美談のようだが何だか違和感しかない。
そもそも6万円を借りるのに名刺も名前も電話番号も聞かないなんてあり得ない。
しかも、わざわざ新聞社を使って恩人を探すというのは、よくあるテレビドラマの世界のコピー。
高校生がテレビに出たかっただけかもしれないが、どう考えても今のスマホ時代にはあり得ない話だ。
ちなみに、財布は現金など一切盗まれずに出てきたという。
医者にとって6万円は大金とは言えない。
これはドラマだ。
Yahoo!より、
「6万円の恩人」に再会 連絡先も聞かず帰省代渡す
5/21(火) 21:30配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190521-00000075-asahi-soci
記事より、
・那覇市の高校生が市内で航空券代をなくし、途方に暮れていた時、連絡先も聞かず現金6万円を渡してくれたのは、見ず知らずの男性だった。後日、「お金を返してお礼が言いたい」と新聞記事で呼びかけると、埼玉県の男性と判明。21日に沖縄で再会した。
・高校生は沖縄工業高校2年の崎元颯馬(そうま)さん(17)。男性は埼玉県の医師、猪野屋博さん(68)。
・那覇市で寮生活を送る崎元さんは4月24日朝、伯父の葬儀で与那国島に帰るため、モノレールで那覇空港に向かっていた。ところが那覇空港駅で、財布をなくしたことに気づいた。
・仕事で沖縄に滞在していた猪野屋さんは空港駅から乗車。乗客が降りた車内の座席で頭を抱える崎元さんに気づき「どうしたの?」と声をかけた。財布をなくし、飛行機の時間が迫っていると聞いた猪野屋さんは「いくら?」と尋ね、崎元さんは「6万円」と財布に入っていた額を答えた。航空券代を聞いたつもりだった猪野屋さんは、与那国島までにしては高いと一瞬不審に思った。ただ、発車のベルが鳴ったため、6万円を手渡して先を急がせた。連絡先や名前は確認しなかった。
・崎元さんは伯父の葬儀に参列。その後、父親や先生に相談し、沖縄の新聞社に連絡して、「借りたお金を返し、お礼がしたい」という顔写真つきの記事を掲載してもらった。5月10日、いきさつを聞いていた同僚がネット上でこの記事に気づき、猪野屋さんに伝えた。
・21日、沖縄工業高校を訪問した猪野屋さんを、崎元さんが出迎えた。なくした財布は別の駅で保管され、6万円は手元に戻ってきた。崎元さんはお金を返し、「感謝」の文字と2人の名前を刻んだアルミニウム製の文鎮をお礼に贈呈。「直接お礼が言えてほっとしています。あのときは、声をかけてもらえただけでも落ち着くことができた。自分も困っている人に声をかけられるような人になりたい」と語った。
・猪野屋さんは、6万円を渡した経緯を同僚に話すと「だまされたんだよ」と言われたという。「彼が捜しているというニュースをみて、涙が出るほどうれしかった」と振り返り、今回の再会を喜んだ。
医者からはプレゼントとして財布を高校生に渡したという。
本当にプレゼントする必要があるのは、金を借りるのなら返せるように借りた相手の名前と連絡先を必ず聞くことという言葉だろう。
非常識すぎる。
よほどテレビに出たかったとしか思えない。
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