新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2016年01月20日
女性主人公視点で書くためには、お化粧とかの知識も必要だぞ!
今日おススメしたいのは、
『人は見た目が100パーセント』 (KCデラックス BE LOVE)大久保 ヒロミ(著)
というマンガである。
男が書いた女性主人公視点の小説ってのはわりにたくさんある。
もちろん、なろう小説においてもである。
けれども、作者が男である場合に、やっぱり一般的な女性とは観点が違うので、ちょっとリアリティーがない場合もある。
例えば、私が以前に読んだ、おそらく女性作家が書いたであろう、なろう小説の女主人公は、異世界トリップしてから、テンプレ通りに宿に落ち着いて、少しばかりのお金の算段がつくと、即座にシャンプーをいかに調達すべきかの算段をしていた。
嬉しげに装備品をそろえに武器屋に行くのではなくて、まずシャンプーである。
まあもちろん女性といっても色々あるから、シャンプーを優先するかどうかで女性主人公っぽさが出てるかどうかが決まるわけではないのは分かっているが、しかし、少なくとも私はその主人公の行動を見て、なんだか目の付け所が違うなと感心したわけである。
というわけで、小説家になろう、と志すなら、化粧やら女性向けファッションやらなんやらについて、ちょびっと文章中で触れられる程度には知識を仕入れておいても良いだろう。
ひょっとするとそれが作品のリアリティーを増し加えてくれる可能性はある。
というわけで、今日おススメする本の紹介であるが、内容としては、
おしゃれやらには全く疎い、理系女子の研究職の女性3人が、世間一般で流行っているオサレといふものを研究し、実践してみる。というようなものである。
もちろん退屈な実験記録ではなくて、報復絶倒というか微苦笑的な非常に面白いマンガである。
まったくもってファッションやら美容やらにはまったく疎い、おっさん・オニイさんワナビのためにあるようなマンガではなかろうか!
この本に書いてたんであるが 『つけま』 というのはちょんちょん切って分割してから瞼に貼り付けるというのを、おっさんお兄さんの諸氏におかれてはご存知だったであろうか?
私はぜーんぜん知らなかった・・・・・・。
というわけで、私と同じくぜーんぜん知らなかったとおっしゃるようなワナビの皆様には、作品のリアリティー向上のためにも、今日ご紹介したマンガを強くおススメする次第である。
『人は見た目が100パーセント』 (KCデラックス BE LOVE)大久保 ヒロミ(著)
というマンガである。
男が書いた女性主人公視点の小説ってのはわりにたくさんある。
もちろん、なろう小説においてもである。
けれども、作者が男である場合に、やっぱり一般的な女性とは観点が違うので、ちょっとリアリティーがない場合もある。
例えば、私が以前に読んだ、おそらく女性作家が書いたであろう、なろう小説の女主人公は、異世界トリップしてから、テンプレ通りに宿に落ち着いて、少しばかりのお金の算段がつくと、即座にシャンプーをいかに調達すべきかの算段をしていた。
嬉しげに装備品をそろえに武器屋に行くのではなくて、まずシャンプーである。
まあもちろん女性といっても色々あるから、シャンプーを優先するかどうかで女性主人公っぽさが出てるかどうかが決まるわけではないのは分かっているが、しかし、少なくとも私はその主人公の行動を見て、なんだか目の付け所が違うなと感心したわけである。
というわけで、小説家になろう、と志すなら、化粧やら女性向けファッションやらなんやらについて、ちょびっと文章中で触れられる程度には知識を仕入れておいても良いだろう。
ひょっとするとそれが作品のリアリティーを増し加えてくれる可能性はある。
というわけで、今日おススメする本の紹介であるが、内容としては、
おしゃれやらには全く疎い、理系女子の研究職の女性3人が、世間一般で流行っているオサレといふものを研究し、実践してみる。というようなものである。
もちろん退屈な実験記録ではなくて、報復絶倒というか微苦笑的な非常に面白いマンガである。
まったくもってファッションやら美容やらにはまったく疎い、おっさん・オニイさんワナビのためにあるようなマンガではなかろうか!
この本に書いてたんであるが 『つけま』 というのはちょんちょん切って分割してから瞼に貼り付けるというのを、おっさんお兄さんの諸氏におかれてはご存知だったであろうか?
私はぜーんぜん知らなかった・・・・・・。
というわけで、私と同じくぜーんぜん知らなかったとおっしゃるようなワナビの皆様には、作品のリアリティー向上のためにも、今日ご紹介したマンガを強くおススメする次第である。
人は見た目が100パーセント(1) (KCデラックス BE LOVE) 中古価格 |
2014年02月04日
漫画家 東村アキコ の自伝的エッセイ漫画
今日紹介するのは、東村アキコという漫画家さんの自伝的エッセイの漫画である。
わりと有名な漫画家さんなので、必要ないかもしれないが、一応説明しておくと、少女漫画誌の『ぶ~け』などで連載をされていて、その後『ママはテンパリスト』という育児エッセイ漫画でブレイクした方である。
今は 『海月姫』 というアパレル関係のことを題材にした連載や
『メロポンだし』 という宇宙人を題材にした連載を持っておられる。
それで、今日紹介するのは 『かくかくしかじか』 という題名エッセイ漫画であるが、
これは、東村アキコさんのこれまでの人生の経験を自伝的に描いているものである。
あまり勉強ができなかった高校時代。
漫画家になるために美大に入ろうとして絵の勉強をする受験生時代。
人生をどのように形作っていけばいいのか分からなくて空費してしまった大学時代。
社会人になって就職浪人をしている時代。
いつものノリのいい会話や構成で、笑いや喜びとともに、ひりつくような不安や痛みも語られる。
実に面白いのである。名作である。名作である。大事なことだから二回言った。
これは、まったく私の独断であるが、語りの質からして、全く架空の話を語るより、エッセイみたいなのを語るほうが向いてる人っていると思うのだ。
例えば、群ようこさんとか中村うさぎさんなんかは、小説とエッセイと両方書く作家さんであるが、この方たちの作品は、やっぱり小説よりもエッセイのほうがいいものを書けていると思う。
つまり、自分のことを面白おかしく人に語って聞かせるのが上手い人たちなのだろう。
東村アキコさんも多分そういう人なのだろうと思う。
なんとなれば、この作品のシリーズこそが、かの人の最高傑作になっているのでそう思うのだ。
1巻目からもちろん面白いが、2巻目、3巻目となるにしたがって、ますます良くなってくるので、ぜひ読んでみてほしいと思う。
中古価格 |
中古価格 |
中古価格 |
2014年01月16日
ゲームをするとはどういうことか2
先日の記事で、
今の若い世代の人って、ひょっとしたらテレビゲームとかネトゲとかを老人になっても、それこそ死ぬまで手放さないっていうパターンはあり得る。
だから 『ゲームをするとはどういうことか』 とか 『人生における価値ってなんなのか』 とか、そういった問題について考えておくことって大事だよね、ということを書いた。
それで、シューティングゲームを極めようとする少年を描いた 『連射王』 という小説を紹介した。
それで、今日は上記のような問題について考えるために、参考になりそうな書物をさらに紹介しようと思う。
『ネトゲ廃人』 と 『僕の見たネトゲ廃神』
この二冊である。
ネトゲ廃人、という言葉については、わりとお聞きおよびの方も多いかもしれないが、ようするに、ネットゲームにどっぷりハマって、場合によっては日常生活に支障をきたしたり、ときにはゲームの過労で過労死してしまったりする人のことである。
これらの本では、ネットゲームに狂奔し、生活における余暇の時間、あるいは本来余暇にあてるべきではない時間すらもネットゲームにささげてしまう人たちの姿が取材されている。
もちろん、これらの本に書かれているような、ネットゲームのやりすぎで過労死したり、トイレに行く暇さえ惜しんでペットボトルに排尿したり、といった方は、ネットゲームユーザーのごく少数であろうし、ネットゲームを節度あるしかたで用いている人のほうが多いのだろう。
けれども、節度あるしかたであれ、ネットゲームをするということは、時間をネットゲームのために用いているということであり、その事実は、プレイしている人が、ネットゲームに時間を用いるだけの価値を見出してしまっていると言うことなのである。
今日紹介した本のなかで、ネトゲ廃人になってしまった子供たちに対する方策として、陶芸などの、創造的なほかの楽しみごとを体験させるといった方法が紹介されている。
だが、家にマイろくろを持っていて陶芸をしている人よりは、パソコンやスマホでネットゲームしている人のほうがずっと多いだろう。
つまり、極めればまた少し違うのかもしれないが、一般的に言って、陶芸よりはネトゲのほうが楽しそうだからなのだろう。
結局のところ、世の中は、ネトゲをする人に対して、はるかに優越した分かりやすい価値を示すことができてないのである。おそらくそれこそがネトゲ廃人が生まれてしまうもっとも根本的な理由であろうと思われる。
ともかくとても考えさせられる本であるのでぜひ一度ご覧になっていただきたい。
中古価格 |
中古価格 |
2014年01月06日
世界の人々は何を食べているのか
今日紹介するのは 『もの食う人びと (角川文庫)』 辺見 庸 著 である。
内容としては、色々な場所に著者が出かけていってものを食う、というルポタージュである。
ロシアの海軍の食事
ベトナムのうどんであるフォー
残飯
チェルノブイリ周辺で供される”汚染された”スープ
そしてソマリアの難民の食事まで味見しているのである。
そして、そのような飽食の国ではない、飢餓の国ににも著者は取材に行き、
そこで人々がなにを食べているのかが描かれる。
けれども、この本は飢餓や貧困の悲惨さを描いた本ではない。
著者にも言いたいことはあるかもしれないが、とりあえずは著者の主張を声高に述べるのではなく、事実を伝えようとしている。
アフリカの貧困を哀れむ人のうち、どのくらいの人がアフリカの貧困地帯の実際の食事のメニューを知っているだろうかと考えさせられる。
本で読んだ知識を貼りあわせて書くのではない、実際の取材に基づく、実に価値のあるルポタージュの名作である。
中古価格 |
2014年01月04日
エッセイのなかのエッセイ
今日は、初めてエッセイを紹介しようと思う。
というわけで記念すべきエッセイ紹介の第1回目は、
エッセイのなかのエッセイ、エッセイ・オブ・エッセイとも言うべき、
『どくとるマンボウ航海記』 北杜夫 著 を紹介しようと思う。
このエッセイの内容としては、
精神科医 兼 小説家 の著者が水産庁の漁業調査船に船医として乗り込んだ体験を描いたものである。
と書くとどうということのないように聞こえるが、このエッセイは一種のバケモノなのである。
それは、この本が出版されて五十年以上たつのに、絶版になるどころか、いまだに新品が発売され続けていることからも分かる。超ロングセラーなわけである。
私が子供のころにも、学校の夏休みかなにかの宿題で読書感想文を書かされたことがあった。
それで、感想文を書くための課題図書のリストを渡されたのだが、
そこには、古今のいわゆる名作の小説がずらりと並んでいたように思う。
そして、その小説がズラリと並んだリストのなかに、なぜかエッセイであるはずの
『どくとるマンボウ航海記』 も入っていたのである。
つまり、子供に一度だけでも読ませておいて損はない本だと判定されたのだろう。
船上での体験や海外の寄港地の文物を芥川賞受賞作家である著者が、
非常に優れたユーモアのセンスでもって書いてある。
もう、本当に本当にオススメ、最上級のエッセイと言えるほどのものなので、未読の方は是非ともご一読をいただきたいと思う。
中古価格 |