免震・制振用オイルダンパーに係る建築物の公表予定について
https://www.kyb.co.jp/company/progress/progress_20181017_01.pdf
これによれば、
2018年10月19日(金曜日)午後予定
免震用及び制震用オイルダンパー不適合品納入物件 が対象
おそらく、この中には250棟あまりのマンションは含まれないだろう。
マンションの公表は追って、訴訟という形で現れてくるだろう。
それにしても報道では免震ダンパーとか書いているところがあるのだが、免震・制震なんだけれど・・・
免震では一般的には積層ゴムなどがメインで免震ピットをはみ出ないように抑える役割を果たすのがオイルダンパー。だが、制震のためのオイルダンパーはそれを元に構造計算をしており、より複雑なことになっている。
特に制震ダンパーはこれが効かないと危ない超高層のタワーマンションが多数あると思われる。
タワーマンションの多くは億ションだ。
大丈夫かどうかは不正の性能を調べて構造計算をし直す必要があるのだけれども問題は、一本一本のダンパーの性能が違うとなると、建物としてのバランスが無茶苦茶になるということ。東京都庁などは200本以上のオイルダンパーが使われており、性能がバラバラだと計算結果がアウトになるのは目に見えていると思うのだが。
実際に不正オイルダンパー(もしくは適正なオイルダンパー)の一本一本が本当に図面通りにその場所についていて、どのくらいの性能なのかを当てはめていく作業が必要だがそんなことができるのだろうか?
参考)KYBのホームページにある建物リスト(用途のみ)など
https://www.kyb.co.jp/company/progress/progress_20181016_01.pdf
免震用
住居253、宿泊施設12
庁舎106、医療・福祉施設158 などなど合計903
制震用
住居12、宿泊施設3
庁舎3、医療施設1 などなど合計83
合わせて986棟!
リストを見ると免震用が圧倒的に多い。問題はオイルダンパーが何をしているか?だ。
もう少し詳細な区分けがあれば言えることは沢山あると思う。
仮に建物全体としては問題ないとされても建築基準法違反、また、契約上の表示を異なるとなると交換や損害賠償請求されることになり、マンションなどは建て替えや買い取り要求が出てくるだろう。
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