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2020年07月30日
その308 このおじさん誰?
先日の笑顔の母です
母よ何の演説ですかぁ?
2月の半ば母の施設から
コロナウイルスのため
面会自粛をお願いしますと
案内が来ました
あれから半年余りが経ち
ようやく母の顔を
見に行くことが出来ました
梅雨の中休みの様な
綺麗に晴れた日の午後
あたしと嫁君は
施設に出向きました
未だ1Fロビーで
30分だけの面会です
車椅子を押され来た母は
嫁君を見るや否や
満面の笑みで
嫁君に向かい
まぁーと喜びの声
その笑顔をみた瞬間
全ては大丈夫だったと
あたしは思いました
ひとしきり嫁君と話して
母は私を見て
嫁君に聞きました
このおじさん
だ〜〜れ〜?
お坊さん?
( ̄へ ̄|||) ウーム
母よ
この
おじさんは
偽物の様な
お坊さんは
貴女の
息子です!
( ´ー`)フゥー...
アルツ手強いぜ!!
ちなみにあたしは
髪は3mmでその時は
作務衣を着ていました
確かに悪徳坊主に
見えるかも
しれない・・・
暫くして
嫁君の誘導尋問で
母は言いました
あーお兄ちゃんだ!
なんで此処にいるの?
それは
あたしが聞きたいよ(笑)
ちなみに母は
男性スタッフは全て
お兄ちゃん
女性スタッフは全て
お姉ちゃんです
少し年齢層の高い方は
先生と呼びます
母 曰く
名前が出てこないから
そう言っておけば
皆んな伝わるし
喧嘩にならないでしょ♪
( ̄へ ̄|||) ウーム
ある意味、凄いぜ!
どこまでボケてるのか
マトモなのか
あたしには
よくわからん(笑)
色々話しましたが
やはりコロナ禍の事は
認識していませんでした
オリンピックも
夏の甲子園高校野球も
楽しみにしていた母は
それもわかって
いませんでした
でも良いんです
話してる間の母は
笑顔で満たされていました
それが全てです
時々 誰も居ない空間を見つめ
微妙なうわ言は有りました
母には何かが
見えるのでしょう (^^;)
それで良いのです
30分なんて
あって間です
じゃーまた来るね
そう言うあたしらに
またねーと手を振る
母の手のその白さと
ピンクの指先に
母の健康と幸せを
あたしら夫婦は
感謝しました
帰りの車で
嫁君がポツリと呟きました
お義母さんのあんな白い手
あんな綺麗な爪
39年間見たことが無い
パパ本当に良かったね
あたしはその言葉で
胸が締め付けらました
嫁君にわからぬ様に
心で泣きました
母は仕事が上手く行かない
父に変わり
スクリーン印刷の仕事で
あたしらを養い
育ててくれました
母の手はいつも
インクにまみれていました
母の手は
あたしの歴史です
あの手はあたしの
先生であり
宝です
負けない心の
全てです
人の人生は
本当に色々です
時には自らで決断し
暮らす事すらできない
そんな事だって起こります
でも
人は
人に助けられ
社会に支えられます
過した輝くような時間
人生のその時間は
誰にも否定される
そんなものでは
断じてありません
素敵な素敵な
時だったのです
何度でも言います
人は独りじゃ
ありません
そして独りだけじゃ
生きられません
何より
独りだけで
生きてるなんて
偉そうに
勘違いしちゃ
絶対にいけません
謙虚に生きる事が
人の道です
感謝して生きる事こそ
人間なのです
あたしはそう思います
そうこの世界でも
教えられました
あの時多くの仲間から
母の事で
助言を頂きました
今のあたし達と
母の幸せは
皆んなのお陰です
改めて感謝します
心からありがとう
m(_ _)m
さぁ母さん
今日も
明日も
明後日も
笑顔で生きよう
あたしを産んでくれて
ありがとう
嫁君
全ては
君のお陰だ
ありがとうの言葉じゃ
どうにも足りないが
ありがとうね
言葉足らずの
あたしで
ごめんなさい
むーさん 写真の館
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●中性脂肪君を倒した その話
●Windowsが起動しないその話
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