2014年12月04日
世界の年間平均気温 観測史上最高の可能性
南米のペルーで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP20にあわせて、WMO=世界気象機関は、ことしの世界の年間平均気温が観測史上、最も高くなる可能性が高いとする分析結果を発表し、今回の会議で議論を進展させる必要があるとの認識を示しました。
温暖化対策の新たな枠組みを巡ってペルーの首都、リマで開かれているCOP20の会場で3日、WMOが会見を開きました。
この中でWMOは、ことし1月から10月までの世界の平均気温は1990年までの30年間の年間平均気温を0.57度上回っているとしたうえで、ことしの年間平均気温は1850年に観測を始めて以来、最も高くなる可能性が高いと指摘しました。
WMOは海面水温の平均が過去最高を記録したことが主な要因だとしていて、温暖化が各地で豪雨や洪水などの災害を引き起こし、人々の生活を脅かしていると警鐘を鳴らしています。
会見でWMOのレンゴアサ事務局次長は「分析結果は温暖化の事態が深刻なことを各国の交渉官に伝えるうえで非常に重要な情報だ」と述べ、各国は今回のCOP20で議論を進展させる必要があるとの認識を示しました。
平均気温や海面水温が高かったことを巡っては、ことし日本各地で相次いだ豪雨災害や台風の急速な発達に影響を及ぼしたという専門家の指摘もあります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141204/k10013705301000.html
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