設計に関しては、木造で2階以下、100u以下については建築士でなくても設計や工事監理ができる。
参考)東京都のページより
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/kenchikusi/pdf/hani.pdf
確認申請などの申請は基本的に申請するのは建築主本人であり、申請をするために資格が必要というものではない。
ただし、建築士が設計した図書なのかどうかで100u以下の木造住宅の確認申請での扱いが異なるところがある。簡単に言えば、建築士でない人が設計したものは、詳細に見られるということなのだ。建築士なら法律が分かっているという前提で審査が省略される部分があるということ。
木造住宅については数多くの設計例もあり、ある程度定型的なものがあるため、少し設計実務の経験があれば設計は可能だ。
実際に偽建築士が設計して建築されたものでも3件はすでに問題がないものができていることが確認されている。
この業界でよくあるのが名義貸し。これは建築士が無資格者に名義を貸すことだが、この場合は勝手に名義を利用したというケース。
ちょっと珍しい。
Yahoo!より、
建築士をかたり設計、住宅55件で不正 横浜や茅ケ崎など
5/8(火) 7:00配信 カナロコ by 神奈川新聞
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180508-00025692-kana-l14
記事より、
・県は7日、建築士資格を持たない男性(51)が、県内に実在する2級建築士の名前や事務所名を詐称し住宅の設計などを行っていたことを明らかにした
・一戸建て住宅など55件に上り、このうち同日までに確認が取れた3件は建築基準法に適合していた
・県は対象の建物の仕様や耐震性などについて確認を進めるとともに、法的処分を踏まえ背景を調査していく
・県建築安全課によると、男性は木造一戸建て住宅の設計のほか、建築確認、中間・完了検査の申請手続きを無資格で行っていた
・県は「混乱を招く恐れがある」として、名をかたられた建築士や事務所名などを公表していない
・同課によると、男性から申請された書類に不備があったため、民間の指定確認検査機関が記載の事務所に確認を取った際に詐称が発覚。県は4月5日に同機関から情報提供を受け、男性に事情聴取したところ関与を認めた
・県などは居住者の安全確保のため、審査が省略された項目の法適合状況について建築主らに報告を依頼。今月2日までに県と茅ケ崎市が管轄する9件について報告を受け、確認作業を終えた3件については全て法に適合しているとした
タグ:偽建築士
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