単純に、唾、の問題だ。
以下の記事にあるように、
店側としてはどんなに対策をしても、客が唾をまき散らしてる以上、何の感染予防効果もないでしょう
これが問題の本質。
これは何も飲食店に限らない。
イベントだってそうだし、社内の会議や打ち合わせ、至る所で言えるはず。
もちろん、聖火リレーを行うことだって同じことだ。
声援はなしに?
最初から不要不急のオリンピックなど開催中止と発表すれば全て終わる話。
Yahoo!より、
緊急事態宣言ようやく解除 飲食店経営者のリアルな叫び
山路力也 | フードジャーナリスト
3/31(水) 7:00
https://news.yahoo.co.jp/byline/ymjrky/20210331-00230121/
記事より、
銀座で百年近く続く老舗も新しい時代への対応を迫られている
二度の延長を経てようやく解除から1週間
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、1月から発出されていた緊急事態宣言が2ヶ月以上もの期間を経てようやく解除となった。当初は1ヶ月間の予定だったが、東京や大阪など10都府県に関して解除が見送られて3月まで延長。その延長期限も2週間再延長となって、3月21日にようやく解除となった。
長引くコロナ禍によって、飲食業界では閉店や廃業が相次ぎ、雇用も守れなくなっている。さらに食材の生産者をはじめとする取引業者や流通業者にもダメージを与えており、その経済的損失は膨大だ。この状況下において、飲食店経営者はどういう思いで日々の営業を行っているのか、これまでも飲食店経営者からリアルな声を聞いてこの場で公開してきたが、今回は緊急事態宣言がようやく解除となった東京で飲食店を営む経営者に率直な意見を聞いてみた。緊急事態宣言が解除されて1週間経った今、飲食店を営む人たちは何を思い、何を考えて日々の営業をしているのだろうか。
大正末期に屋台として創業した銀座の老舗『萬福』(東京都中央区銀座2-13-13)。三代目店主の久保英恭さんは今回の緊急事態宣言や時短要請を冷静に見つめている。
「今回の緊急事態宣言に関しては、そもそも感染者数の数字を下げることが目的なので、おおよその期間を区切ってはいるものの、2回3回と延長されるものと見込んでいました。しかも飲食業が元凶ともとれる発表があり、人々の警戒感は高まっている中、要請に従ってどれほどの数字が下がるものか見守っていました。緊急事態宣言が解除になり営業時間が1時間延びますが、営業時間はやはり多い方が良いでしょう。特に夜の営業が20時終了では、まるで追い出すように閉店していました。しかし傾向として、銀座では夜は早く帰途に就く人が増え、どれだけの集客が増えるものかは不明です」
多くの常連客がいる老舗であっても、コロナ禍における売上確保には苦慮している。
「売上は通常の5割以上減、徐々に回復といったところでしたが、3月に入りまたかなり減り始めるという現状です。初回の宣言時、かなり持ち帰り注文が増え、慌てて小舟町の折箱屋へ仕入に走るという事が多々ありました。今回は前回に比べ、持ち帰り自体もかなり減っています。弁当は衛生管理や表示など、新たな設備投資が必要であり、個人店では難しい面があります。現在コロナ騒動後、従業員が二人田舎に帰り、この事態下最少人数で店を回しており、大きく舵を切ることは急速には難しいですが、今後の状態を鑑み集客の低迷が続けば、デリバリー方面を拡充することになるでしょう」
感染拡大防止に努めた営業を続けてはいるが、客の在り方についても感じている部分がある。
「この事態下、カウンター各席のつい立はもとより、電解次亜塩素水供給装置を購入し、手洗いや食卓を拭く布巾などに使い、消毒面ではかなり改善しました。当店では少ないのですが、居酒屋などで見ていてやはり気になるのは、酒を飲んで大声で喋り散らし、他の人へ無頓着な、いわゆる酔っ払いですが、これは店側としてはどんなに対策をしても、客が唾をまき散らしてる以上、何の感染予防効果もないでしょう。酒を飲んで騒がしく喋るなということではなく、やはり一定のモラルが客側としても必要ではないでしょうか。時短要請もこの酔客を飲んでいられぬよう減らすのが目的とも思いました」
これから先の飲食業はどうなっていくのかも尋ねてみた。
「家庭で食べる食事と違い、外食はやはり店でのふれあいや、知人との交流、雰囲気、様々な料理を選べるなど、楽しいという面があります。よって外食が無くなるという事はないでしょう。しかし、今後事態終息後もコロナウイルスが常在ウイルスとして存在していく中、今まで通りの営業形態も変わっていくものと思われます。器用な日本人は自宅待機中、様々な料理をプロ並みにまで作る事が出来る人などが現れています。安易な料理を提供していた店などは、これにより選択肢から除外されるでしょう」
百年の老舗はコロナとどう向き合っていくのか、久保さんはこう語る。
「以前、日本は社会主義的資本主義社会と言われて来ましたが、それは過去のこと。戦時の命令が身について守っていた感が否めませんが、やはり日本的モラルがかかっていたかと思います。『グローバルダイニング』の様な大手は会社の存続に関わる事。自由主義国ですから一律な法的措置に対し一石を投じて、各界の議論を活発にして頂きたいものです。当店について言えば、関東大震災後に屋台で創業し、昭和4年に現在地に店舗を構えてすぐ世界金融恐慌、その後大東亜戦争により休業。終戦後、食料統制が続く中、その折その折にある食材を使い営業再開するなど、今回の事態もそうした苦難を乗り越えてきた歴史の一つと思われます。これは当店という括りではなく、日本人全てが乗り越えてきたことなので、それを想い、今回もその折々の現状に最善、できなければ次善と思われる姿勢で対処して、代々続いた店を守り、またお客様に料理を提供し続けたいと思います」
今回お話を伺った三軒とも、感染拡大を防ぐためには飲食店の対策だけではなく、私たち客側の意識も重要だと訴えた。いくら飲食店が対策をしても客の振る舞い一つで感染は拡大していく。店と客が協力して感染拡大防止に努める必要があるだろう。
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