特別支援教育とは、どんなものだろうか?
特別支援教育とは、今までの特殊教育対象の障害だけではなく、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症等を包括して特別支援を必要とする生徒を対象にした為、生徒1人1人と向き合って、適切な教育や指導を実践する事である。
それにより、生活や学習上の困難を改善させるのが目的である。
今までの盲、聾、養護学校は、「特別支援学校」に一本化され、特殊学級は、「特別支援学級」に改められたのだ。
以前は特殊学級の生徒に対して実行されていた支援が、通常の学級に在籍する生徒に対しても、個別に、1人1人に合った支援が実行される事になった。
通常学級の中には、学習障害や注意欠陥多動性障害、高機能自閉症と云うような、IQ等の数値に表れないけれども日常生活に於いて困難を結びついている生徒がみれる。
今までは、その生徒は「怠けている」とか「やる 気がない」等と言われ、親のしつけの問題等と云われたり、生徒に対して厳しい態度で叱ったりする事がよくみられたのだ。
しかしながら、これらが障害によるものであると云う事が分かり、それに対してようやく学校教育のほうが動き出した、と云う事である。
彼らの困難は多種多様に渡り、個人により全くちがう為、生徒全員ではなく個別に対応していく必要がある。
その生徒が何につまずいているのか、何を困難としているのかを調べ、それにかんして困難をなくしていく目的である。
この教育は、まだまだ開始したばっかりで在り、これからの進展が待望される。
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