むーさんの負けてたまるか

今回の大雨による天災で
不幸にもお亡くなりに
なってしまった方々の
ご冥福をお祈り申し上げます

被災された多くの皆様に
お見舞いを申し上げます
一刻も早いご復旧を心より
念願いたしますm(_ _)m

毎度、恐ろしい天災に
人は無力なのでしょうか
悔しいですね・・・

＊＊＊＊＊＊＊＊＊



出所後の外歩きリハは一見
順調に進んでいたと当時は
思っていました

杖さんも装具君も自らの身体の
一部になり多少無理な動きにも
ついてきていましたし

通所では熱血IGさんと繰返し
歩行の問題点を精査・訓練
していました

嫁君との買い物も何とか片手で
ショッピングカートを
押せるまでになっていました　
車輪に装具をぶつけることは
多かったですが (^^;)

リハ病院時代から病室では装具を
外していましたので家での生活も
基本裸足で活動していました
全体的に自分では順調と思って
いたわけです


リハ病院出所後、ふた月弱くらい
たった頃、ある現場に行きました
現場復帰と言うほど大袈裟な
ことではないのですが
それでも自分にとっては
とても嬉しいことでした
ところが、
そこで様々な現実を知り色んな
問題点を突きつけられました
かなりショックでした


現場は某大学の一角の整地でした
一部の舗装を削り

新たにコンクリートを打つだけの
簡単なものです
工事現場と言うほどのものじゃ
ありません

駐車場で待合せた職人さんと
大学担当者で工事場所に
行くのですが
物凄く歩きが早いのです
全く、ついていけません！

彼等も杖のあたしに気を遣い
ゆっくりなのでしょうが
僅か数分の場所へ行くのに
こんなに歩行スピードが
違うとは！愕然としました
背も低く足も短いですから
遅いのもあるでしょう
それにしても・・・

今までは色んな人が
単にあたしの歩調に合わせて
くれていた だけでしたー
改めて思い知らされました
理学療法士のイケメンS君も
熱血IGさんも軽く180ｃｍを
超える身長です
普通に歩けば早いのです！
あたしはそんな当たり前を
忘れていたのです

ヘルメットを被って歩くと
あご紐をきちんと締めて
いるのにも関わらず

ヘルメットが前後左右に揺れます
思ってるよりも頭が動いて
いるのです
頭の位置に十分注意して
リハしてきたのになぁ・・・

穴を開けた部分にパイロンを置き

安全確保するのですが
その際に横歩きと
後ろ歩きをしました
現場に戻ればこの動きは
必要不可と思い
かなり訓練してきました
しかし、これも
甘かったのです

狭い場所で、できなければ
意味をなさないのですー
段差も同じでした

あたしは作業をする訳じゃなく
工事写真を撮るために
来たのですが
たったそれだけの事なのに
難儀しました
現実を知りました　
いかに自分の認識が
甘かったかを嫌っというほど
思い知らされました

どうすれば現実の
歩きに近づけるか
杖や装具を
どうすればもっと上手く
効率よく使えるか
この現場復帰で
考えさせられ改めて
見つめ直す機会に
なったのです


実際の現実世界は
あたしの想い
遙か先でした

少し前の記事で
「膝と足首の秘密」を
書きましたがベースに
あたる部分の重要さは
ここにもありました・・・

リハビリルームだけでは絶対に
わからないことです

どうすればいいのか？
何を自主リハに
組み込めばいいのか？
その後の外歩きにいくつも
バリエーションを追加したのは
言うまでもありません
その訓練内容はまたの機会に
お話ししますね


ショックで嘆いても
仕方がありません
そんな暇など無いのです
こんなことくらいで
負けていたら
話になりません
新たな試行錯誤が
始まりました


幾らかしょっぱい
現場復帰になりました
リハ病院出所後
51日目のことでした



まだまだ続きます