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2018年09月22日

若者に急増 手のひらにバラ疹 梅毒

若者に急増 手のひらにバラ疹 梅毒
梅毒バラ疹.jpg

2018年09月06日

Q 熱中症を予防するためのイオン補水液(ORS)の飲ませ方がありますか? A 脱水,塩分補給,涼しい環境

Q 熱中症を予防するためのイオン補水液(ORS)の飲ませ方がありますか?
A 脱水,塩分補給,涼しい環境
,熱中症予防のためのビデオがあります
投稿者 : DB 2018/07/28
職場でもガラス工場など高温環境は結構あるので、昔から予防法を説いた教材は結構あります。

但し発汗量は環境によって違うので、適正な飲水量というのはありません。

熱中症とは、要するに

脱水になるか、
発汗による体温調節ができなくなるか、
電解質バランスが狂ってくるか

によって起こってくる急性のトラブルなのです。

あまり長期的な観点に立ちすぎて飲水量をコントロールしようとすると、予防も対処も出来なくなる気がします。

塩分にしても発汗で大量に失う状況で制限するのは現実的ではないと思います。

ORSに限って言うならば1回の飲水量をせいぜいひと口から100mLに制限するぐらいでしょう。

ガラス工場の産業医として働いた事がありますが、工場では伝統的に大量の麦茶と塩、飴、梅干しを用意しておいて、各自のペースで摂取させていました。

職場換気・局所的な冷房など、環境管理はもちろん徹底していましたが、それで作業中の熱中症は年間に1例もなかったと記憶しています。

熱中症予防の啓発ビデオは昔から出ていますので職場で購入してもらうのも一法かと思いますが、無料で日本政府が出しているものとか、YouTubeで配信されているもので医師監修のものでも良いと思います。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4868.html
https://www.youtube.com/watch?v=UZ03MiRuRbk

ORS の作り方
@水(湯冷まし)1L
A砂糖40g(上白糖大さじ4と1/2杯)
B食塩3g(小さじ1/2杯)
Cレモンやグレープフルーツの果汁数滴
@の中にA・Bを入れてよく溶かし、飲みやすい温度にしてからCを加える

2018年09月02日

「クスリもリスク」、内服薬は正確に把握を! 便秘,浮腫,不眠,夜間頻尿 カルシウム拮抗剤という降圧剤で起きている可能性があります

「クスリもリスク」、内服薬は正確に把握を!
便秘,浮腫,不眠,夜間頻尿 カルシウム拮抗剤という降圧剤で起きている可能性があります

皮疹の原因が薬剤性だったこともよくあります!

高齢者の多くは、高血圧、糖尿病、認知症、不眠症などに対して定期的に薬を内服しています。

高齢者の2人に1人はポリファーマシーといって5剤以上の薬を内服しています。

ポリファーマシーが悪いというわけではありませんが、薬剤の影響でさまざまな症状が出現しうることを、常に意識しておく必要があります。

意識障害、発熱、消化器症状、浮腫、アナフィラキシーなどは代表的であり救急外来でもしばしば経験します。

「高齢者ではいかなる症状も1度は薬剤性を考える」という癖を持っておくとよいでしょう。

また、内服薬はお薬手帳を確認することはもちろんのこと、漢方やサプリメント、さらには過去に処方された薬や家族や友人からもらった薬を内服していないかも、可能な限り確認するとよいでしょう。

お薬手帳のみでは把握しきれないこともあるからです。

2018年09月01日

死語にならないガフキーとカリニー

死語にならないガフキーとカリニー
2018/8/3 倉原優(近畿中央胸部疾患センター)

 呼吸器内科の世界では、喀痰の抗酸菌塗抹のことを「ガフキー」と言うと、
「今はもうガフキーなんて言わないんだよ」と諭されます。

そう、現在抗酸菌塗抹は(−)〜(3+)で表記されており、ガフキーと呼ぶのはもう時代遅れなのです。
多分。
今から18年前の2000年に発刊された『結核菌検査指針』が出てからというもの、次第にガフキーの名は消えるものと思われていました。

 しかし、これがなかなか死語にならない。ならないどころか、バンバン使われています。

 いや、別にガフキー先生が嫌いだから死語になれって言ってるわけじゃないんですよ。
みんなでこうしましょうと決めたのに、昔の言い方が残っているのってヘンだなぁと思うんです。

 実は、呼吸器内科の世界では、ガフキー以外にもなかなか死語にならない用語があります。

 それが「カリニ」肺炎です。

 現在、カリニ肺炎はニューモシスチス肺炎という名称で呼ばれます。
これは、ラットから見つかったPneymocystis cariniiと、
ヒトで肺炎を起こすニューモシスチスは異なる種類であることが分かり、

ヒトに病原性をもつニューモシスチスはPneumocystis jiroveciiに命名し直されたことが理由です。
そのため、カリニ肺炎という病名は、現在死語になっているはずなんです。

 いやー、しかしこれもなかなか死語にならない。学会でもバンバン「カリニ」という言葉が飛び交いますし、私が時折訪れる他病院の総合内科カンファレンスでもやはり「カリニ」という名称が使われています。

 死語化の荒波を乗り越えて残っている用語って、なんだか強みを感じますね。果たしていつまで残っているだろうか……。

2018年08月30日

処方前の甲状腺機能検査実施は3割 抗認知症薬の新規処方患者を調査 直せる認知症,甲状腺機能低下症,慢性硬膜下血腫,脳腫瘍,水頭症

処方前の甲状腺機能検査実施は3割 抗認知症薬の新規処方患者を調査
直せる認知症,甲状腺機能低下症,慢性硬膜下血腫,脳腫瘍,水頭症

2018年08月02日 06:10

 医療経済研究機構の佐方信夫氏と奥村泰之氏は、わが国で抗認知症薬を処方する前に甲状腺機能検査がどの程度行われているかを調べた結果、約3割にしか実施されていないことがわかったとClin Interv Aging(2018; 13:1219-1223)に報告した。

同氏らは「『認知症疾患診療ガイドライン』では抗認知症薬処方前に甲状腺機能検査を実施することが推奨されていることから、約7割で実施されていないことは問題である」と指摘している。

26万例のレセプトデータを解析
 日本の認知症罹患率は人口1,000対22.3と、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最も高く、抗認知症薬の処方率も上昇している。

 認知症を診断する上では、甲状腺機能低下症など治療可能な疾患による認知症reversible dementiaと、アルツハイマー病など不可逆的な認知症を鑑別することが重要であり、日本をはじめとする世界各国の認知症診療ガイドラインで甲状腺機能検査の実施を推奨している。

しかし、これまでわが国において抗認知症薬の処方前に甲状腺機能検査がどの程度実施されていたかは明らかでなかった。

 そこで今回、佐方氏らは2015年4月〜16年3月に認知症の診断直後に抗認知症薬(ドネペジル、リバスチグミン、ガランタミン、メマンチン)を新規に処方された65歳以上の患者を対象に、甲状腺機能検査〔甲状腺刺激ホルモン(TSH)、遊離サイロキシン(FT4)の測定〕が抗認知症薬の処方開始日から365日前までの期間に実施されていたかどうかをレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を基に調べた。

 その結果、2015年4月〜16年3月に新規に抗認知症薬を処方された患者は医療機関3万4,492施設で26万2,279例存在し、甲状腺機能検査の実施率は32.6%(95% CI 32.5〜32.8%)だった。

診療所で低い実施率
 医療機関の種類別に実施率を見ると、病院(10万6,048例)における実施率は診療所(14万1,489例)の1.5倍だった〔38.3% vs. 25.8%、調整リスク比(aRR)1.47、 95%CI 1.41〜1.53〕。また、認知症疾患医療センター(1万4,742例)における実施率は診療所の2.2倍だった(57.1% vs. 25.8%、同2.17、2.01〜2.33)。

 年齢層別の実施率は、
65〜69歳(9,066例)が39.4%、
70〜74歳(2万3,175例)が37.2%、
75〜79歳(5万54例)が36.6%、
80〜84歳(7万7,389例)が33.9%、
85歳以上(10万2,595例)が28.1%と、
年齢が高くなるにつれて実施率が低くなる傾向が認められた。

85歳以上では65〜69歳の4分の3程度しか実施されていなかった(28.1% vs. 39.4%、aRR 0.74、 95%CI 0.72〜0.77)。

 以上の結果、認知症診断直後に抗認知症薬を処方された患者のうち、処方前の1年間に甲状腺機能検査を受けていない患者は約67%存在した。

佐方氏らは「『認知症疾患診療ガイドライン』で甲状腺機能検査の実施が推奨されていることから、この実施率の低さは問題である」と述べている。

また、甲状腺機能検査実施率が診療所に比べて認知症疾患医療センターや病院で高かった原因として、設備的に血液検査を実施しやすい状況にあること、神経内科や精神科などに所属する認知症の鑑別に習熟した医師が多いことなどが挙げられるとした。

 甲状腺機能低下症は、加齢に伴う身体機能の変化と区別が難しく、診断されにくい傾向にある。しかし、早期に治療すれば認知機能障害の回復も期待できるため、典型的な所見が認められない場合でも、認知症の診断時には甲状腺機能検査を実施すべきある。

 同氏らは「治療可能な疾患による認知症を適切に鑑別すべきことを周知する必要がある」と結論している。
(大江 円)

2018年08月28日

薬アレルギー歴でMRSA感染リスクが上昇か? 黄色ブドウ球菌にはペニシリン,セファゾリン!ペニシリンアレルギーにβラクタム系薬以外の抗菌薬の使用するので,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やClostridium difficile(C. difficile)に感染するリスクが高い

薬アレルギー歴でMRSA感染リスクが上昇か?
黄色ブドウ球菌にはペニシリン,セファゾリン!ペニシリンアレルギーにβラクタム系薬以外の抗菌薬の使用するので,メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やClostridium difficile(C. difficile)に感染するリスクが高い


【海外短報】 2018年07月29日 07:00

 ペニシリンアレルギー歴がある患者はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)やClostridium difficile(C. difficile)に感染するリスクが高く、このリスクにはβラクタム系薬以外の抗菌薬の使用増加が関係していると、米国のグループがBMJ(2018; 361: k2400)に発表した。

 同グループは、英国のプライマリケア受診患者を登録したTHINデータベースを用いて、ペニシリンアレルギーとMRSAおよびC. difficile感染症との関係を検討した。

対象は、1995〜2015年に同データベースに登録されたMRSAおよびC. difficile感染症の既往がない成人30万1,399例。このうち6万4,141例はペニシリンアレルギー歴がある患者、23万7,258例は年齢、性、登録時期をマッチさせた対照患者であった。

 平均6.0年の追跡期間中に1,365例(ペニシリンアレルギー群442例、対照群923例)がMRSA感染症、1,688例(同442例、1,246例)がC. difficile感染症を発症した。

対照群に対するペニシリンアレルギー群の補正ハザード比は、MRSA感染症が1.69(95%CI 1.51〜1.90)、C. difficile感染症が1.26(同1.12〜1.40)といずれも有意に高かった。

 ペニシリンアレルギー群のマクロライド系薬、クリンダマイシン、フルオロキノロン系薬使用の補正率比はそれぞれ4.15、3.89、2.10と有意に高く、βラクタム系薬以外の抗菌薬の使用増加がMRSAおよびC. difficile感染症リスク上昇と関連していた。

(編集部)

2018年08月25日

Q 熱中症予防にイオン補水液(ORS)の飲み方がありますか? A 熱中症予防のためのビデオがあります

Q 熱中症予防にイオン補水液(ORS)の飲み方がありますか?
A 熱中症予防のためのビデオがあります

投稿者 : DB 2018/07/28
職場でもガラス工場など高温環境は結構あるので、昔から予防法を説いた教材は結構あります。

但し発汗量は環境によって違うので、適正な飲水量というのはありません。

熱中症とは、要するに
脱水になるか、
発汗による体温調節ができなくなるか、
電解質バランスが狂ってくるか
によって起こってくる急性のトラブルなのです。

あまり長期的な観点に立ちすぎて飲水量をコントロールしようとすると、予防も対処も出来なくなる気がします。

塩分にしても発汗で大量に失う状況で制限するのは現実的ではないと思います。

ORS(イオン補水液)に限って言うならば1回の飲水量をせいぜいひと口から100mLに制限するぐらいでしょう。

ガラス工場の産業医として働いた事がありますが、工場では伝統的に大量の麦茶と塩、飴、梅干しを用意しておいて、各自のペースで摂取させていました。

職場換気・局所的な冷房など、環境管理はもちろん徹底していましたが、それで作業中の熱中症は年間に1例もなかったと記憶しています。

熱中症予防の啓発ビデオは昔から出ていますので職場で購入してもらうのも一法かと思いますが、無料で日本政府が出しているものとか、YouTubeで配信されているもので医師監修のものでも良いと思います。
https://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4868.html
https://www.youtube.com/watch?v=UZ03MiRuRbk

ORS (イオン補水液)の作り方
@水(湯冷まし)1L
A砂糖40g(上白糖大さじ4と1/2杯)
B食塩3g(小さじ1/2杯)
Cレモンやグレープフルーツの果汁数滴
@の中にA・Bを入れてよく溶かし、飲みやすい温度にしてからCを加える

2018年08月24日

残暑お見舞い申し上げます!「熱中症予防」 覚えておきたい熱中症の基本事項

残暑お見舞い申し上げます!「熱中症予防」
覚えておきたい熱中症の基本事項
【救急診療の基礎知識】から
公開日:2018/07/25 企画・制作 ケアネット

暑さに負けないために今回は熱中症の基本的事項をまとめておきましょう。

熱中症の定義

以前は熱射病、熱痙攣、熱失神という言葉が使用されていましたが、現在は用いられません(重症度と共に後述します)。

熱中症とは「暑熱環境における身体適応の障害によって起こる状態の総称」とされ、
「暑熱による諸症状を呈するもの」のうちで、他の原因疾患を除外したものと定義されています。

わが国では毎年7〜8月に熱中症の発生率が多く、「今そこにある危機」と認識し、熱中症の症状を頭に入れ意識しておく必要があるのです。

熱中症の死亡率
本邦の年間発症数は約40万人、そのうち8.7%(約3万5,000人)が入院、0.13%(約520名)が死亡しています。
この数値は現在も大きな変化はなく、2016年の死亡者数は621名で65歳以上が79.2%という結果でした(厚生労働省 人口動態統計)。
2018年は2017年より暑く、熱中症患者は増加することが予想されます。熱中症を軽視してはいけません。

熱中症の重症度
以前、熱中症は、熱射病、熱痙攣、熱失神などの呼び名がありましたが、現在は重症度を理解しやすいように分類されています1)。

I度は必ずしも体温は上がりません。症状で判断します。
II度は頭痛や嘔吐、倦怠感に加え、深部体温の上昇を認めます。
III度は、意識障害、臓器障害を認め、早急な対応が必要になります。

熱中症を疑うことは、病歴から難しくありませんが、重症度の判断は初期評価をきちんと行わなければ見誤ります。

とくに重篤化しやすい、非労作性熱中症の高齢者には注意が必要です。

熱中症の治療
治療の原則、「安静」「環境改善」「塩分+水分の補給」は絶対です。

熱中症II度以上は、体温調節中枢が正常に機能していない状態です。

皮膚や筋肉の血管拡張、血流増加、多量の発汗によって循環血液量減少性ショックへと陥ります。
急速な輸液に加え、高体温が持続すると多臓器不全(意識障害、痙攣、急性腎障害、DIC(播種性血管内凝固症候群) etc.)を伴い、
輸液だけでなく呼吸管理や透析などの全身管理が必要となることもあります。

(1)目標体温

深部体温*が39℃を超える高体温の持続は予後不良因子であり、38℃台になるまでは積極的な冷却処置を行いましょう。

*深部体温

中枢温を正確に反映する部位は腋窩温でも皮膚温でもありません。
最も好ましいのは深部体温(膀胱温、直腸温、食道温)です。
救急外来など初療時には、直腸温を測定するか、温度センサー付きバルーンカテーテルを利用し、膀胱温を測定するとよいでしょう。

健康な人の体温の平均値は、
腋窩温36.4℃に対して直腸温37.5℃と約1℃異なると言われていますが、
高体温で発汗している場合や測定方法によって、腋窩温や皮膚温は容易に変化します(正しく測定できません)。
熱中症、とくに重症度が高いと判断した症例では、深部体温を測定する意識をもちましょう。

(2)冷却方法

体表冷却法が一般的です。気化熱を利用します。ぬるま湯(40〜45℃)を霧吹きを用いて体表にかけ、扇風機などで扇ぐとよいでしょう。

熱中症の予防
熱中症は予防可能です。
起こしてしまった人へは、治療だけでなく正しい熱中症の知識、
そして周囲の方への啓発・指導を含め、ポイントを絞って熱中症を起こさないために必要なことを伝えましょう。

●環境省の熱中症予防情報を伝授

環境省熱中症予防情報サイトでは、WBGT(暑さ指数)を都道府県、地点別に確認できます。

3日間の予測も併せて確認できるため、熱中症を予防する立場にある学校の教師や職場の管理者は必ず確認しておく必要があります。

朝のニュースなどで危険性は日々報道されていますが、それでもなお発生しているのが熱中症です。

願わくは、自ら確認し意識しておくことが必要と考えます。「熱中症の危険がある」ということを事前に意識して対応すれば、体調の変化に対する対応も迅速に行えるでしょう。

●熱中症? と思った際の対応を伝授

こむら返りや頭痛、倦怠感などを自覚し、環境因子から熱中症? と判断した場合には、
速やかに環境を改善し(日陰や店舗内など涼しい場所へ移動)、水分だけでなく塩分を摂取するように勧めましょう。

症状が改善しない場合や、自身で水分・塩分の摂取が困難な場合には、時間経過で改善することも多いですが、症状の増悪、一人暮らしで経過を診ることができる家族がいない場合には、病院へ受診するように指示したほうがよいでしょう。

屋内外のリスクを見極め夏を過ごす
7月は熱中症予防強化月間の重点取組期間です(厚生労働省「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」)。

まだまだ暑い日が続きます。日頃の体調管理を行いつつ、屋外でのスポーツや作業をする場合には、リスクを評価し、予防に努め、屋内で過ごす場合には、温度・湿度を意識した環境の設定を行い、夏を乗り切りましょう!

参考文献

1)日本救急医学会熱中症に関する委員会. 熱中症の実態調査-日本救急医学会Heatstroke STUDY 2012最終報告-.日救急医会誌. 2014;25:846-862.

坂本 壮 ( さかもと そう ) 氏
順天堂大学医学部附属練馬病院 救急・集中治療科
西伊豆健育会病院 内科

2018年08月21日

「性行為中に死亡するリスクとは?」

「性行為中に死亡するリスクとは?」
呼吸器科医 倉原 優 氏が、ケアネット会員のために真面目なのに面白い、そんな医学論文を紹介します。

さて今回は、ちょっぴりオトナな感じの“おどろき”論文を紹介しましょう。

Lange L, et al.
Love Death-A Retrospective and Prospective Follow-Up Mortality Study Over 45 Years.
J Sex Med. 2017;14:1226-1231.

腹上死は男性の憧れ、なんて人もいるかもしれませんが、女性と愛し合っている最中に死ぬなんて残された人間からしてみれば、たまったもんじゃありません。

この論文は、膨大な剖検例のうち、性行為中に死亡した症例を抽出して解析した珍しい研究です。

――― 一体ベッドの上で何が起こったのか。

これはドイツのヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学の法医学教室で行われた研究です。

1972年からの45年間におよそ3万8,000例の剖検が行われました。

さて、そのうち性行為中に亡くなった人数はどのくらいだと思いますか?

答えは、99人(0.26%)です。

ちなみに、この中には自慰(マスターベーション)中に死亡した30人も含まれていますのでご注意を。
自慰を性行為と表記していいのか迷うところですが…。

まぁ、それでも残りの人は間違いなく性行為によって死亡しているので、参考にはできそうですね。

同時期に発表された別の研究1)では、心停止4,557人中34人という報告があります。これだと、頻度は0.75%ということになりますね。

全体の1%はいないけれど、思ったよりも結構いるもんだなというのが正直な感想です。

さて、上記99人のうち、8人が女性で91人が男性でした。

ほぼほぼ男性に起こる現象と考えてよさそうですね。

女性の平均年齢は45歳で、男性の平均年齢は57.2歳でした。

死因は、28人が冠動脈疾患、21人が心筋梗塞、17人が再梗塞、12人が脳出血、8人が動脈瘤破裂、8人が心筋症、2人が急性心不全、1人が突然死(原因不明)、1人が心筋炎、1人が心筋梗塞+コカイン中毒でした。

ほとんどの剖検例では、心重量が増加しており、BMIも標準より高かったそうです。

つまり、メタボリックシンドロームを背景にした心臓血管系による死亡が多い、ということです。

性行為中の死亡が多かったのは、主に春夏の暖かい季節で、場所は故人の家であることが多かったそうです。

性行為のパートナーが同定できたケースを見てみると、34人の男性が売春婦との性行為により死亡しており、9人が妻、7人が愛人、4人がライフパートナーという結果でした。

自慰例も含めたデータではありますが、性行為による死亡は、基礎疾患として心血管系に問題がある男性に多いと著者は結論づけています。

それがリスク因子なのかどうかは別の解析をしないと何とも言えないのですが、おそらくリスク因子になるのだろうと私は考えます。

先ほど紹介した同時期の別の研究1)では、性行為関連心停止は、心室細動や心室頻拍が有意に多くみられ、これが死につながった可能性があると考えられています。

参考文献
1)Aro AL, et al. J Am Coll Cardiol. 2017 Oct 30. [Epub ahead of print]

倉原 優 ( くらはら ゆう ) 氏
近畿中央胸部疾患センター

2018年08月19日

「放射線を浴びますけど大丈夫ですか?」 妊娠確認の素敵なフレーズ

「放射線を浴びますけど大丈夫ですか?」
妊娠確認の素敵なフレーズ
 「整形外科医のブログ」から

先日、外来看護師さんが、若年女性に素敵な声掛けしていたのでご紹介します。「女性をみたら妊娠していると思え!」は、医療従事者にとって常識です。

特に放射線被爆させてしまう単純X線像やCT撮影の際には、若年女性には必ず妊娠している可能性の有無を確認します。

しかし、妊娠確認を私のような男性医師が行うのは、お互い(医師・患者さんとも)嫌なものです。
このため、外来看護師さんに妊娠確認をお願いするケースが多いです。

しかし、同じ女性同士だからといって、開けっぴろげに「妊娠している可能性はありますか」と訊くのはデリカシーがありません。

このあたりの対応に関しては、以前から改善が必要だと感じていました。
ところが、今回の外来看護師さんは「放射線を浴びますけど大丈夫ですか?」と確認していました。

なるほど、この訊き方だと「妊娠」というキーワードを使用せずに済みます。
放射線を浴びる=妊娠しているとマズい という等式を思いつかないリスクは皆無ではありません。
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元消化器外科医で,頭からつま先まで診れる総合診療科医です. 医学博士 元日本外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器外科学会認定指導医・専門医, 元日本消化器内視鏡学会専門医, 日本医師会認定産業医, 日本病理学会認定剖検医,
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