優先席に座った写真をわざわざSNSに投稿するのも不必要な行為だが、これに対して賛否の意見が交わされるというのもなんだろうと思う。
座る必要があるかどうかは本人にしかわからないし、それに協力するかどうかは個人の判断。
一般的なルールだけを示して、そもそも優先席ということをなくすこともあっていい。
Yahoo!より、
なぜ男性は座って用をたすようになったのか…「座る派」に転向した人々の4割が本心では「立ちたい」と思っている事実
12/8(金) 11:03配信
集英社オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1b3ac2c7c574871f45ccb7dcd44618852308552
記事より、
片側は譲るが、席は譲らない── 「優先席」という悪しきルール
エスカレーターではルールが変わっても、急ぐ人々のためにいまだに右側もしくは左側を自ずと譲る人々が減らない理由について述べた。しかしその一方で、電車内の席は譲らない人々が多い。これはなぜなのか。
2023年初夏、駐日ジョージア大使のSNSヘの投稿が話題となった。彼は自分のアカウントに、電車に揺られながら都心に向かう姿を公開した。その画像は、ラフな格好で席に腰掛け、読書をしている姿だった。電車は空いているようだったが、彼が座っていたのは「優先席」だった。
この投稿に対し「どうして優先席に座っているんですか?」「優先席座るなよ」などの批判的コメントが寄せられた。
それらに対し、ジョージア大使は、「空いている優先席に座ることには問題ありません」「理屈のない不要な圧力は、生きづらい社会につながる。必要とする人が来た時に、率先して譲る精神が必要である」とコメントした。
その後、SNS上には大使を支持するコメントに溢れることとなった。「優先であって専用じゃないのだから、必要とされる方がいたら譲れば問題ない」「空いているなら座っても問題ない。逆に混んでいるときには座らない方が迷惑」など。
だが、批判的なコメントにも耳をかたむけるべきだろう。「自分は優先席を必要とする当事者だが、すでに座っている人に対して譲ってくださいと言い難いから空けておいてほしい」「先に座っている人がいたら、優先席が必要な人でも、譲ってもらえないだろうと諦めてしまう」など。
私の見解を述べよう。「優先席」だが、1車両に3〜6人分である。だが乗客の中には、座る必要がある人がもっと多くいるだろう。だからあれは、鉄道会社の免罪符みたいなもの、いわゆる「やってます感」を出しているだけのものではないかと思っていた。
一方で、席を譲りたくても行動に移せないという人もいる。恥ずかしがりの人、また、高齢者だと思って席を譲ったらキリッと断られたなどの経験がある人々である。社会心理学に「評価懸念」というのがある。自分が助けに行って何もなかったとしたら皆の前で恥をかくことを恐れるがゆえに助けに行くことを躊躇するということである。だから譲られた人も、たとえ必要なかったにもせよ、「ありがとう」の一言を添えて優しく断ってほしい。
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