むーさんの負けてたまるか

病院の窓から見える
富山の山々は未だ冬でした
アイフォンの撮影です
微妙な絵でごめんなさい
富山へ向かう高速道路は
一部吹雪いていました




ナースセンター
忙しく立ち回る看護師
その一角
背を向け一人
車椅子に座る母



誰だって好きで
認知症になんてならない
ならないんだよ
なぜ神仏は
母を選んだんだ
あの活発で社交的だった
母は小さくなり
車椅子から落ちぬよう
黄色いエプロンで固定され
ただ黙ってそこにいる
遠い日の陽炎のような
それは
異質世界の存在者




私の顔を見て
両手を合わせ泣き出す
私が誰かはわかってない
それなのに泣き出す人

その人はあなたの
子供なんだよ
母さん
あたしが来たんだよ
迎えに来たんだよ
ごめんよ今きたよ






3/18に母に会い
ドクターやスタッフさんと
色んな話をしてきました
多くの熱いコメントや
いいね！のエールを頂き
あたしはこの世界に来て
こんな素敵な人たちに
巡り会えたんだと
改めて深く感じました
心は優しい涙で
いっぱいです
ありがとうございました

誰だって親がいます
早くに別れた人
辛いの日々を送った人
愛で満たされた人
いずれにしろ
人は親がいなきゃ
この世には存在できなかった
その人生がどうであれ
この世を経験させてくれた
人に違いないのです
だから親に何かをすることは
無条件に当たり前なのです


コメント中の言葉に
あたしは今回の事が
何を意味するのか
少しだけ理解できたかも
しれません
今回のドクターとの話や
今後の対応はまた近いうちに
記事をアップします

繰り返しますが
こんなあたしに
たくさんの意見を頂き
あたしは果報者です
心が震えます m(_ _)m
心から感謝いたします



母は大粒の涙を流し
あたしを見つめ
敬語で話しました
嫁君を見て
あたしの名字で
◯☓さんと呼びました
それはあなたの名字ですよ


必ずあたしが
あなたを前のように
穏やかな気持の人に
戻してあげます
あたしが誰であろうが
あなたが何も覚えて無かろうが
そんな事はどうでも良いのです
あたしはあなたの子で
あなたはあたしの親なのです
母なのです
それだけなのです
泣かないで下さい
笑顔でいてください






まだまだ続きます