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2019年03月25日
法華経はどのようにして生まれたの?
法華経は紀元前5世紀頃、お釈迦様が説かれた多くの教えの中でもっともわかりやすくまとめ記された経典で
お釈迦様がお亡くなりになる前にインドの霊鷲山の頂で、多くのお弟子さんたちに説かれた教えとされております。
そのお釈迦様がお亡くなりになられた後、仏教界は複数の教団に別れ、その教団間で争いや対立が起こって
おりました。それらの教団を大きく二つに分離する概念、これがいわゆる大乗仏教と小乗仏教です。
@大乗仏教とは文字通り「大きな乗り物」ということで全ての人が平等に救われる教えいいます
A小乗仏教は多様化した仏教思想から生まれたもので、差別や激しい対立が深刻となっておりました。
その多様化した旧来の伝統教団の一つ一つが「小さな乗り物」と例えられました
従来、この二つの教法は別々のものと見なされていたのですが、これはあくまでも表面上の見方であって
どれも仏が衆生を同じ方向に導くための方便として説かれたのが法華経なのです。
つまり、みんな同じ、どんな人でも平等に仏に成る。文字通り成仏することができ悟りを開くことにより
人びとの様々な苦しみから救われ幸せになることができると説かれているのです。
法華経の経典は、大きく分けて3部に構成されています。
これは小説に例えればプロローグ〜本編〜エピローグと捉えて頂ければ結構かと存じます。
このブログではそのプロローグからエピローグに至るまでわかりやすく、丁寧に解説してまいります。