学習障害の治療法の1つに、SSTと云うものがある。

SSTとは、「Social Skills Training(ソーシャルスキルトレーニング)」の略で、生活技能訓練、もしくは社会生活技能訓練と称される。

認知行動療法の1つである。


ソーシャルスキルトレーニングは、心理的な障害のある方等が、社会的任務を果たして生きていけるようにするリハビリテーションである。

対人関係を上手くこなしていけるようにするのが目的であるが、症状の自己管理や、薬を服用する事に対する自己管理等、生活習慣に対する技能を高めていく目的もある。


基本訓練は以下のように成る。

集団で構成された中での自主性を重んじる。

まず最初は、それぞれの練習課題を考慮する。

それに対して、ロールプレイで技能の練習を行いる。

フィードバックを行い、良かった点を話し合う。

他の人の助言があれば行いる。

他の人の実践を実践するケースの場合もある。

再び、本人が実践する。

次回までの宿題を考慮する。


ここで肝心なのは、お互いのデメリットを指摘しないと云う事である。

相手の意見を受け入れられるように成る事は社会生活に於いても途方もなく肝心な事である。


学習障害をもつ人は、それまでの自身と周りの反応から、自信をなくしてしまってるケースの場合がよくある。

こういった人達がSSTにより、人から認められ、自信を取りもどす事がある。


但しこれらは自発的でなければならない。

無理やりこの課題を押しつけるのでは意味がないのである。

本人がやれるとおもうタイミングを見つけなければならない。


生活技能訓練、もしくは社会生活技能訓練をする事で、生活技能、社会生活技能が飛躍的に向上し、自信をもって暮らせるように成るのであれば、たいへん適切な治療法で在り、学習障害そのものを治療する事はできなくとも、本人の心を軽くさせるような訓練なのじゃないか、とおもわれる。



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