しかし、迷惑はかけないということで自ら自己責任で暮らしているので、本当にその通りなら問題はないだろう。
外野は問題にすべきではない。
2次避難をしている孤立集落の人たちも廃村を現実のものとして受け止めるしかないと語っている。
こうした状況を踏まえ、かえりたい、という声はあるものの、現実的には廃村しかないところは、廃村を決断することが重要。
そうしたことが今後の能登半島の復興計画がどのようになるのか前提条件として必要だからだ。
全てを元通りということではない計画が現実的だということだ。
Yahoo!より、
「水は貴重品」発災から1か月 いまだ続く“断水”に疲弊する被災者 過酷な生活の実態とは【報道特集】
2/3(土) 20:48配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b7b83053605544857a994508446f062f87fb02d
記事より、
能登半島地震から1か月。
いまだ断水が解消されず、生活の大きな「足かせ」となっている水の問題。疲れが溜まった被災者の「髪」と「心」を洗おうと奔走する美容師を取材しました。
■能登半島地震から1か月 孤立集落の生活はいま
1月、私たちは市街からおよそ9キロ離れた孤立集落を取材した。自衛隊が最後に物資を届けたのは、1週間前。次の予定はないという。
住民たちの生活はどうなったのか?私たちは再び集落へ向かった。
村瀬健介キャスター:
「前回、孤立集落を取材する際にはですね、この辺りまで車で来ることができたんですけれども、ちょうどここで崖崩れが起きて、行けなくなっていたんですけれど、今は重機が入ってですね。だいぶ工事が進んでいます。」
寸断されていた集落へ続く県道も、今では復旧作業が進んでいた。しかし、途中にある土砂崩れは手付かずのままで、これ以上先に進めない。山側から別ルートで目指すも…
村瀬キャスター:
「崖崩れが起きていて、今ちょうど復旧作業しているところです。こっちからも行けないですね」
集落に入るには、歩いて山を越えなければならない。ロープがないと、登れないほどの急斜面が続く険しい山道だ。
1時間ほど進むと、目的の集落に着いた。
村瀬キャスター:
「以前私たちが訪ねてきた時は住民がちらほら作業している様子があったんですけど、今日来てみるともう誰もいない。風の音以外、物音一つしないんですね。車の音はもちろんですね、生活の音が全くしないので、本当に人が残っているのかどうか」
この地区では、800人以上が孤立していたが、すでに二次避難も行われた。
しかし、「故郷に残る」という選択をした住民がわずかに残っていた。
村瀬キャスター:
「ごめんください、突然すみません」
小脇春美さん(72)。そして、夫の政信さん(72)だ。
――1番困っているのはどんなことですか?
小脇政信さん
「車で出れんのが一番あれやね。出れればまだ何とか…」
倉庫には、米やじゃがいも、玉ねぎなど食料の備蓄が十分にあるという。水は、山から自宅まで、数百メートルほどパイプを引いて、確保していた。暖房はストーブ。自衛隊から届けられた灯油を節約しながら、なんとか生活しているという。
小脇政信さん:
「区長さんも"ここで死ぬか、向こう(避難所)に行って死ぬか"と、それぐらいオーバーに言っていた。行かんかって言ったけど、"俺ここで残って死ぬわ"って。そういう状態で困った困ったってあんまり言えない立場」
避難してもいずれ帰るのなら、このまま残って、水道管の補修など少しでも復旧を進めたいというが、生まれ育った故郷は、もう元には戻らないと感じていた。
――集落ももう前と同じような形に戻れない?
小脇政信さん
「あーもう戻れない。駄目。駄目」
小脇春美さん
「(みんなが)こっちに帰ってきてね、また元の生活ができればいいけどね。それがまだ難しい。」
■「本当は帰りたい」住民戻らぬ集落 廃村の危惧
この集落から避難した住民を訪ねた。
谷内初子さん(76歳)は、夫婦で加賀市の温泉旅館に2次避難している。
1月、息子と連絡が取れず、孤立集落から片道8キロの市役所にむかう途中、山道で私達と出会った。
谷内初子さん
「帰り途中から、もう足が前に進まないほどでしたし、風も強かったですね。(自宅に戻って)そのあと急に、“30分でヘリ来るから用意して”と言われて。本当にバタバタして。ここ夜中につきました」
「ここに来て、お風呂に入って、いっぱい溢れているお湯を見て、水がね、“もったいないな”って。そんなこと今まで思ったことないのに、水汲みをずっとしてたので。そう思いましたね」
地震から1か月。「ふるさとの未来に希望は持てない」と谷内さんは嘆く。
――今後の集落、どういう風にいくと思われますか?
谷内初子さん
「私はお父さんと“廃村”やねって言っています。ゴーストタウンや。国や県の予算では、あそこにお金つぎ込むあれはない。なぜならば、もうほとんどが後期高齢者なんです。子供の声なんか聞こえないところなんです」
「帰りたい。本当は帰りたい」
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image