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b.それでは、石塔寺(イシドウジ)の本堂へと潜入を開始します、
a.参拝やろ、
b.ああそうか、参拝を開始します、なんか変やな、
a.さっそく山門の真正面に何やらありがたい御仏(ミホトケ)のお姿が、
b.それより、この漢字、なんて読むんすか、「山王育阿」、
a.逆やろ、「阿育王(アショーカ王)山(ザン)」、石塔寺(イシドウジ)の別名、
b.なんで「山(ザン)」って付いてるんすか、
a.昔はたいてい山ん中にお寺があったから、その名残じゃねえの、
b.なるほど、
a.けっこう時間かかりそうやな、イチイチ分からんことだらけや、
b.もっと予習してから来れば良かった、その気もないけど、
a.おお、これは見事な植え込みやなあ、
b.なんでしょうね、葉っぱが細く分かれて、柔らかく繊細(センサイ)な印象ですね、
a.仏像も良いけど、こういう手入れの行き届いた草花からこの寺の品格が偲ばれる(シノバレル=それとなく分かる)なあ、
b.本堂から山門を振り返っても、なかなかですね、
a.いや、なかなかやなあ(=とても素晴らしいなあ)、右手の池も、あえて直線にしてスッキリ感あるし、
b.こんな家に住みたいっすね、
a.寺のヒトに怒られるわ、
b.さあ、それではお寺の名の由来ともなった日本最古の石塔(セキトウ)を見に参りましょう、
a.それにしてもいきなりすごい数の、コレなんて呼べばいいんや、この左手の石の・・・
b.コレも石塔(セキトウ)でいいんじゃないすか、供養塔とも呼ぶみたいですけど、
a.これだけ数があるとなんか怖いなあ、
b.どれも人間の念(=強い思い)が詰まってますからねえ、
a.それにきついなこの石段、
b.文句言わんと先行きましょう、
a.これが国内で最古最大と言われる石塔か、
b.素朴な感じがしますね、それに何か土の中から発掘されたような雰囲気も、
a.せっかくだから、順路にそって一周しよう、
b.しかし、よくこれだけ無数の石塔が一堂に集結したもんすねえ、
「引き寄せる、最大最古の石塔が」、
a.各地からこの寺のウワサを聞きつけて、持ち込まれたものらしい、
b.これだけ固まって並んでると、ちょっと不気味やなあ、
a.立ち入っちゃいけないような霊園なのに、それを知らないで踏み込んだような、
b.とりあえず失礼がないように、そっと歩いて、ひっそり撮影しましょう、
「石塔寺(イシドウジ)石塔(イシドウ)集う(ツドウ)一堂(イチドウ)に」、
「石塔寺(イシドウジ)、集う(ツドウ)石塔(せきとう)人知れず」、
a.ここへ来る前、丘の上にはウイスキーの貯蔵庫があったし、この石塔寺(イシドウジ)には無数の供養塔が眠ってるし、このあたりは独特なエリアだなあ、
b.よほど静かでないと務(ツト)まらない(=やってられない)場所ですね、
「ウイスキー、石塔(セキトウ)、過ごす、ひそやかに」、
「ウイスキー、石塔、静か、奥近江」、
a.中に入ってやっと分かったけど、このお寺はとりわけ独特やなあ、
b.ふつう寺の裏手は墓地ですけど、その墓石がすべて石塔に置き代わったような、
a.それに墓地と同じように、関係ない者が安易に立ち入っちゃいけないような気配に満ちている、
b.さあ、それでは石塔寺(イシドウジ)を出て、門前の集落に咲き誇る、ノウゼンカズラの前で、5回に渡ってお送りした、今回の日帰り旅のまとめをお願いします、
a.2011年7月24日、京都嵐山の自宅を8時に出て、JR桂川駅から野洲駅まで40分の輪行(=自転車を袋に詰めて電車に乗せる)、
b.自転車に車輪をはめて、野洲駅スタート後は、
a.嵯峨野の有名な「祇王寺(ギオウジ)」にゆかりある「妓王(ギオウ)」という美女の里を訪ね、奥行きある東近江の自然や文化にふれながら、三時間かけて目的地の石塔寺(イシドウジ)へ、
b.今回は、ここから先は省略ですか、
a.うん、この日は石塔寺(イシドウジ)をめぐった時点で、エネルギー使い果たしたから、あとは蝉の抜け殻よろしく(=のように)ほとんど写真を撮ることもなく、JR野洲駅か、おとなり篠原駅から帰路についたはず、
「旅疲れ、蝉のぬけがら、チャリンコに」、
b.じゃあそういうことで、ここ石塔寺(イシドウジ)の門前からお別れします、
石塔寺三重石塔のルーツを探る―日韓文化交流シンポジウムの記録
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