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2019年09月25日
妙法蓮華経(本編)その28
普賢菩薩勧発品第二十八
そのとき普賢菩薩(普く賢いれる者)が多くの大菩薩とともに東方世界より霊鷲山での集会に出席しました。そしてお釈迦様の両足をいただいで礼拝し申し上げました。
「私は娑婆世界で法華経が説かれるのを聞き、百千万億の菩薩らとともに聴受するために参りました。男であれ女であれ如来の滅後にどのようにすればこの法華経を得ることができましょうか?願わくばそのことをお説きください」
お釈迦様は次の四法において全ての者は仏の滅後に法華経を得ることができると申されました。その一つは、諸仏の護念を祈ることです。その二は諸々の徳本(未来の幸いの素)を植えることです。その三は正定聚(必ず悟りに至ると心を定めた状態)に入ることです。その四は一切衆生を救いたいという祈念の心をおこすことです。
普賢菩薩は法華経を持す者を守護する誓いを立てました。
この経典をを受持する者は私が守護して憂いと患いを除き安穏でいられるよう悪しき者が近づくことがないようにいたします。悪魔であれ、魔にとりつかれた者であれ、この経典を受持する者につけ入ることのないようにいたします。
その人がこの経を読誦するとき私は象の王たる六牙の白象に乗って大菩薩衆とともに姿を現して守護し安心させます。私は求法者に陀羅尼の呪文(真言)を与えたいと思います。この陀羅尼を得れば、その人を害する鬼類・悪霊はなく誘惑に負けることもありません。
アタンダイ・タンダハチ・ダンダバティ・ダンダクシャレイ・ダンダシュダレイ・ダンダシュダレイ・シュダレイ・・・・。
お釈迦様に申し上げます。もし、菩薩の道をゆく求法者がこの陀羅尼を聞くことがあれば普賢の神通の力を知るでありましょう。もし法華経を受持し読誦し正しく億念して義趣(経文の意味)を体解し説かれている通りに修行するならば、それは普賢の行を修することであります。
もし書写すれだけでもその人は臨終に天界に転生いたします。そのとき八万四千の天女がそれぞれに伎楽を演じながら来迎します。そしてその人は天の宝冠をつけて天子となり天女らにかしづかれるでしょう。まして、法華経を受持し読誦し正しく憶念し義趣を理解して如説に修行する者は申し上げるまでもありません。
その人の命が終わるとき千仏が手をさしのべて恐怖はなく地獄・餓鬼などの悪い世界に堕ちることはありません。その人は次に仏となるものの天界である兜率天(とそつてん)の弥勒菩薩のもとに往くでありましょう。それゆえ私は神通力をもってこの経を守護いたします。如来の滅後この世界において法華経の断絶なきようにいたします。
そのとき、お釈迦様は普賢菩薩のことをこう申されました。
善きかな、普賢菩薩よ、あなたはこの経をよく護助し多くの衆生を安楽ならしめ利益を与えます。私も如来の神通力をもって普賢菩薩の名を念じる人を守護しましょう。
普賢菩薩よ、この法華経を受持し読誦し正憶念し修習し書写する人はまさに知らねばなりません。その人は則ち釈迦牟尼仏にまみえて仏の口から直接にこの経典を聞くかのようであることを
この法華経を持すことによってその人は釈迦牟尼仏を供養するのです。釈迦牟尼仏の手はその人の頭に置かれます。その人は釈迦牟尼仏の衣に包まれ質直で正しい心を持ち福徳の力があります。
その人は貪欲(むさぼり)と怒りと愚痴(おろかさ)の三毒や嫉妬・我儘(うぬぼれ)などに悩まされることはありません。その人は少欲知足にしてよく普賢の修行をする人です。
普賢菩薩よ、もし法華経を受持し読誦する人があればこのように思いなさい。その人は遠からず道場(悟りの場)に至り諸々の魔衆を破って無上の悟りを得、神々と人々に法を説くであろう・・と。
それゆえ普賢菩薩よ、その経典を受持する人と出会ったら正に仏を敬うように立って迎えなさい。
お釈迦様がこの妙法蓮華経を説かれたとき、普賢らの諸菩薩、舎利弗ら声聞の修行者及び神々も人々も一切の者が皆おおいに歓喜して仏の言葉を受持し礼拝して霊鷲山の集会から去っていったのでございます。
そのとき普賢菩薩(普く賢いれる者)が多くの大菩薩とともに東方世界より霊鷲山での集会に出席しました。そしてお釈迦様の両足をいただいで礼拝し申し上げました。
「私は娑婆世界で法華経が説かれるのを聞き、百千万億の菩薩らとともに聴受するために参りました。男であれ女であれ如来の滅後にどのようにすればこの法華経を得ることができましょうか?願わくばそのことをお説きください」
お釈迦様は次の四法において全ての者は仏の滅後に法華経を得ることができると申されました。その一つは、諸仏の護念を祈ることです。その二は諸々の徳本(未来の幸いの素)を植えることです。その三は正定聚(必ず悟りに至ると心を定めた状態)に入ることです。その四は一切衆生を救いたいという祈念の心をおこすことです。
普賢菩薩は法華経を持す者を守護する誓いを立てました。
この経典をを受持する者は私が守護して憂いと患いを除き安穏でいられるよう悪しき者が近づくことがないようにいたします。悪魔であれ、魔にとりつかれた者であれ、この経典を受持する者につけ入ることのないようにいたします。
その人がこの経を読誦するとき私は象の王たる六牙の白象に乗って大菩薩衆とともに姿を現して守護し安心させます。私は求法者に陀羅尼の呪文(真言)を与えたいと思います。この陀羅尼を得れば、その人を害する鬼類・悪霊はなく誘惑に負けることもありません。
アタンダイ・タンダハチ・ダンダバティ・ダンダクシャレイ・ダンダシュダレイ・ダンダシュダレイ・シュダレイ・・・・。
お釈迦様に申し上げます。もし、菩薩の道をゆく求法者がこの陀羅尼を聞くことがあれば普賢の神通の力を知るでありましょう。もし法華経を受持し読誦し正しく億念して義趣(経文の意味)を体解し説かれている通りに修行するならば、それは普賢の行を修することであります。
もし書写すれだけでもその人は臨終に天界に転生いたします。そのとき八万四千の天女がそれぞれに伎楽を演じながら来迎します。そしてその人は天の宝冠をつけて天子となり天女らにかしづかれるでしょう。まして、法華経を受持し読誦し正しく憶念し義趣を理解して如説に修行する者は申し上げるまでもありません。
その人の命が終わるとき千仏が手をさしのべて恐怖はなく地獄・餓鬼などの悪い世界に堕ちることはありません。その人は次に仏となるものの天界である兜率天(とそつてん)の弥勒菩薩のもとに往くでありましょう。それゆえ私は神通力をもってこの経を守護いたします。如来の滅後この世界において法華経の断絶なきようにいたします。
そのとき、お釈迦様は普賢菩薩のことをこう申されました。
善きかな、普賢菩薩よ、あなたはこの経をよく護助し多くの衆生を安楽ならしめ利益を与えます。私も如来の神通力をもって普賢菩薩の名を念じる人を守護しましょう。
普賢菩薩よ、この法華経を受持し読誦し正憶念し修習し書写する人はまさに知らねばなりません。その人は則ち釈迦牟尼仏にまみえて仏の口から直接にこの経典を聞くかのようであることを
この法華経を持すことによってその人は釈迦牟尼仏を供養するのです。釈迦牟尼仏の手はその人の頭に置かれます。その人は釈迦牟尼仏の衣に包まれ質直で正しい心を持ち福徳の力があります。
その人は貪欲(むさぼり)と怒りと愚痴(おろかさ)の三毒や嫉妬・我儘(うぬぼれ)などに悩まされることはありません。その人は少欲知足にしてよく普賢の修行をする人です。
普賢菩薩よ、もし法華経を受持し読誦する人があればこのように思いなさい。その人は遠からず道場(悟りの場)に至り諸々の魔衆を破って無上の悟りを得、神々と人々に法を説くであろう・・と。
それゆえ普賢菩薩よ、その経典を受持する人と出会ったら正に仏を敬うように立って迎えなさい。
お釈迦様がこの妙法蓮華経を説かれたとき、普賢らの諸菩薩、舎利弗ら声聞の修行者及び神々も人々も一切の者が皆おおいに歓喜して仏の言葉を受持し礼拝して霊鷲山の集会から去っていったのでございます。
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2019年09月18日
妙法蓮華経(本編)その27
妙荘厳王本事品第二十七
その時お釈迦様は集会に参加した者、皆に語りました。
はるかな昔のことです。無量無辺、不可思議の劫のかなたに一人の仏がありました。その名を雲雷音宿王華智如来(雷鳴のごとき星々の神の王の神通を持つ者)といいます。その国を光明荘厳(太陽の光が照り映えるところ)といいその世を喜見(目に快い)といいました。
この仏のもとに妙荘厳という王と浄徳という妃がおり二人の王子もいました。一人は浄蔵(穢れなき胎)といい、もう一人は浄眼(穢れなき眼)といいます。
二人の王子は母妃のところへ行き合掌して母を誘いました。「宿王華智如来が雷鳴の如く法華経を説いておられます。仏のみもとに往詣し共に礼拝いたしましょう」母妃は王子たちに言いました。
「あなたたちの父君は婆羅門の妖術にお心を奪われております。そのことを心配に思うなら神変をおこしてお見せなさい。父君のお心は必ず晴れて私たちが御仏のもとへ行くことをお許しくださるでしょう」
そこで二人の王子は、父王のために空中に浮揚しあたかも地上であるかのようにふるまいました。また上半身から水を噴き出し、下半身から火炎を放つなど種々の神変を示して父王の心から迷いを除き、仏の教えを信じる心を起こさせたのです。父王は王子たちの神力を見て年若い子らに合掌し礼拝して申しました。
「子らよ、お前たちは誰の弟子なのか?」
「偉大な父王よ、雲雷音宿王華智仏が今、七宝の菩提樹の下の法座に座り、一切世間の神々と人々に広く法華経を説いておられます。この仏が私たちの師です」
「では、余もまたお前たちの師に拝謁いたそう。同行せよ」
そこで二人の王子は空中から下りて母のところに行き、母妃に言いました。「父上は今すでに信をもち無上の悟りを求める心を起こされました。このうえは仏のもとで出家し修道することをお許しください」と
そのとき王の後宮の官女8万4千もことごとく法華経を受持する心を開きました。そこで王は群臣および諸将とともに、王妃は後宮の官女・令嬢らとともに、二千の王子は4万2千の人々と共に仏の下に詣でました。
その時如来は人々に語りました。「この王は我が法において比丘(びく)となり悟りに至る仏道に精勤し修習して後に自ら仏となるであろう。その仏の名は婆羅樹王、その国の名は大光(大いなる広がり)、その世の名は大高王(名高き王)である」
これを聞いて妙荘厳王は、ただちに国を弟に譲り王妃と王子たち諸将ら人々と共に出家して修道に入りました。
それから王は8万4千年にわたって常に精進して妙法蓮華経を修しました。そして仏に申しました。
「私の二人の子は神通変化をもって私の邪心を転じて仏法の中に安住することを得せしめ私は如来に会うことができました。二人の子は私の善知識(友)であります。私を導くために我が王家に出生したのでございましょう」と
妙荘厳王は仏の誰でもありません。今の華徳菩薩(蓮華の吉祥)こそその人です。そして浄徳王妃は今、私の前にいる光照荘厳相菩薩(輝く光に飾られた旗を持つ者)です。この菩薩はかつて妙荘厳王と王家の人々を哀れむゆえにその王宮に入ったのです。それから二人の王子は今の薬王菩薩(医薬の王)と薬上菩薩(医薬による回復)です。
この二菩薩の名を心にとどめるならば、一切世間の神々と人々の敬いを受けて礼拝される者となるでしょう。
その時お釈迦様は集会に参加した者、皆に語りました。
はるかな昔のことです。無量無辺、不可思議の劫のかなたに一人の仏がありました。その名を雲雷音宿王華智如来(雷鳴のごとき星々の神の王の神通を持つ者)といいます。その国を光明荘厳(太陽の光が照り映えるところ)といいその世を喜見(目に快い)といいました。
この仏のもとに妙荘厳という王と浄徳という妃がおり二人の王子もいました。一人は浄蔵(穢れなき胎)といい、もう一人は浄眼(穢れなき眼)といいます。
二人の王子は母妃のところへ行き合掌して母を誘いました。「宿王華智如来が雷鳴の如く法華経を説いておられます。仏のみもとに往詣し共に礼拝いたしましょう」母妃は王子たちに言いました。
「あなたたちの父君は婆羅門の妖術にお心を奪われております。そのことを心配に思うなら神変をおこしてお見せなさい。父君のお心は必ず晴れて私たちが御仏のもとへ行くことをお許しくださるでしょう」
そこで二人の王子は、父王のために空中に浮揚しあたかも地上であるかのようにふるまいました。また上半身から水を噴き出し、下半身から火炎を放つなど種々の神変を示して父王の心から迷いを除き、仏の教えを信じる心を起こさせたのです。父王は王子たちの神力を見て年若い子らに合掌し礼拝して申しました。
「子らよ、お前たちは誰の弟子なのか?」
「偉大な父王よ、雲雷音宿王華智仏が今、七宝の菩提樹の下の法座に座り、一切世間の神々と人々に広く法華経を説いておられます。この仏が私たちの師です」
「では、余もまたお前たちの師に拝謁いたそう。同行せよ」
そこで二人の王子は空中から下りて母のところに行き、母妃に言いました。「父上は今すでに信をもち無上の悟りを求める心を起こされました。このうえは仏のもとで出家し修道することをお許しください」と
そのとき王の後宮の官女8万4千もことごとく法華経を受持する心を開きました。そこで王は群臣および諸将とともに、王妃は後宮の官女・令嬢らとともに、二千の王子は4万2千の人々と共に仏の下に詣でました。
その時如来は人々に語りました。「この王は我が法において比丘(びく)となり悟りに至る仏道に精勤し修習して後に自ら仏となるであろう。その仏の名は婆羅樹王、その国の名は大光(大いなる広がり)、その世の名は大高王(名高き王)である」
これを聞いて妙荘厳王は、ただちに国を弟に譲り王妃と王子たち諸将ら人々と共に出家して修道に入りました。
それから王は8万4千年にわたって常に精進して妙法蓮華経を修しました。そして仏に申しました。
「私の二人の子は神通変化をもって私の邪心を転じて仏法の中に安住することを得せしめ私は如来に会うことができました。二人の子は私の善知識(友)であります。私を導くために我が王家に出生したのでございましょう」と
妙荘厳王は仏の誰でもありません。今の華徳菩薩(蓮華の吉祥)こそその人です。そして浄徳王妃は今、私の前にいる光照荘厳相菩薩(輝く光に飾られた旗を持つ者)です。この菩薩はかつて妙荘厳王と王家の人々を哀れむゆえにその王宮に入ったのです。それから二人の王子は今の薬王菩薩(医薬の王)と薬上菩薩(医薬による回復)です。
この二菩薩の名を心にとどめるならば、一切世間の神々と人々の敬いを受けて礼拝される者となるでしょう。
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2019年09月07日
妙法蓮華経(本編)その26
陀羅尼品第二十六
その時、薬王菩薩がお釈迦様に合掌して申し上げました。「私は法華経を持す者に陀羅尼(仏の威力がこもる霊句・呪文)を与えもって守護いたします」
そして次の陀羅尼の呪文(真言)を告げました。
アデイ・マデイ・マデイ・ママデイ・シレイ・シャリティ・シャビャシャビタイ・センテイ・ホクテイ・ボクタビ・シャビ・アイシャビ・・・
「お釈迦様に申し上げます。この陀羅尼は神呪にして六十二億恒河沙等の諸仏が説かれたものでございます。もし、これを持す求法者を害し誹謗する者があれば、その者はすなわちこれら諸仏を毀損する者でございます」
次に布施の勇者たる勇施菩薩が「この陀羅尼を得れば鬼神や幽鬼どももつけ入ることはできません」と陀羅尼の呪いを告げました
ザレイ・マカザレイ・ウキボクキ・アレイ・アラバテイ・・・
次に北方守護の武神にして財宝の神である毘沙門天王が呪を告げました。
アリ・ナリ・トナリ・アナロ・ナビ・クナビ
次に東方守護の武神である持国天王
アギャディ・ギャディ・グリ・ゲンダリ・センダリ・マトウギ・・・・
更に生き物の精気を奪う妖怪である羅刹女が鬼子母神と共に進み出でて持経者を守護する呪文を告げました。
イテイビ・イテイビン・イテイビ・アティビ・イテイビ・デイビ・デイビ・デイビ・・・
羅刹女らは「鬼神であれ幽鬼どもであれもし我が呪文に逆らって法華経の説法者を悩ますならば、その頭は真っ赤な花が散るように割れるでしょう。お釈迦様に申し上げます。私たちもまたこの経を受持し読誦して修行する者(法華経の教えを守り実行する者)を護り安穏を得させてあらゆる憂いと患いを退け毒薬を消し去ります」とお釈迦様に誓いました。
その時、薬王菩薩がお釈迦様に合掌して申し上げました。「私は法華経を持す者に陀羅尼(仏の威力がこもる霊句・呪文)を与えもって守護いたします」
そして次の陀羅尼の呪文(真言)を告げました。
アデイ・マデイ・マデイ・ママデイ・シレイ・シャリティ・シャビャシャビタイ・センテイ・ホクテイ・ボクタビ・シャビ・アイシャビ・・・
「お釈迦様に申し上げます。この陀羅尼は神呪にして六十二億恒河沙等の諸仏が説かれたものでございます。もし、これを持す求法者を害し誹謗する者があれば、その者はすなわちこれら諸仏を毀損する者でございます」
次に布施の勇者たる勇施菩薩が「この陀羅尼を得れば鬼神や幽鬼どももつけ入ることはできません」と陀羅尼の呪いを告げました
ザレイ・マカザレイ・ウキボクキ・アレイ・アラバテイ・・・
次に北方守護の武神にして財宝の神である毘沙門天王が呪を告げました。
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次に東方守護の武神である持国天王
アギャディ・ギャディ・グリ・ゲンダリ・センダリ・マトウギ・・・・
更に生き物の精気を奪う妖怪である羅刹女が鬼子母神と共に進み出でて持経者を守護する呪文を告げました。
イテイビ・イテイビン・イテイビ・アティビ・イテイビ・デイビ・デイビ・デイビ・・・
羅刹女らは「鬼神であれ幽鬼どもであれもし我が呪文に逆らって法華経の説法者を悩ますならば、その頭は真っ赤な花が散るように割れるでしょう。お釈迦様に申し上げます。私たちもまたこの経を受持し読誦して修行する者(法華経の教えを守り実行する者)を護り安穏を得させてあらゆる憂いと患いを退け毒薬を消し去ります」とお釈迦様に誓いました。