・そもそもロボットアニメはロボットくらいしか共通点がない特殊なジャンル
・商業ラインに乗せにくいテーマやジャンルをロボットアニメにすることで強引に突破するための方便だった部分がある
・結果ロボットアニメの多様性が産まれ、所謂オタクのジャンルの代表となった
・所がそれも曖昧化、SFもどき需要はそもそもが消滅、ミリタリーもどき需要も艦これなどが出せる今特に意味がない
・その結果のロボットアニメとガンダムの衰退
・今後のロボットアニメの役割とは…正直わからない
ロボットアニメの特徴
ロボットアニメは特にガンダム以降は多様化しすぎて、ロボットが出てくる以外はかなり別のジャンルの作品が、ロボットというだけでロボットアニメと化している現状があります。
ボトムズからトップからゾイドからTFまで全部ロボットアニメです、全然違っても便宜上。
ロボットアニメの意義
要するに、商業ラインに乗っけやすいということ、スポンサーが付きやすいから増えていったジャンルです。例えばブライガーは元々生身アクションのアニメだったのに、商業的な都合からロボットが出てきたという話を聞いています。
それだけではなく、一回数が増えてしまうととりあえずロボットアニメならOKな雰囲気が産まれ、例えばミリタリーだと角が立つ、SFだとめんどくさい、でもロボットアニメならいいわけにしやすいということから、困った時のジャンルとしても活躍しました。
結果的にアニメオタクにとってオリジナルでかつ多様性のある、面倒なテーマなどを取り扱うロボットアニメはそういった複雑なヲタ需要を拾っていきオタジャンルとしても活躍、結果的にある世代のオタクの定番ネタみたいなポジションも確立しています、それを皮肉ったのがある意味ナデシコ。
ロボットアニメの曖昧化・ガンダムの役割の曖昧化と強豪
まずロボットアニメはソフトSFといいますか、製作者サイドは世代的にSFを作りたいのにそれがやりにくいから結果的にとりあえずロボットアニメに…的な方向性での役割があったのですが、まず今のクリエイター世代はSF世代ではないので製作者の需要が低下しています。
逆にミリタリーもどきとしては、ガルパンや艦これみたいな作品が出せる今、別にロボット使わなくてもいいよねということでこっちの役割も曖昧化。
30分玩具CMも衰退しているのでそっちの役割も曖昧化。
円盤需要メインになって子供からアニメが離れていく中で30分CMの言い訳で全く別ジャンルをやる意味も曖昧化。ロボットを出すことで無理やり子供向けと言い張る必要もなくなってしまった。
かろうじて残るガンダムの役割
結果的にプラモCMとしてのガンダムの役割がかろうじて残る状態になってしまっています。
今後のロボットアニメ
ここまで役割が曖昧化していると方向性は不明瞭になってしまいます。
もはや海外需要なので日本での役割が多少曖昧でもごまかせるTFはともかく、それ以外はどうすればいいのか私にもわからない状態。
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