だから、通常は重要な施設にしか採用されない。
Yahoo!より、
免震化で被害なし 耐震化は被害 明暗分かれた建物 能登半島地震
2/16(金) 11:32配信
読売新聞オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/b830b58b0fc08cf9ff56cf05a418009998687c80
記事より、
最大震度7を観測した能登半島地震では、家屋損壊被害が6万棟を超え、今も多くの人が避難生活を送る。南海トラフ地震が懸念される東海地方で、今後必要な備えは何か。今月4、5日、耐震工学が専門の名古屋大名誉教授・福和伸夫さんの現地視察に同行した。
金具で補強していれば、、、
4日に訪れたのは石川県輪島市。観光地の朝市通り付近では、店や住宅が倒れたり、2階が1階をつぶしたりし、柱や壁があらわになっていた。「柱と梁の接合部のくぎが少ないですね。最近の住宅のように金具で補強していれば……」。壊れた木造家屋を前に、福和さんが言った。
1981年5月までの旧耐震基準では震度5強程度で損傷しないことが求められたが、同6月からの新基準では6強〜7程度で倒壊しない性能が必要となった。木造では2000年、金具による接合部の固定法なども厳格化。しかし、同市で新基準を満たしていたのは46%。福和さんが歩いた範囲では倒壊家屋の多くは旧基準とみられ、耐震補強の形跡も確認できなかったという。
一帯では火災も発生。焼け跡の縁の路地も倒れた家屋で塞がれていた。本来、道路が延焼を防ぐ役割を担うが、家屋が路上に倒れると、火が広がるため、「延焼防止の点でも耐震化は重要」という。愛知県では住宅の9割が耐震化されているが、県によると、不十分な住宅約27万戸は能登地方と同様の中山間地に多い傾向といい、福和さんは「南海トラフ地震級の災害では都市部の救援が優先されがち。過疎地こそ対策を」と強調する。
また、周辺では、液状化でマンホールが路上に浮き上がっていた。横倒しになっていた7階のビルの下部を見ると、地面に沈み込んでいることが確認できた。
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