NHKでもカミングアウトしたQBに意図的にタックルして潰しにかかった選手をドアップで報道。
そういうものかと思っていたが、この会見は、予め弁護士から冒頭に選手をアップで撮らないようにお願いがなされてから、なされたものだった。
そこは全くスルーしたマスコミ。
その理由は、やはり、スキャンダリズム、面白ければいい、ということしかないのだ。
NHKまでそのノリというのはどうしようもない。受信料を支払う必要がある、公共放送を標榜するNHKがその程度の倫理観なのだ。
しかし、宮川選手の会見は事前に負傷させたQBの選手と父親と示談の話をつけていた可能性が高い。
示談の条件が、今回のカミングアウトなのだろう。
負傷の程度によるが、内田監督を追い込むことができれば、示談での解決金も発生しなかった可能性もある。
本当のことはテレビの報道の一場面では分からない。
上手くやったのが宮川選手で、下手を打ったのが内田監督や日大であることは間違いないだろう。
宮川選手が相当強かなのは、反則行為を明らかにしていることを自覚していることだ。これは、「TOKYO MX NEWS」のメインキャスターである有馬隼人さんの鋭い質問によって明確に明らかになっている。
だからこそ、負傷させたQBと示談を内田監督より先に示談をして、今後、犯罪者として問われないようにした、ということなのだろう。弁護士が横についていたのも、今回の会見に向けて周到に準備をしたことを物語っている。
受け答えに破綻が無いのは、そこまで金を掛けて弁護士と綿密なシミュレーションをした上で会見に及んでいるということだ。
あまりに堂々とした会見ではないか!
東洋経済より、
日大アメフト選手の償いとメディアの無慈悲
ひどいのは監督、コーチ、学校だけではない
木村 隆志 : コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者2018年05月23日
https://toyokeizai.net/articles/-/221918?page=2
これによると、
・会見冒頭、弁護士が「まだ学生であるため、顔のアップは映さないように配慮してほしい」と要望したにもかかわらず、各番組は会見の大半をアップで映していました。芸能人ではなく、社会人でもない20歳の学生であることを踏まえると、これは過剰演出。司会者や弁護士を含む登壇者全員が映る引いたアングルなどでもできたはずだけに、各メディア横並びの無慈悲さが露呈されました
・ただ一人、「TOKYO MX NEWS」のメインキャスターである有馬隼人さんは、ほかの人とは異なるスタンスでした。「最初に反則をしたプレーで、(プレー終了を伝える審判の)笛は聞こえていましたか?」と尋ね、宮川選手が「(相手の選手が)投げ終わっていたのは気づいていました(プレー終了は認識していた)」と答えると、落胆を隠さなかったのです。有馬さんは、「プレーが終わっていたということは、認識していたと……(言葉を飲み込んで)。わかりました。ありがとうございます」と質問を誰よりも早く終わらせました。
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