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2016年05月21日
平成切手キジバト62円の新波+唐草和文機械印
唐草和文機械印は1991年(平成2年)10月1日に新波+新和文機械印に切り替わりました。従来は旧波(タテ6本)+唐草だったものです。しかし、この切り替えは全局一斉ではなく、まず全国182局で切り替えられ、順次拡大されたようです。その課程で様々なエラー組み合わせの和文機械印が登場するわけです。平成切手になっても、今回のキジバト62円やその後のヤマセミ80円、キジバト80円でも見かけます。このエラー組み合わせは現在でも唐突に発生しているです。今回のエラー組み合わせは平成5年のものです。
2016年05月20日
延暦寺根本中堂60円の和欧文機械印
延暦寺根本中堂60円切手は1966年(昭和41年)7月1日の郵便料金改正11日前の6月20日に発行されました、1966年動植物国宝図案切手シリーズでは最初に発行された切手です。発行目的は料金改正後での書留料金、第1地帯宛の航空書状用です。しかし、この切手ですが使用例が乏しく、また凹版印刷のため消印の乗りが悪く消印バラエティが少ない切手でもあります。この切手の消印が増えたのは1976年の郵便料金改正後です、書状料金50グラムまでが60円になったために在庫が売りさばかれたようです。今回の消印も、1976年赤坂局の和欧文機械印です。このくらいの消印判読であれば良しとするべきでしょう。
2016年05月19日
金魚35円の県名カタカナローラー印
金魚35円は第2次動植物国宝図案切手として、1952年(昭和27年)5月10日発行されました、当時の現金書留1000円までの加貼り用、ハガキ速達用が主な用途です。ホタルイカ35円が発行された1966年には郵便局には在庫が無かったようですので、昭和30年代にほとんど消化された切手だと思われます。使用期間が昭和20年代後半から30年代までですので、様々な消印が存在します。今回の消印は、ヒョウゴ神戸大開通局印、県名カタカナローラー印です。
2016年05月18日
カモシカ8円の局名タテ書きローラー印
局名タテ書きローラー印ですが、昭和33年、35年、36年に中国郵政管内で使用された和文ローラー印です。和文ローラー印につきましては、昭和24年9月30日に消印類の局名表示が横・右書き・縦書きから、横・左書きへ改めるように通達がされました。従って昭和25年からは縦書きローラー印は原則無くなったわけですが、当時の通達の不徹底もあり郵政局が独自に業者へ発注したものと考えられています。タテ書きローラー印でも、広島局や岡山局は非常に多く見かけます。今回の消印はカモシカ8円の広島局印です。ただし、広島局印は局名変更で少し紛らわしくなっています。
(局名の変遷)
・広島局=昭和33年11月1日に「広島西局」へ局名変更
・広島駅前局=昭和33年11月1日に「広島局」へ局名変更
(局名の変遷)
・広島局=昭和33年11月1日に「広島西局」へ局名変更
・広島駅前局=昭和33年11月1日に「広島局」へ局名変更
2016年05月17日
摩耶夫人像410円の消印もれ印
摩耶夫人像410円は1981年(昭和56年)1月20日に郵便料金改正と同時に発行されました。発行目的は書留書状、現金書留用です。ただし、翌1982年12月6日に色絵藤花紋茶壷410円が発行されたため、使用期間がわすか2年弱という短い期間であり、消印収集の難しい切手です。何故短期間の使用であったのか、現時点では私自身もわかっておりません。わかり次第にまたブログにて記載したいと思います。書留や小包に使用されたために櫛型印や和文ローラー印は多く見かけますが、機械印になると注文消し以外に実逓印としてはほとんど見かけません、試行印も同様です。今回は米沢局の消印もれ印です。
2016年05月16日
広目天像310円の唐草和文機械印(続報)
4月4日のブログで、広目天像310円の唐草和文機械印の件を書きましたが、何故310円の広目天像に和文機械印が押印されたのか、わからないままでした。その後いろいろな切手関係の書籍や趣味誌を見ている中で、簡易書留郵便の引受に機械印が使用されたものがごく少数存在するという記事を見つけました。その書籍は、有名な収集家である行徳国宏さん著の「現行切手第1巻」です。その中の広目天像310円の中で記載されていました。記事の中では、簡易書留の引受がある程度まとまって引き受けた際に、機械印で処理した地方局があったそうです。消印は昭和59年3月10日の三島局、静岡の地方局です。また、このエンタイヤは非常に稀少であるということです。
2016年05月15日
新波+元号入り和欧文機械印の記念切手エラー印
今回は新波+元号入り和欧文機械印のエラー印です。元号入り和欧文機械印は下記の通り、平成2年(1990年)10月1日から現在の新和欧文機械印へ変更になりました。その際に、新波と旧元号入り和欧文機械印が合わさると言うエラー印が数局で確認されています。新波+唐草和文機械印もありますが、そちらのエラー印は使用局が多いために、こちらの新波+元号入り和欧文機械印の方が圧倒的に稀少な消印になります。京橋局印です。
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(和欧文機械印使用期間)
・和欧文機械印1期=1968年12月1日〜1979年8月31日(JAPAN入り)
・和欧文機械印2期=1979年9月1日〜1990年9月30日(元号入り)
・和欧文機械印3期=1990年10月1日〜(現在のもの)
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(新波+元号入り和欧文機械印の使用局) ※過去の趣味誌より確認されている局を抜粋
・新宿局、京橋局、日本橋局、本郷局、杉並南局、仙台東局、郡山局、千歳局、新潟南局、甲府中央局、豊橋南局、岐阜中央局、姫路局、岸和田局
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(和欧文機械印使用期間)
・和欧文機械印1期=1968年12月1日〜1979年8月31日(JAPAN入り)
・和欧文機械印2期=1979年9月1日〜1990年9月30日(元号入り)
・和欧文機械印3期=1990年10月1日〜(現在のもの)
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(新波+元号入り和欧文機械印の使用局) ※過去の趣味誌より確認されている局を抜粋
・新宿局、京橋局、日本橋局、本郷局、杉並南局、仙台東局、郡山局、千歳局、新潟南局、甲府中央局、豊橋南局、岐阜中央局、姫路局、岸和田局
2016年05月14日
旧フジ20円の櫛型印
旧フジ20円切手ですが、1965年(昭和40年)5月1日に定形重量便用として発行されました。1966年7月からの色検知式自動郵便物取り揃え押印機対応として発行されたのですが、実際には図柄に問題があり使用できず、2年後に新フジが発行されたようです。発行当初は各地の郵便局において販売されましたが、大量に在庫があった中尊寺金色堂が再販されたためほとんど使用されず、結局500万枚の発行に終わり極めて使用済みの少ない切手になりました。今回の櫛型印は切手印面には70%位の判読ですが、それでも稀少なものです。
2016年05月13日
国立公園1次「磐梯朝日」5円の発行翌月櫛型印
国立公園1次シリーズは1936年(昭和11年)〜1956年(昭和31年)まで20国立公園が発行されています。今回の磐梯朝日は1952年(昭和27年)10月18日発行で5円、10円14円、24円の4種が発行されました。今回の消印は発行翌月、東京中央局印です。発行枚数は300万枚、この当時の記念切手の平均的な枚数ですが消印の判読状況が良いものは大切にしたいです。
2016年05月12日
桂離宮110円の三日月欧文印
桂離宮110円切手は1966年(昭和41年)12月5日に発行されました。発行目的は外信、第3地帯宛書状用ですが料金改定後でも長く販売されました。印刷は凹版印刷で、延暦寺根本中堂60円や迦陵頻伽120円、音声菩薩200円など製造量が比較的少ない切手に採用されていました。凹版印刷の切手は消印の乗りが悪く、判読できる消印が少ないのが難点です。この切手で消印収集が難しいのは、まず鉄道郵便印ですが、カタカナローラー印などもあるはずなのですが個人的には一度も見たことがありません。今回の消印は、神田局の三日月欧文印、注文消しになります。