(iPadのiPhotoジャーナルで作成)
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b.さて、鷲羽山のあずま屋から風の道サイクリングロードへもどって参りました、下津井の港はもう目の前ですが、
a.サイクリングロードも悪くないけど、この陸橋、なにか心ひかれる、
b.たぶん始めて見るかも、階段がらせん状になっとります、
a.坂が多くてスペース取れないんやな、
b.海が近いから巻き貝みたいや、
a.「巻き貝の陸橋くだり、港町」、
b.食べ物屋さんかなあ、陸橋のとなりに「たこ・ふく・あなご・・・」って看板も、
a.「フグ」を「福」にかけて、「ふく」って呼ぶらしい、
b.スペースがないから、お墓まで小山全体にびっしり建て込んでる、
a.あそこからだと、眺め良いだろうなあ、ホトケさんになっても、
b.「下津井はヒトもホトケも海ながめ」、
a.さあ、歴史ある港町へ降りていこう、
b.この神社もギリギリのスペースに建ってる、
a.急な石段、参道を横切る坂道、
b.家々の屋根の模様も美しい、
a.こんな所にたたずんでると、昔からここに住んでたような気分になる、向かいの島まで馴染みある(=慣れ親しんできた)景色のような気がしてきた、
b.ちなみに、あの島は、六口島(ムクチジマ)というそうで、昭和30年代には40数名が暮らしていて、小中学校の分校まであったそうです、
a.今はどうなんだ、
b.住む人もだんだんも減り、分校も無くなり、現在はわずか10人ほどが暮らしてるとか、
a.つり客用の民宿やキャンプ場もあるのか、しかし、不便だろうな、住むにはやっぱり、水とかどうしてるんだろう、
b.ところで、この神社の参道、自転車かついで降りないと無理っす、
a.どんどん、ここの住民みたいや、
b.すこし寂れているけど歴史ある町並みですね、
a.お盆休みらしく、御墓参りの家族連れ、
b.それだけに、なおさら瀬戸大橋が風景に溶け込まず、刺激的に見える、どう感じてるんだろう、下津井の人たちは、
b.まずは収入源である漁場が荒らされないか、心配だったでしょうね、巨大な橋げたが海底に打ち込まれるんだから、海が汚れないわけないし、潮の流れも変わるだろうし、
a.聞いたことあるけど、精密で巨大な橋だから、地球の丸さまで計算に入れないとピッタリ合わないそうだ、
b.なんとなく、戦中の超巨大戦艦「大和」を思い出すなあ、色んな意味で、
a.あれも三番艦まで作られてるな、「大和」・「武蔵」・「信濃」、
b.そういえば、瀬戸大橋も三つ、
a.正確には何てんだ、
b.本州四国連絡橋といって、東から、神戸・鳴門ルート、児島・坂出(サカイデ)ルート、尾道・今治(イマバリ)ルートの三本、ちなみに戦後、本州と四国を結ぶ連絡船で沈没事故が多発して建設に至ったとか、
a.「紫雲丸事故」ってあったな、そう言えば、で、この橋が児島・坂出ルートにあたるわけだ、
b.国鉄時代の昭和30年に、宇野と高松を結ぶ連絡船「紫雲丸」が沈没、修学旅行の小学生をふくむ168名が亡くなってます、
a.名前も良くないなあ、「死運丸」って連想してしまうし、
b.戦後の混乱期で船も足らず安全管理も不十分だったようで、この時期、立て続けに大きな海難事故が起きてます、
a.なんだか、とても悔しいなあ、戦争がやっと終わって、せっかく平和な時代になったのに、安全軽視でこれだけ大勢が亡くなるなんて、
b.この事故で多くの小学生が溺れ死んだので、これをきっかけに、全国の小中学校にプールが設置されて水泳の授業が本格的に始まったとか、ぜんぜん知りませんでした、
a.父親のふるさとが愛媛県なんで、何度もこの宇高(ウタカ=宇野・高松の略)連絡船に乗ったけど、そんな悲劇があったんやなあ、くわしく知るのは今回が初めて、知らなかった自分が恥ずかしい、
b.その事故を受けて、三本の大橋のうち、この「児島坂出ルート」、通称「瀬戸大橋」が真っ先に着工するわけですね、
a.でも、なんだろうなあ、本州四国連絡橋というこの国家をあげての巨大洋上工事、その着工の理由づけに、この海難事故が利用されたような気もする、ほんとにこんな橋必要だったのか、誰がメチャクチャもうけて、どこにしわ寄せが行ったのか、
b.立派すぎる橋だけに、そのマイナス面を思うと、なにか複雑な気分ですね、
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