2012年07月30日
男子サッカー 日本vsモロッコ
今日はニューカッスルのホームでの試合だった訳だが、
素晴らしいスタジアムでの試合に、
プレイする選手はもちろんの事、
遠く日本から駆けつけたサポーターも試合前から心躍る気分だった事だろう。
何故ならば、本日のニューカッスルスタジアムの様に
イングランドのスタジアムはピッチに非常に近いからだ。
基本的に日本のサッカーファンは不幸だ。
素晴らしいスタジアムでの試合に、
プレイする選手はもちろんの事、
遠く日本から駆けつけたサポーターも試合前から心躍る気分だった事だろう。
何故ならば、本日のニューカッスルスタジアムの様に
イングランドのスタジアムはピッチに非常に近いからだ。
基本的に日本のサッカーファンは不幸だ。
極論を言ってしまえば、本当のサッカーの凄みを感じられていないファンが多い事だろう。
一度でもイングランドに行き、サッカー観戦に行けば、
日本でのそれが、どれほど寂しいものに感じる事か。
私は大昔に観た、アンフィールドでのリバプールとマンUの試合を
今でも忘れられないでいる。
あのプレーの迫力、歓声、雰囲気。
いずれも日本で味わえるものではないと思う。
そのスタジアムのホームチーム、ニューカッスルも近年でこそ低迷はしているが、
一時期はシアラーやオーウェンを擁した名門チームである事は間違いなく、
そのスタジアムも素晴らしいものだろう。
#残念ながら私はこのスタジアムで観戦した事はないが、
#テレビで見る限り実にイングランドらしい、
#プレーが目の前で見られるスタジアムだと感じた。
そんな素晴らしい環境でのプレー&観戦に、
試合結果が素晴らしい花を添える結果になった事だろう。
チーム・スタッフには申し訳ないが、
私は予選2戦目にして決勝トーナメント進出を決めてしまう事を
全く信じていなかった。
多分だと思うが、本日の試合を現地で観戦した人も、
この第2戦目のチケットを入手するタイミングでその様な事を
イメージ出来ていた人は多くない事だろう。
多くのピンチ等もあったため、
観戦した人にとっては本当に記憶に残る試合となった事と思うが、
戦術的には多くの脆さを露呈した試合でもあったと思う。
立ち上がりは本当に多くの脅威を受ける事となった。
相手の戦略や、噛み合わないゲームなった場合、
また、完全に相手を格下に見た入り方をした場合など、
この様なスタートになる事が多いが、
本日の場合は、一つの要因にポジティブになりきれない日本の考え方があったと思う。
もちろん勝利を収め、決勝T進出を決めたいが、
負けたくはないと思う気持ちが強すぎた様に思われる。
更には相手は日本が苦手とする、身体能力で打開してくるタイプだった事も
日本の動きを重くした要因の一つだろう。
逆にモロッコは、初戦に引き分けており、
この試合に求められる事は勝利のみ。
FWのパワーとスピードと言った強みを活かしアーリーを中心に
シンプルにゴールに迫ってきた。
初戦同様、DFラインの踏ん張りで、辛くも守り切る事が出来た訳だが、
対応の仕方と、ボールの出処の抑えを確認する必要があるだろう。
もちろん、日本の中盤も指を加えて見ていた訳ではないが、
強力なフィジカル、スピードに加え、
大きな切り返しで何度もやられたので、
スペイン戦で見られた様な切れの良い寄せを出す事が出来なかった。
それでも日本が世界に通用するとするなら、
プレッシングがまず第一の武器になるはずなので、
もう一度心の整理が必要となる事だろう。
ズルズルと引きずる事無く、ゲーム中でも、何が自分たちの一番の武器なのかを思い出し、
悪い流れを断ち切る必要があったと思う。
コーナーからの得点機のアプローチも
ここでもう一度見なおした方が良いと思われる。
基本、吉田の強さを活かしたい訳だが、
吉田を使ってのもう一枚など、迫力を増す必要があるだろう。
日本の攻撃陣には期待しているが、
ここまで来て劇的な向上を祈って待つよりも、
セットプレーの整備をした方が、余程現実的と言える。
しかし良く分からない事は色々と多い。
なぜ大津の1トップにしたのか?
大津の1トップでは、ゴールには遠いと思うのだが、
監督の見方は違うと言う事なのだろうか?
中盤を支配出来ていて、効果的なクロスを上げられていた状況ならまだしも、
今日の様な状態では、本当にゴールが遠く感じるのだが、
監督の中では、どの様なイメージがされているのだろうか?
また、交代の見極めが遅く、後手に回りかね無い状況だった様にも思う。
コンサバ過ぎると言っても良いだろう。
確かにすでに1勝した後のゲームなのだから、
ある程度コンサバな動きになってしまう事は認めるが、
今日の状況を観ていればもっと動けたと思うのだ。
特に後半の15分過ぎには、すでにモロッコの足は止まっており、
完全に主導権を握りかけていたので、
日本らしさを出せるチャンスだったと思うのだが??
もっと言えば、リードを奪った後のカードの切り方が更に理解出来ない。
ポストが出来るFWの投入でどれほどポゼッションを奪えると判断したのだろうか?
FWの前のMFのところで閉塞感が出ていた状況だったのだから、
それならスペースにロングを放り込んで、永井を走らせた方が余程効果的に思える。
しかし、今日も永井は目立った。
決めた1点も難しいゴールだったが、
永井は何度もあの形からゴールを決めているだけに
実に冷静に決めてくれた。
スペイン戦はなかなかトドメの1発を決められなかった永井だが、
今日はそれ以上に価値のある1発を決めてくれた。
今シーズンのJリーグ終了後直ぐに海外移籍があるかもしれない。
と、ここまでスペインvsホンジュラスの試合を見ながら書いていたが、
何とスペインが1点ビハインドで、
しかも明らかに精神的にバランスを欠いている様に見える。
初戦を落としただけでここまでおかしくなってしまうのは
スペインと言えど彼らがまだ若い証拠なのだろう。
もちろん日本チームも同様に若い。
今日のゲームの様に、プレーの質的にも、また精神的にも
安定したゲーム運びを求めるのは難しいのかもしれない。
だからこそOAの選手はもちろんの事、ベンチ、スタッフ、
皆で良いアシストをして、1試合でも多く、悔いのない戦いが出来る事を祈るのだ。
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投稿者:くぼかず|04:42|ロンドンオリンピック
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