そもそも再建した首里城正殿などはともかく、文化財400点も焼失させた責任は重い。
文化財ではない建物はいつでもその気になれば再建できるが、焼失した文化財はもう終わりだ。
展示する文化財のない復元の建物なんて金をかけて再建する理由はないだろう。
花城良廣理事長がトップ。
Yahoo!より、
正殿巡回1時間後に出火=尚家資料など400点超焼失−管理財団が会見・首里城火災
11/1(金) 20:48配信 時事通信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191101-00000160-jij-soci
記事より、
那覇市の世界遺産、首里城跡に復元された首里城正殿がほぼ全焼した火災で、首里城を管理する一般社団法人「沖縄美ら島財団」が1日記者会見し、警備員が正殿の巡回を終えた約1時間後に出火したことを明らかにした。
財団が保有する文化財1510点のうち、尚家の関係資料など少なくとも400点超が焼失したことも判明した
正殿付近では、10月31日未明までイベント「首里城祭」に参加する業者などが作業をしていた。財団によると、業者などは同日午前1時すぎに正殿前の広場を退出。その後、警備員が巡回を行い、同1時40分ごろセキュリティー装置を起動させた。
警報器が異常を検知したのは同2時35分ごろ。警備員が正殿北側のシャッターを開けると、内部は煙が充満しており、初期消火は不可能だったという。
火元とみられる正殿には、建物の外側に圧力水を放出して延焼を防ぐドレンチャー設備が配備。正常に作動したものの、延焼を抑えるには至らなかった
ドレンチャーも無力。
そういう設計であったとしか言いようがない。
責任は管理していた財団にあることは明らかだ。
NHKNEWSWEBより、
財団理事長「対応が十分か検証」
11月01日 18時36分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20191101/5090008323.html
記事より、
首里城を管理する沖縄美ら島財団が火災の発生後、初めて記者会見を開きました。
この中で、花城良廣理事長は「近隣の方々、県民、国民、観光客の皆様に、ご心配とご迷惑をおかけしていることを深くおわびします」と謝罪しました。
そして、首里城には合わせて1500点余りの絵画や漆器などが保管されていて、このうち、全焼した正殿にある「玉座」やレプリカの「玉冠」は焼失したとみられることを明らかにしました。
一方、南殿には県指定の有形文化財の絵画が保管されていましたが、耐火性の収蔵庫に収められているということです。
火災が起きた当日は、午前1時40分に警備員が正殿を巡回して出たのが最後で、この時、内部に異常は確認されなかったということです。
その後、午前2時半すぎに警備員が正殿北側のシャッターを開けて内部を確認した際は、すでに煙が充満していて、消火器を取りに戻って初期消火にあたったものの、消火できなかったということです。
また、首里城の消火設備のうち、軒先の下から水を噴射して幕を作り、火災を遮断する「ドレンチャー」と呼ばれる延焼を防ぐ設備は作動したものの、正殿の前面の庭に備えてある手動で操作する「放水銃」については、この時すでに熱によって近づくことができず、放水できなかったということです。
スプリンクラーが設置されていなかったことについては、「ドレンチャーと放水銃など、すでにある設備を前提として指定管理を受けている」と述べました。
また、これまで行ってきた消火訓練は日中のみで、夜間を想定したものは実施していなかったことも明らかにしました。
そのうえで、花城理事長は「これを機に、スプリンクラーの設置などを国や県で検討するべきだ。私どもも対応が十分だったのか、これから検証していきたい」と述べました。
ここにあるように、
火災を遮断する「ドレンチャー」と呼ばれる延焼を防ぐ設備は作動したものの、正殿の前面の庭に備えてある手動で操作する「放水銃」については、この時すでに熱によって近づくことができず、放水できなかった
そうした状況だったにもかかわらず、責任をちょっとでも追求されると、
スプリンクラーが設置されていなかったことについては、「ドレンチャーと放水銃など、すでにある設備を前提として指定管理を受けている」と
花城理事長は「これを機に、スプリンクラーの設置などを国や県で検討するべきだ。私どもも対応が十分だったのか、これから検証していきたい」と
という始末。
要するに、指定管理をされたときにすでにあるドレンチャーなどについては、増強したりする話を一切していないにも関わらず、それは委託先の問題、国や県などの問題というふうに責任回避。
こんな指定管理者ではレベルアップなどないだろう。
既にある設備がなぜうまく働かなかったかについてはダンマリ。これが沖縄だ!
こんな管理状態で、もう一度復元って金をドブに捨てるようなものではないか?
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