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<福島第1原発>汚染水漏れ 仮設対応、もう限界 現状に迫る
毎日新聞 4月29日(月)10時54分配信
<福島第1原発>汚染水漏れ 仮設対応、もう限界 現状に迫る
東京電力福島第1原発の地下貯水槽から、放射性汚染水が相次いで漏れた問題は、事故から2年以上経過した現在も事故が収束していないことを浮き彫りにした。膨大な汚染水は、廃炉を含めたさまざまな作業の妨げとなり、廃炉作業を検証した国際原子力機関(IAEA)も「汚染水は最大の難題」と指摘する。汚染水の現状に迫った。【鳥井真平、岡田英、中西拓司】
19日に開かれた原子力規制委員会の有識者会合。地下貯水槽からの水漏れなど相次ぐトラブルを受け、更田豊志(ふけたとよし)委員は「当面は(タンクなどに)ため続けるしかないかもしれないが、早く抜本的な対策を提案してほしい」と東電に指示した。
原発の圧力容器や格納容器には本来、内部の放射性物質を外に出さない役割があるが、福島第1原発では水素爆発や炉心溶融で破損。閉じ込め機能を失い、汚染水が広がった。23日現在、敷地内の汚染水は、(1)タンクなど仮施設に28万6489トン(立方メートル)(2)1〜4号機の原子炉建屋などに9万3820トン(3)5、6号機の原子炉建屋周辺に1万9500トン−−の計約40万トン。25メートルプール約530杯分に相当する膨大な量だ。
汚染水対策が重要なのは、廃炉作業の鍵を握っているからだ。溶融燃料の状態を把握するには、原子炉建屋内にたまる汚染水を取り除かなければならない。また、建屋の外で水漏れがあれば周辺の放射線量も上がって作業を妨げる。最悪の場合、海に漏れてしまいかねない。
汚染水の増加に一定の歯止めをかけようと、東電は事故から3カ月後の11年6月、「循環注水冷却システム」を本格稼働した。全長4キロに及ぶ配管の途中に、さまざまな装置を配置。放射性セシウムや塩分を取り除いた上で、溶融燃料の冷却に再び利用するという仕組みだ。
しかし、雨水や山側から流れる地下水が1〜4号機の原子炉建屋内に流入。冷却に使っている水と混じって汚染水を増やし続けている。また、現状の装置でも放射性ストロンチウムなどは取り除くことができず、汚染水もため続けざるを得ない。
現在、東電は打開策として、62種類の放射性物質を取り除く能力のある浄化装置「アルプス」の本格運転を目指しているが、放射性トリチウムは技術的に分離するのが難しい。仮設タンクの老朽化は進み、敷地内の増設場所も限界に近付いている。二見常夫・東京工業大特任教授は「仮設施設による対応に限界が来ている」と話す。
◇原因、特定できず 事前調査も不十分
地下貯水槽の水漏れを巡っては、施工ミスなど複数の原因が浮上しているが、特定に至っていない。
貯水槽は地面を掘り、3層の防水シートを敷いている。内側から1、2枚目は厚さ1・5ミリのポリエチレン製、3枚目は厚さ6・4ミリの「ベントナイト」と呼ばれる粘土鉱物を素材にしている。貯水槽は計7基あり、いずれも同じ構造をしている。産業廃棄物の最終処分場やため池でも使われている。
更田豊志(ふけたとよし)委員は「当面は(タンクなどに)ため続けるしかないかもしれないが、早く抜本的な対策を提案してほしい」と東電に指示した。
が仕事だと思ってもらったら困る。
危機的な状況にあって、ボケボケの東電への支持。
かもしれない、とか、はやく抜本的なという空虚な言葉を使う暇があれば、専門家として、現地を調査して具体的に指示をする必要があるだろう。
これまで、こうした汚染はそもそも放置されてきた可能性も高い。
東電が言っていることは政府としては疑いをもってかかるのが妥当だろう。
そのための専門家なのだから、遊んでいないで本来の仕事をすべきである。
本当に、この規制委員会の意味が分からない。
この程度のコメントで専門家として立っていられるのは、さすが世間知らずの科学者だからか?
規制する側が、規制する者の言い分を100%聞いて規制できるわけがないだろう。
最後は、それは役所がやることで、委員会の仕事ではありません、とコメントするのが落ちかな?
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こうした事態が起こったことを自らのこととして捉える必要がある。
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