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2013年12月09日
男は首になにかを結ぶ
今日紹介するのは 『男はなぜネクタイを結ぶのか』 という本である。
これは、ファッションの本であるが、そのなかでも特にネクタイについて書かれている。
衣装というものは、時代によって変貌し、移り変わっていくものであるが、著者によれば、
古代のローマより「何千年もの間、男の首に衣装が無かった時代はない」らしい(前掲書p5)
日本においては男性用の首元の衣装というのは近代に至るまで無かったようにも思えるし、アフリカとかの男性用民族衣装にも首元の飾りはなかったような気がするから、まあつまりヨーロッパ的な感覚ではそうなのだろう。
ということはつまり、ワナビの皆様が 『中世ヨーロッパ風』 のファンタジーなどを書くときにも、その男性の首元の飾りについて、例えばクラヴァットがどうとか、描写をすればリアリティーが増し増しかもしれないということである。
紹介する本はちょっと図が少ないのが残念であるが、おしゃれエピソードを中心にして楽しく読める。
中古で買うならオススメである。
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