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ことし３月、埼玉県内のマンションの部屋で横浜市の２歳の男の子が遺体で見つかった事件で、警察は、すでに３件の罪で起訴されたベビーシッターの男が、預かっていた男の子を口や鼻を塞いで殺害した疑いが強まったとして、殺人の疑いで逮捕状を取り、１日、逮捕する方針です。調べに対し、男は否認しているということです。

殺人の疑いで逮捕状が出たのは、埼玉県富士見市の物袋勇治容疑者（２６）で、警察の調べによりますと、ことし３月、ベビーシッターとして預かった横浜市の山田龍琥ちゃん（２）を自宅マンションの部屋で殺害した疑いが持たれています。
死因が窒息死で、警察は口の周りにすり傷があるうえ、室内には当時、生後９か月の弟を含め３人しかいなかったことから、物袋容疑者が口と鼻を塞いで殺害した疑いが強まったと判断しました。
調べに対し「男の子が亡くなる前日の昼すぎに、薬を飲んで寝てしまい、翌朝、目が覚めたら亡くなっていた」と供述し、容疑を否認しているということです。
物袋容疑者はこれまでに、亡くなった男の子の弟を放置して低血糖症などにさせた罪と、以前預かった別の子どもの裸を撮影した罪などで起訴されています。
警察は、別の事件の勾留期限の１日、物袋容疑者を殺人の疑いで再逮捕して、当時の状況をさらに詳しく調べる方針です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140630/k10015625281000.html



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