あれもこれも興味ありますねん！

非常に残念な結果に終わりました。

もはや残念としか言いようが無い結果です。


しかし、やれる事をすべてやり切っての銀メダルなので、

観ていた私達もスッキリした気分だし、

きっと選手達も悔しいだろうけれども、

負けてしまった、この瞬間から次に向かって歩き出す事の出来る敗戦だと思います。

いよいよ決勝までやってきましたね。

あと数時間ほどで運命のキックオフとなる訳ですが、

アメリカさんをどうやって攻略すればいいんでしょうかね？


逆に、もし自分がアメリカ代表の監督だったら、、、

って考えると、思い当たるやり方がいくつかあります。


最終ラインはそれほど上げず、後ろは固めるやり方ですね。

最も残念だったのは、自分たちのコンディション不良を認識出来なかった事でしょうか？

今までの試合と比べ、明らかに選手たちの動きが重かったですね。


ただし、ここまで連戦が続けば、コンディションが低下してくるのは当然の事です。

ですから、コンデイションが良くない事をどうこう言うのではなく、

もっとそれなりの戦いをする必要があったと思うのです。


しかも幸運にも先制点と取れると言う嬉しい状態になった訳ですから、

スタート時点での考え方はともかくとして、

その時点で、もっと冷静にそれなりの戦いにチェンジする必要があったと言えるでしょう。

私の感覚ではフランスはキックオフ直後からガンガン来ると思っていました。

理由は明確で、全試合のブラジル戦ではどんどん攻めこまれて、

最後の最後までペースを握らせてもらえない姿を見られているからです。


また、大会前の親善試合でもスピード、パワー、フィジカルにやられて

結局は後味悪く破れてしまった事もあります。


両方を合わせて考えた場合、キックオフ後から１０分ぐらいまでは

ガンガン攻め込んで来ると思っていました。

もし主導権を握れないのなら攻めるのを止めれば良いって感じで。


しかしフランスの取った作戦は違っていました。


攻めるどころか、前線からプレスをかけまくる訳でもなく、

高い位置で日本の両サイドのゲームメーカー、もしくはＳＢにボールが入るところで

激しくプレスをかけ、ボールを奪ってから逆に同サイドでカウンターを狙うものでした。


つまり引いて来た訳です。


前の試合ブラジル戦では嫌なものを対戦相手に見られてしまったと思っていたのですが、

対戦相手のフランスにインパクトを与えたのは、

その押し込まれた時にバランスを欠いてしまう部分ではなく、

見事にカウンターで奪った得点シーンだったのかもしれません。

オリンピックの予選の試合を見ていて、

誰がここまで勝ち残れる事を予想出来たでしょうか？


負け惜しみを言う訳ではないのですが、

アジア予選のいずれの試合をみても、この躍進を予言出来たのは

余程の楽天家さんではないか？と思う訳です。


左サイドはやられ放題、押し込まれているだけあって

左から良いセンタリングを上げられている訳でなく、、、

最終ラインからのビルドアップに相当の難があり、

その上にFWは迫力不足。


時折光るのは清武の閃きとシュート、扇原の守備、永井のスピード。


僅かな武器で巨大な敵に立ち向かう事など、とても出来る事ではないと思うのは当然でした。

やっぱり女子とは言え、ブラジルは強いですね。
色んな部分で、それを感じました。

観て感じられる通り、ドリブルだってパスだって上手だし、
プレーの選択だって間違いが少ないですね。

またボールのない細かな部分でのズル賢いプレー、
いわゆるマリーシアってヤツだってアチラコチラで。


それにしても、ゲームの入り方はもの凄く興味深いものでした。
ブラジルは実に積極的に攻撃から入って来ました。

男子サッカーでのパワーバランスではあり得ないですね。
自分たちの形を捨ててまで攻撃に出るんですから。
普通なら不用意な失点を避け、
様子を見ながらチャンスを作り
一気にギアチェンジしてゴールに迫ってくる。
それが普通なんですが、ブラジルの方から、
しかもゲームスタート時から来るところを見ると
ブラジルにはチャレンジャーと言う意識があると言う事なんでしょう。

テレビ局は視聴率がすべてなのであって、

とにかく番組を盛り上げたいのは分かります。

でも今日のTBSの放送には無理があり過ぎですね。


東京のスタジオから始まって、現地の直前レポート、解説、

すべてが無理のある内容でした。

今日はニューカッスルのホームでの試合だった訳だが、
素晴らしいスタジアムでの試合に、
プレイする選手はもちろんの事、
遠く日本から駆けつけたサポーターも試合前から心躍る気分だった事だろう。

何故ならば、本日のニューカッスルスタジアムの様に
イングランドのスタジアムはピッチに非常に近いからだ。

基本的に日本のサッカーファンは不幸だ。

サッカーを長らく観ている人ならば、

この試合が、おそらくドローになると思っている人が多かったのではないでしょうか？


もちろん結果論のお話になるので、

この事をあまり議論しても意味はないのですが、

実際に確率としては、かなり高かったのではないでしょうか？

男子サッカーで、このオリンピックの場に立つ若者は、
みな大きなステップアップを目指している事は間違いない。
当然日本チームの若者達も同様であるだろうが、
今日一番スカウトの目を集めたのは、オーバーエイジで参加した吉田だろう。
他にも良い働きをした選手は居たが、
度重なる得点機の浪費にすべてをかき消されてしまった気がする。