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2013年12月05日
絵に世界を感じさせる絵本
どんな本をこのブログで紹介しようかと、色々考えていたら、懐かしい絵本のことを、急に思い出したので今日はその絵本を紹介することにする。
『14ひきのひっこし』という絵本である。
『いわむらかずお』という人の描いた、『14ひきのシリーズ』という、かなり有名な絵本シリーズのうちの一冊なので、ご存知の方も多いかもしれない。
絵本の内容を簡単に紹介すると、
14匹からなるネズミの一家が、新居を求めて森のなかを旅して、その結果、内部が空洞の良い感じの木を見つける。そしてその木の内部の空洞を新居と定めたネズミの一家は、内部の空洞をリフォームして住居にし、竹などを用いて水道をひき、橋をかけ、冬用の食べ物を集め、晩飯を食い。出来上がった新居の寝床で眠りにつく。
というような内容である。
が、この作品の魅力は話の筋にあるのではない。
この作品の魅力がどこにあるかと言えば、この本は絵本であるから絵にあるのである。
話が少し逸れるが、ネットとかでCGを漁っていると、非常にかわいいキャラを描いたCGは数多くある。
けれども、キャラだけでなく、キャラの背後に描かれてある背景が良いCGというのはそんなに多くない。
良いというのは、背景が、すごくきれいだったり、無限の広がりを感じさせたりするようなものだ。
この絵本もキャラだけなく、森などの背景がきっちり描かれていて、そこに入り込みたくなるような、ドラえもんの秘密道具の 『絵本入り込み靴』 が欲しくなるような絵が描かれてある。
だからこの絵本はかなり上等である。
amazonで普通に買えば1,000円以上するので、ちょっとためらうが、中古なら100円ちょっとからある。
送料250円とあわせても400円以内だ。
それだけの価値は十分にあると思う。
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