アンテナを頭に付けたのは、もともと色が分からないからだという。
アーティストということだが、自らの芸術の表現だというのだ。
サイボーグと自ら名乗ることもアートなのだろう。
Yahoo!より、
私はこうしてサイボーグになり、「超感覚」を得た【人体とテクノロジー】
1/4(土) 18:04配信ナショナル ジオグラフィック日本版
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200104-00010003-nknatiogeo-sctch
記事より、
義肢から薬剤まで、人間は数千年にわたり、テクノロジーを活用して身体や精神の能力を向上させてきた。それが今、加速している。進歩するテクノロジーを使った「人間拡張」によって、従来とまったく違った方法で世界を体感しようとしている人たちがいる。
37歳のアーティスト、ニール・ハービソン氏もそうした人々のひとりだ。彼は生まれながらにして、目に見えるものすべてがグレースケールで、ほかの色をまったく認識できない。ハービソン氏はこれを障害というより、むしろ財産であるととらえているが、一方で視覚というものをさまざまな面から理解したいとも考えていた。
過去16年の間、ハービソン氏は可視光から不可視光まで、さまざまな波長の光を「聞いて」きた。頭に埋め込んだアンテナのような装置に、光ファイバーセンサーが付いていて、視野に入る光の波長を振動に変換し、音として認識しているのだ。この方法で、彼は紺色のブレザーを紺色と、女性の黄色いジャケットを黄色とだと「見分けて」みせた。
この装置を着けた写真をパスポートに使うことが英国政府に認められて以来、ハービソン氏は「世界初の公認サイボーグ」となり、仲間を増やす努力をしている。
アンテナと体の部位、またアンテナのソフトウエアと私の脳の間には、何の違いもありません。機械と人が融合していることで、私は自分がテクノロジーそのものであると感じます。
1960年に科学者のマンフレッド・クラインズらが提唱した「サイボーグ」の定義とは、新たな環境を探検し、そこで生き延びるために、我々は環境ではなく、自分自身を変えなければならないというものでした。現在、我々は実際に自分自身を変えるツールを手にしています。我々は新たな感覚、新たな器官を自らに付け加えることができるのです。
私のアンテナを見た人たちが、それを何であると判断するかは、時とともに変わっていきます。2004年には、このアンテナは読書灯に見えたようで、スイッチは入れられるのかとよく聞かれました。2007年にはハンズフリーの電話、2008年から2009年にはウェアラブルカメラでした。2016年には、私に向かって「ポケモンGOでしょう!」と言う人たちが出てきました。イタリアの小さな村では、高齢の男性に、これを使ってカプチーノを作るのかと聞かれました。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image