http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000072-mai-soci
<福島汚染水漏れ>隣接貯水槽も 最初の水位低下は3月
毎日新聞 4月7日(日)21時33分配信
東京電力福島第1原発の地下貯水槽から放射性汚染水が漏れた問題で、東電は7日、隣の貯水槽でも汚染水が漏れていたと発表した。七つある貯水槽のうち二つで漏れが判明し、東電は汚染水の保管計画を根本から見直す必要に迫られそうだ。一方、最初に漏れた貯水槽では3月中旬から水位が下がり始めていたが、東電は気づいていなかった。
【福島第1原発】別の地下貯水槽でも汚染水漏れ
貯水槽は地面を掘り下げ、その上を3層の防水シートで覆っている。東電は5日に最初の水漏れを公表後、東隣の貯水槽(縦約56メートル、横約45メートル、深さ約6メートル、容量約1万1000トン)の周辺の水に含まれる放射性物質の濃度を調査。6日夜にシート外側で1立方センチ当たり0.11ベクレルを検出、7日には2、3枚目のシートの間からも同2200ベクレルを確認し、漏えいと判断した。
東電は原因として、水面から約30センチ上に位置する測定穴2カ所付近でシートが1層になっており、水圧で下に引っ張られて裂けた可能性を指摘。その場合、漏えい量は最大3リットルになるという。東電は汚染水の一部を移送して詳しい原因を調べる予定。その影響で、最初に漏れた貯水槽の汚染水の移送完了は当初予定より2日遅れて11日になる。
一方、東電は最初に漏れた貯水槽で水位が3月中旬から低下していたことを示すデータを公表。3月20日にシート外側で1立方センチ当たり0.28ベクレルの放射性物質を検出し漏れの可能性があったが、東電は「数値が小さくその時点では漏れは分からなかった」と説明している。
兆候があっても分からないとしてしまうのが隠蔽を前提としたところの困ったところだ。
また、仮にわからなくても、恐れがあると発表をすべきなのである。
そのレベルの公表には裁量が働いてはいけない。
政府がきちんと管理を徹底すべきである。
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