こういうお話は、人気で、かつ主流で、星の数ほどある。
で、そういう異世界トリップ小説には、メイドや執事は、よく登場する。
なぜなら、みんな、メイドとか執事とか大好きだからだ。
大好物である。憧れである。
かくいう私も『小説家になろう』で、
『メイドさん最強☆伝説』 http://ncode.syosetu.com/n2363bp/
という作品を連載している。よろしくね☆
ということで、自作の宣伝もできたし、閑話休題。
それで、その小説中に登場するメイドさんや執事さんであるが、
彼らが登場するネット小説を色々と読んでいると、引っ掛かりを覚えることもある。
つまり、
メイドと侍女が混同して使われていたり、
執事が何人もいたり、
そのへんで拾われてきた子供がいきなり執事になったり、などの場合にひっかかるのである。
ちなみにメイドと侍女は、職掌が違う。
メイドは掃除とか料理の補助とか、そういう家の中の家事を行う。
侍女はその字のとおり女主人に侍り(はべり)外出などに同行し、家の中では女主人の帽子や衣服や宝石の管理などを行うのが仕事である。
つまりメイドと侍女は全然仕事が違うのである。
またそのへんで拾われてきた子供が執事にはおそらくならない理由は、
執事というのは一般的に、自分の仕事(お酒の管理や銀器の管理など)に加えて全男性使用人を統括し管理するマネージャー的な仕事であるからである。
だからそのへんの孤児を拾ってきて、いきなりそんな仕事につけるというのはおかしいのである。
たんなる男性使用人と執事は違うのである。
そのへんで拾ってきた孤児を使用人として雇い入れるならば、小姓とかボーイとかそのへんで設定するのが良いだろうと思われる。
もちろん、そんなにこだわることもないという意見もあろうけれども、
やはりそこは、リアリティー(本物らしさ)を目指すなら、多少は資料を調べてもよいだろう。
今回、紹介するのはその資料となる本である。
メイドや執事について解説された本は、いくつかある。
けれども、私の知る限り、今回紹介する本が、もっとも網羅的かつ詳細であろうと思う。
メイドなどの使用人といっても、その種類やキャリアは様々にあり、
本書は、使用人を、その種類別キャリア別に分類して解説している。
この本があれば、とりあえず一通りのことはわかるだろう。
新品だとちょっと高いので中古で買うのもいいかもしれない。
おすすめの一冊である。
価格:2,926円 |
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